シネフィル大歓喜の大作。

シャロンテート殺人事件を題材にした1960年代のハリウッドの光と闇を、というかどちらかというと闇を描いた作品。タランティーノが監督を務め、ありとあらゆるオマージュや作品の言及を散りばめ、この時代の映画をよく知る人間ならだれだって喚起せざるを得ないはずだ。

クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。第92回アカデミー賞では作品賞や監督賞、脚本賞、ディカプリオの主演男優賞、ピットの助演男優賞など計10部門でノミネートされ、助演男優賞と美術賞を受賞した。テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。

映画.comより

残念ながら自分にはその素養がなく、流れている音楽も登場人物も言及される地名や作品も全く理解ができず、この映画の魅力の10分の1も受け止めることができなかった。

今の時代PC的観点が厳しい中、この時代を描くからこそそれを無視して自由に描ける。それはフォードvsフェラーリでも同様の事を感じた。

 

音楽も初めましてのものばかりで新鮮だった。映画自体は無知なせいもあって非常に長い映画に感じられた。

ROY Head – Treat Her Right
Billy Stewart – Summertime
Deep Purple – Hush
Buchanan Brothers – Son Of A Lovin’ Man
Bristol-Myers -Tanya Tanning Butter Advertisement
Harold E. Weed & Dana Classic Fragrances – Suddenly/Heaven Sent Advertisement
Paul Revere & The Raiders – Good Thing
Buffy Sainte-Marie – The Circle Game

 


The C.C. Riders – I Can’t Turn You Loose
Los Bravos – Bring A Little Lovin’
Neil Diamond – Traveling salvation show


ディークラーク – Hey Little Girl


ママス&パパス – 朝日をもとめて
The Royal Guardsmen – Snoopy Vs. The Red Baron
Vanilla Fudge – You Keep Me Hangin’ On