この一年間で最もアツい新人に贈る。キャリア等は問わず。
判断基準は筆者の知識次第。

優秀賞

カネコアヤノ

King Gnu

ZOMBIE CHANG

ニガミ17才

Bearwear

Mom

RIRI









大賞

羊文学

やっぱり今年一番の発見であり、今年一番のヘビロテは羊文学だ。「マフラー」を聴いた時から一発で持っていかれた。最近はこういった切なくて儚い声の女性ボーカルも食傷気味で避けていたんだけど、まさにこのバンドは程よい絶妙な空気感を持っている。アルバム「若者たちへ」も、頭から最後までじっくり腰を据えて聴きたくなる。そしてまだまだよくなれる。もっともっとグレードアップできる余地がある。その余地が感じられるのも素敵だ。ワクワクしかしない。他の優秀新人賞の人たちも甲乙つけがたいくらいに聴きまくっていたので、ぜひそちらもチェックしてほしい。
総評
ひろく一般層で考えてみると、目新しい新人はいなかったように思う。邦ロック界でも一般層にまで届いたバンドはいなかったし(sumikaやTHE ORAL CIGARETTESなどはいたが)、少し音楽としてのブームは下火だったかなと。ここ数年、君の名は。や恋ダンス、ピコ太郎などで盛り上がり続けていたし、DAPUMPのUSAくらいでも十分であることを麻痺して忘れていたのかもしれない。マニアックな目線に落としてみると、やはり小袋成彬のデビューは話題を呼んだ。意外とテレビ出演もしたりして、よくあんな曲(伝わりづらいという意味)でテレビ出るよなと心底感心もした。
惜しくもMomは最優秀賞を逃したが、確実に2019年話題の人候補だ。このままラジオでもプッシュされていけば結構いけると思う。

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