ここでは2021年に最も活躍したラッパーに贈る。
優秀賞
4s4ki
あっこゴリラ
kamui
SPARTA
Daichi Yamamoto
lyrical school
LEX
大賞
KID FRESINO
ヒップホップのジャンルの中でもひときわ異彩を放つKID FRESINO。カネコアヤノや長谷川白紙といった幅広いジャンルと交流したアルバム「20, Stop it.」は大きな評価を伴った作品となった。自身のテレビパフォーマンスや、「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌である「Presence I feat. KID FRESINO 」など、度々クローズアップされた2021年となっただろう。彼の活躍を羨ましく思う者はいても疑う者はいないだろう。
総評
残念ながらポジティブな話題ばかりではなかったジャンルかもしれない。波物語での残念かつ遺憾極まりない行動や言葉に詰まるような犯罪行為など、社会問題と最も近しいジャンルのイメージからは中々脱却できずにいる。その中でも、ラップという歌唱法は広く市民権を得られ、BTSやBLACKPINK、NiziUにも必ずラップパートが盛り込まれるくらいにまで音楽の一つのアクセントとして機能している。その中で4s4kiのようなラッパーも、あっこゴリラのようなバチバチなラッパーも、ひときわ輝いたように見えた一年だった。来年はもっと面白くて、もっとポジティブなニュースが見たい。大好きなジャンルだからこそ、もっとしかりこのシーンを盛り上げたい。
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