5月もおすすめアルバム纏めました。曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好きの8項目各10点の80点満点で評価しています。

じゃあいつものように邦楽から


邦楽

K E I_H A Y A S H I – KEI_HAYASHI – EP (5 5 6 4 4 5 5 5=39)
緑黄色社会 – SINGALONG (5 6 6 6 4 6 3 4=40)
宮本浩次 – 宮本、独歩。 (6 6 5 4 4 5 7 5=42)
mei ehara – Ampersands (6 6 4 5 5 6 5 5=42)
LIGHTERS – Everything – EP (6 3 6 7 5 6 6 5=44)
DEPAPEPE – Seek (6 6 5 7 5 7 5 5=46)
変態紳士クラブ – HERO – EP (6 3 6 6 7 6 6 6=46)
Hours – Home (6 5 6 5 5 6 6 6=46)
SPECIAL OTHERS - WAVE (6 6 6 8 5 7 5 6=49)
lyrical school – OK!!!!! – EP (7 4 7 7 6 6 6 7=50)
ライジュウ – Delta hood (6 5 8 7 5 6 6 6=50)
エドガー・サリヴァン – CHAP (7 6 7 7 6 6 6 6=51)
haruru犬love dog天使 – Lonely EP (7 4 7 6 8 6 7 6=51)
Da-iCE – FACE (7 6 7 7 6 6 6 6=51)
FNCY – TOKYO LUV EP (7 3 7 7 8 7 7 7=53)
THE ORAL CIGARETTES – SUCK MY WORLD (7 8 7 6 7 6 6 7=54)
RAY – Pink (8 6 8 8 6 6 6 7=55)
SIRUP – CIY (7 6 7 7 7 7 7 7=55)
Paris death Hilton – Age of Death (8 6 9 6 8 6 6 6=55)
広瀬大地 – One and Only (7 6 7 7 7 7 7 8=56)



赤い公園 – THE PARK (8 6 8 8 7 6 6 7=56)

待望の新体制になってのファーストアルバム。新ボーカル石野は大抜擢だし、もともと異質でアイドル界(あるいはグループのファンの中)でも話題になりがちだった彼女だが、その才能とカリスマ性はこのバンドをパワーアップさせるに十分すぎた。
とはいえ、このアルバムを大絶賛するかと言えばそうでもなくて、なんとなく彼女のカリスマ性やそつなくこなせるポップさに過剰に曲が乗っかり過ぎている気もした。要するに楽曲がオールジャンル過ぎる。まだそこまで聴き込めていないので余計なことは言えないが、そんな印象を受けたアルバムだ。


MIYAVI – Holy Nights (7 7 7 7 6 6 8 7=57)
MASAYOSHI IIMORI – DECADE4ALL (8 8 8 7 7 6 7 7=58)
吉田一郎不可触世界 – えぴせし (8 8 7 6 9 7 7 7=59)



Awesome City Club – Grow apart (8 7 7 7 7 8 8 8=60)

ここ1年ほどの活動を見てわかるように、彼らは自由だ。一つのジャンルに縛られず、あるいは「ポップでいよう」という激しい使命感もなく、男女の混声コーラスのバランスがとてもよい。ポップで踊れることは間違いないけど、それに食傷されない柔軟さと多面性、ブレイクの仕方がある。やっぱりファーストアルバムが大好きな自分だけど、このアルバムはそれに並ぶくらいのお気に入りアルバムになるかもと期待している。まだ2周しかしていないが、年間ベストにも入りそうなので愛聴していきたい。




Age Factory – EVERYNIGHT (8 8 8 7 8 8 9 8=64)

静かに燃えたぎる情熱。楽曲は淡々としているのに、なぜか圧倒されていく。どんどん聴き進めていき、実時間より体感時間が短いのがこのアルバムの特徴。珍しくグッと言葉に注目して聴いたアルバムだった。




ゲスの極み乙女。 – ストリーミング、CD、レコード (8 8 8 9 9 7 8 8=65)

川谷節こそが命のバンドだから、ちょっと飽きやすいというか、味が濃いのが個人的にリピートしづらい原因にもなったりするんだけど、このアルバムは聴けるなあという印象。相変わらずメッセージ性はストレートなんだけど、前作より怒りが抑えられていて、よりフレキシブルな制作だったのが伺えるし、ちょっとじっくり聴いてみたいと思えた。



続いて洋楽


洋楽

Nils Frahm – Empty (5 5 4 3 4 6 6 5=38)
SwaVay – B4dalbum (6 4 6 4 4 5 5 5=39)
Altopalo – Farawayfromeveryone (5 5 6 5 4 5 5 4=39)
Quelle Chris & Chris Keys – Innocent Country 2 (5 5 6 5 5 4 5 5=40)
P.E. – Person (5 5 5 6 5 4 5 5=40)
Jerry Paper – Abracadabra (6 5 5 4 4 5 6 5=40)
Hazel English – Wake UP! (5 5 5 6 5 5 6 5=42)
Bullion – We Had a Good Time – EP (5 5 5 6 6 4 5 6=42)
NAV – Good Intentions (5 5 5 6 5 7 5 5=43)
Lil Wayne – Funeral (6 5 6 5 6 6 6 5=45)
Crystal Murray – I Was Wrong – EP (6 4 6 7 6 6 6 5=46)
Jeremy Zucker – love is not dying (6 6 6 6 4 6 6 6=46)
John Carroll Kirby – My Garden (6 7 5 7 5 7 7 5=49)
Laura Marling – Song For Our Daughter (5 6 6 6 6 6 7 7=49)
Wiz Khalifa – The Saga of Wiz Khalifa (7 7 6 6 7 6 6 6=51)
Caroline Rose – Superstar (6 7 7 7 6 7 6 6=52)
Drake – Dark Lane Demo Tapes (7 5 7 7 7 7 6 6=52)
Peter CottonTale – CATCH (7 6 7 6 6 7 7 7=53)
Kehlani – It Was Good Until It Wasn’t (6 7 6 7 7 7 7 6=53)
Love Regenerator, Eli Brown, Calvin Harris – Moving – EP (8 0 8 7 7 8 7 8=53)
Moonchild – Secrets (7 6 7 5 8 6 8 7=54)
Young Buck – Outbreak (7 7 7 7 8 6 6 7=55)
Ivan Ave – Double Goodbyes (8 7 7 6 7 7 6 7=55)
Hayley Williams – Petals For Armor (7 7 6 6 7 7 8 7=55)
Tom Misch & Yussef Dayes – What Kinda Music (8 6 6 7 7 8 7 7=56)
Låpsley – Through Water (7 8 6 6 6 7 8 8=56)
BLACKSTARKIDS – Surf (7 8 6 7 7 8 7 7=57)
Grimes – Miss Anthropocene (7 8 7 7 7 7 7 7=57)




EOB – Earth (8 7 7 7 8 8 7 7=59)

レディオヘッドのギタリスト、エド・オブライエンのソロ作品。ファンでない人からするとレディオヘッドのギタリストといえばジョニーという認識が強いし、事実レディオヘッドの中核を担う一人でもある。ベースのコリンはファンからするともっと評価の高いプレイヤーのひとりでもあるし、彼がいないとバンドは始まらないなんて記事も読んだことがある。そしてメンバーでもないプロデューサーのナイジェルゴドリッチでさえ重要人物として語られているのに、エドの話はあまり聞かない。必要ないとはもちろん思ってないし、評価されていないとも思ってないが、まあカリスマ性で抜きんでてるジョニーがいると霞むのは仕方がないのだが。
そんな彼のソロデビュー作。よくわからないし、彼についてもよくしらなかった(もちろん一レディへファンとして楽曲はよく聞いていた)けど、どうせ素晴らしいアルバムなんだろって勝手に決めつけていた。で、よかったって話。
制作陣をみても正直何が凄いのか無知な自分にはわからないけど、豪華なメンツをそろえて7年かけて制作したアルバムはさすがというか。50分弱と聴きやすいのもいい。ちょっとでもレディへが好きな人は一聴してみてほしい。




Allie X – Cape God (8 7 8 8 7 7 7 7=59)

カナダ出身のシンガーソングライター。調べたらトロイ・シヴァンの「Blue Neighbourhood」で楽曲制作に携わっているとのこと。事実このアルバムの収録曲「Love Me Wrong」では彼とコラボしている。
軽快でカラフルな楽曲で、メロ信仰の強い私にはうってつけのアルバム。トロイ・シヴァンのような艶っぽいボーカルとも、あるいはMitskiのようなクールで寒色系のボーカルともマッチするのが凄く素敵。



Rina Sawayama – SAWAYAMA (8 8 8 8 8 8 8 8=64)

どのジャンルであれ、その屈強な楽興にひれ伏すしかないというか。。でもめちゃめちゃ聴きやすい。誰かを外へ弾くような強さではなく、受け入れてくれる強さ。逞しさ。私が好んで聴いてたような懐かしい00年代感のある楽曲とか、それを踏まえたうえでアップグレードした彼女なりのアンセムとか、どこから聴いても楽しめるのがいい。「STFU!」のハードックかつダサくならないツボみたいなものがきちんと抑えられていてかっこいい。個人的にはthe 1975の「people」を思い出させた。実際彼女も同じDirty Hit所属だし、彼らの「Love it If we made it」のカバーもしてたし(かっこよかった…)。