海外のアニメーション映画はたまに見るが、いずれもそのおもしろさに引き込まれてしまう。

「スパイダーマン スパイダーバース」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーがプロデュースを手がけ、人類に反乱を起こしたロボット軍団から世界を救うべく奔走する一家の戦いを描いた長編アニメーション。幼い頃から映画作りが好きな変わり者の女の子ケイティ・ミッチェルは、念願の映画学校への進学が決まり実家を出ることに。一刻も早く新たな環境へ飛び込みたいケイティだったが、自然を愛する父リックの提案で、家族揃ってケイティを学校まで送り届けるドライブ旅行へ出発する。そんな矢先、巨大IT企業・PAL社のロボットが人類に反旗を翻し、世界中が大パニックに陥ってしまう。周囲の人々がロボット軍団に捕らえられていく中、運良く逃げ延びたケイティたちは、世界を救うべく立ち上がる。2022年・第94回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。Netflixで2021年4月30日から配信。

映画.comより

色々な要素をつめこんで、それでいてしっかりまとまっている。父と娘の確執というか、問題を描きつつ、ナードな家族の自己肯定感高めあって支えあうエンパワーメントな一面が楽しい。

映画オタクな主人公ということもあり、映画パロディやリスペクトもあり、それを楽しみに見るのもよし、恋のマイアヒやファービーといった懐かしのコンテンツも随所にあるのでそれを楽しんでもよい。

すごく今っぽい、価値観もアティチュードもしっかり明示されている素晴らしい作品だった。

ちなみにアニメーション映画は海外のものは少し見ているのだけれど、「ズートピア」を見て以来すっかりそれらにたいする考え方を改めて、すごく真面目にいまの価値観やトレンド、これからあるべき姿を考えてくれている作品が多く、かつ秘めたメッセージ性も強いと認識するようになった。この映画もしかりだった。

たくさん音楽が流れるが、それらを詰め込んだプレイリストが存在するので、みなさんにもお勧めしておきます。

https://music.apple.com/jp/playlist/the-mitchells-vs-the-machines/pl.u-AkAmmGyF21DRLM