今年最も素晴らしいと感じた企画を表彰する。

 

 

優秀賞

きつね×EXIT


Niziプロジェクト


Twenty★Twenty


八代亜紀 – Bad Guy


ECHOLL(映画「サヨナラまでの30分」内のバンド)


大賞

 

星野源うちで踊ろう

コロナ禍で自粛を余儀なくされたとき、真っ先に動いたのは星野源だった。やはりと言うべきか、意外というべきか、どちらにせよ星野源のステイホームを促す「うちでおどろう」は完璧なプロジェクトだった。”家”ではなく”うち”と表すことで、その解釈を様々なものに充てる余地を生ませた。家に居られない人も、家に居なきゃらない人も、みんなで少しの時間、落ち着ける時間を確保してほしい。それは総理大臣であってもだ。私はこのプロジェクトを一生忘れることはないし(それはかつて震災で沈んでいた社会に一筋の癒しとして機能したマルモリダンスと同様に)、しかるべき場所できちんと称えられるべき企画だと思う。

総評

この賞は、映画やコマーシャル、イベントなど、期間限定である目的をもって組まれたプロジェクトや楽曲コラボなどを表彰する場所である。お笑い芸人のきつねとEXITが組んだきつね×EXITは楽曲「L.O.K.F」での二組の相性の良さを披露、Niziプロジェクトは日本に一大旋風を巻き起こした。Twenty★Twentyはジャニーズが勢ぞろいした事でも話題に。コロナ禍でチャリティを募り、その意義を果たした。今年は悪い意味で大きくエンタテイメントに影響を及ぼした年で、そのために奔走したアーティストや関係者が多かった。なんとかこの状況を打破しようと呼びかけ協力し合い、そこで生まれたスペシャルなユニットもあり、そこはとても良いものが生まれたと感じている。





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