自分が大学生くらいだったと思う、阿部真央が登場し、一気に頭角を現したのは。 女の子の気持ちを切実に歌った「貴方の恋人になりたいのです」は多くのファンを獲得し、いまなお人気の曲になっている。わたしも「ふりぃ」は好んで聴いて・・・
「アーティスト論」の記事一覧(3 / 11ページ目)
あえて”選ぶ”を選ぶYOASOBI論
2020年の顔、YOASOBI 去年の今頃、YOASOBIと言って誰が分かってくれただろうか。ボカロ界隈、と括られていたこのジャンルのアーティストは、もれなく私も軽視していた人間の一人だった。むしろなんだったらずっと真夜・・・
oasisの曲で打順組んでみた
○○で打線を組んでみた ○○で打線を組んでみた、という企画はネットでは昔からよくあって、わかる人はわかるであろう、なんjという2ちゃんねるの板の一つで盛り上がったネタです。元々はテレビの中居正広のブラックバラエティでやっ・・・
渋谷すばるを恐れるな
渋谷すばるは畏れ多い 私にとって関ジャニ∞はジャニーズの中でもトップクラスで再生回数の多いジャニーズグループだ。SMAPにこそ及ばないし、Sexy Zoneに猛追されているが、それでもこの15年ほどの功績は・・・
赤い公園というバンド、津野米咲という音楽家
「透明なのか黒なのか」を聴いて、脳が炸裂する音を確かに聴いた。スパーンと弾け飛ぶような力強さとサイケデリックさ、そしてコメディさ。大真面目なのかおふざけなのか、それらが入り混じり判断がつかない。同時に視聴した「ランドリー・・・
ハンブレッダーズが最底辺と名乗る必要性を考え直す
ちゃんとした恋愛とは あるツイートが目に留まった。それは以下の内容だった。 イオンで制服デートとか、付き合って1年でやっとセックスをするとか、そういうちゃんとした恋愛経験を学生時代に積んでいかないと、大人になって確実に恋・・・
フェス文化の恩恵を受けてるのは実はベテラン勢かも
突然ですが、2010年代のフェス文化の隆盛について語ってください。 みなさんはどの切り口で語りますか。 おそらく、4つ打ち文化、なんてワードは必須になってくるかもしれません。定型文と化した「フェスで勝ち残るためにどんどん・・・
「悪意がない」恐ろしさ、野田洋次郎と明石家さんまと宮迫博之
洋次郎の無邪気さ 野田洋次郎があるツイートをして炎上した。 まず見てもらえれば早い。 前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専・・・
コロナによって塗り替えられた’20sと新たなアーティストの取り組みについて
様変わりした現状 2020年の音楽を予想した記事を書いたのが3月。あの時すでに海外ミュージシャンの来日公演が次々とキャンセルになり、暗澹たる気持ちで日々を過ごし、迫りくる絶望の未来に目をそらしていた。 現実は残酷で、起死・・・
緑黄色社会はクセになるバンドではない
彼らを「一度聴いたらクセになる!」と興奮気味に紹介したTBSのアナウンサー。それをテレビ越しに聞いた私は首をかしげる。 緑黄色社会を評するときに「クセになる」は適切なんだろうか。 「クセになる」とは一般的に、特徴的な歌声・・・