ここでは最も素晴らしいMV(ミュージックビデオ)に贈られる。作品発表の年月は関係なく、あくまでMVがアップされた時を基準とする。
優秀賞
宇多田ヒカル – 真夏の通り雨
KEYTALK – Summer Venus
OKAMOTO’S -90’S TOKYO BOYS
乃木坂46 橋本奈々未 – ないものねだり
Cornelius – いつか / どこか
江本祐介 – ライトブルー
NakamuraEmi – 大人の言うことを聞け
三浦大知 – Darkest Before Dawn
D.A.N. – SSWB
大賞
女王蜂 – 失楽園
ここ数年の女王蜂の妖艶化が止まらない。ただのイロモノとしてかみていなかったバンドだったがボーカルのアヴちゃんの確変モードはずっと続いている。まさしくボーダーレスでどこまでも自由にとびこえていく新しい表現者になっていると思う。このMVもまさに世界観を見事に表し、美しさにうっとりとするばかりだ。
総評
世の中、MVが当たり前のようにタダで観ることができる。しかしどの作品も工夫が施されていて、観ていて飽きない。タダなのが少し申し訳なくなるほどだ。しかし今の時代MVをケチったり少ししか見せないなんて行為はブランドが確立されているアーティストでもないかぎり賢い選択とは言えないだろう。まずはただから。マネタイズを後ろにずらして入り口をタダにする。当たり前のことだがこれからも当然そんな時代は続くだろう。だけれどMVが軽んじられてはいけない。タダだからといって適当に作ってはいけない。プロアマチュア関係なく、いいものなら何でも売れる時代ということは、わるい物はすぐに見破られてしまう時代でもあるということ。来年もいいMV期待してます。
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