音楽をディグる

音楽が好きで好きで仕方がない人間にとって、新しい音楽を探す行為は快楽でしかないが、多くの人にとっては煩わしい作業である。探さなくたって、AIが勝手に気分と好みに合わせていい感じの曲を流してくれれば、なんて思う人もいると思う。

特に、普段音楽は聴かないけど、ここぞというときに自分のステータスに利用する人もいるだろう。そういう人は大概音楽オタクたちに嫌われるのだが、まあその本音は理解できる。好きな女性の前ではオシャレな音楽をかけたいと思うのはなにも恥ずかしいことではない。合コンでであった女性との3回目のドライブデートで○RANGE ○ANGEとか流してちゃ年齢がもろバレしちゃうし、好きならともかくそうでもないのに2020年でそういった音楽をかけるのはオシャレとはかけ離れている。服装に金かねかけてもセンスが腐ってちゃ意味がない。

ということで音楽のディグり方をいくつか紹介しようと思う。

1.YOUTUBEアカウントをフォローする

アーティストのアカウントではなく、レーベルのアカウントや、キュレーションのような役割を果たしているアカウントをフォローするとどんどん新しい投稿が流れてきて新しいアーティストを知ることができる。ジャンル特化型、ボーカル特化型など色々特徴があるので好みに応じてフォローしてみると良い。



①THE FIRST TAKE

白いスタジオに置かれた、一本のマイク。
ここでのルールは、ただ一つ。
一発撮りのパフォーマンスをすること。
それ以外は、何をしてもいい。
一度きりのテイクで、何をみせてくれるだろうか。
一瞬に込められた想いを見逃すな。

様々なボーカリストが一発撮りで披露する。miwaのようなメジャーアーティストからmilet、長屋晴子(緑黄色社会)、YOASOBIといった新人アーティストもいくつもバズっている今話題のチャンネルだ。一発撮りならではの緊張感。そしてミュージシャン自身も緊張しているのがわかるし、一気にプロのモードに入る一連の流れが見られるのは貴重だし、ゾッとするくらいに鬼気迫るものがある。みなさん本当にすごい。



②ニートtokyo

ヒップホップコミュニティは必見!
ノーカットのショートインタビュー番組「ニートtokyo」
毎晩9時ぐらいにyoutubeで配信中!

ヒップホップ好きなら必見のチャンネル。また、「テレビとかで流れるくっだらねえ音楽なんかいらねえんだよ、もっと悪い音楽くれよ」っていう薄っぺらい人はとりあえずここさえ見ておけば満たされるであろう。
というのは冗談として、音楽はないが、一人カメラに向かって様々なことについて語るというチャンネル。ラッパーだけでなく、海外のアーティストや芸人なども出演し、新たな発見が数多く見つかる。ここでまず名前を知って、あとで音楽を聴いてみる、とんて形もありなのでは。音楽ファーストではなくバイブスファーストで。



③Majestic Casual

Majestic Casual was born out of pure appreciation for the things we love.
We don’t care about trends, genres, stats or names. We value authenticity and diversity, things that spark our memories and emotions. To find these rare experiences we stay curious and always with open ears and eyes for the undiscovered.
Majestic Casual is a carefully selected collection of things we admire. Our very favorite discoveries shared with curious minds from around the world – the list of recommendations we’d give to our friends who seek for some good advice beside the commercial and algorithm driven mainstream.

マジェスティックは落ち着いたエレクトロな音楽が多いキュレーション。海外のいい雰囲気の音楽が知りたい、落ち着いた音楽が聴きたい人におすすめ。
「ごちゃごちゃうっせえよ、さっさとオシャレな音楽教えろ」って人はここを適当に部屋で流しといてください。そしたら百発百中でセンスいいって褒められます。何がいいのかわからなくてもいいです、どうせそういう人は聴いてないんだし。「チルいね」とか言っといて下さい。後の時間はまあマッチングアプリのプロフィール作成の時間に充ててください。



④ McGuffin

Culture Video Magazine for Youth .
マクガフィンは音楽・ファッション・スポーツなどのユースカルチャーを通してミレニアル世代の心を動かす動画メディア🎞

マクガフィンは、音楽だけでなく、ミュージシャン同士の対談などがメインのキュレーションだ。音楽を愛してやまないミュージシャンやその界隈の人たちの深いカルチャー談義はためになるし、日本の最先端のカルチャーを学べる優良チャンネル。



Spotify

Spotifyにはプレイリスト機能がある。もちろん他のストリーミングサービスにも同様の機能はついているのだが、spotifyはなにより無料で聞ける(制限あり)。それがいい。同じ無料で(しかも違法の)ダウンロードし邦題のアプリを使う人にとってはどちらも無料である事には変わりないだろうけど、そのアプリは自分で曲を検索しなければならないが、spotifyは色々な角度から楽曲をお勧めしてくれる。

例えばアーティストごとのプレイリスト、年代ごとのプレイリスト、気分に合わせたプレイリストなどがある。他にも、国別チャート、テーマ別(映画BGM、音楽ジャンル、視聴環境)、そして再生履歴に応じたAIによる一人一人に合わせたプレイリストを勝手に作ってくれる。これが気持ちの悪いくらいに好みにドンズバなのだ。つまりspotifyで聞けば聴くほど学習し、好みにマッチした新しい音楽を新旧問わず教えてくれる。まさにパーフェクト。この記事はこれで終わりでもよいくらいだ。これさえあれば大抵の人は満足できるはず。



ブロガー

ここからはステマだ。私のような音楽の発信をしている素人ブロガーを見つけてくるのも一つだ。金銭が発生しているプロはケースバイケースだが、素人の場合は事務所やレーベル、メディア、あるいはアーティスト自身からギャラが発生しておらず忖度が一切ないので、とても素直で率直なコメントが載っている。
自分好みのブロガーをみつけるだけで、世界の広がり方は無限だ。深い知識と愛で語ってくれるブロガーたちは、貴重なネットの財産である。そう私も。

私も学生時代は多くのブログやサイトを見て回り、時には2ちゃんねるのまとめサイトから音楽の勉強もした。少し能動的で面倒な部分ではあるが、音楽が好きでもっと知りたいという欲求の高い人にはうってつけの方法である。そしてよければそれが私のサイトだったら嬉しい。

このサイトは毎月アルバムと楽曲をひたすら紹介しながら、年末にまとめてその年の音楽を振り返っているのでそちらも参考にしてもらえると幸いです。

月間アルバムランキング
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2019年間音楽ランキング

いかがでしたか

結論、私のブログを読んでくれればすべてが解決するので、そうしてください。