観る前からあまりにミーム化しすぎてホラーとして見られるか不安だったものの、でもようやくNetflixで配信されたのでこれは見ずにはいられないと思い、鑑賞してみた。

スティーブン・キングの代表作の1つで、1990年にはテレビドラマ化された「IT」を、「MAMA」で注目を集めた新鋭アンディ・ムスキエティのメガホンにより映画化。静かな田舎町で児童失踪事件が相次いで起きていた。内気な少年ビルの弟が、ある大雨の日に外出し、おびただしい血痕を残して姿を消した。自分を責め、悲しみにくれるビルの前に現れた「それ」を目撃して以来、ビルは「それ」の恐怖にとり憑かれてしまう。不良少年たちからイジメの標的にされている子どもたちも、自分の部屋、学校、町の中など何かに恐怖を感じるたびに「それ」に遭遇していた。「それ」の秘密を共有することとなったビルと仲間たちは、勇気を振り絞り、「それ」と立ち向かうことを決意するが……。

映画.comより

通して鑑賞して思うのはやはり「これ笑わせに来てるのかな」と思うシーンの連発だった。日本人とアメリカ人の感覚はまた違うらしく、そもそもピエロにたいしてあまり恐怖の対象として考えていないので、その時点でズレはある。

ただ、一つの作品であらゆる恐怖の演出がちりばめられているので、飽きずにみられるのがよかった。特にプロジェクターでペニーワイズが登場するシーンは怖かったし、唯一あの時点でペニーワイズと遭遇してなかったリッチーの狼狽ぶりはおもしろかった。

ストレンジャーシングスのマイク役でもおなじみのフィン・ヴォルフハルトやノットオーケーの主人公シドニー役のソフィアリリスがいたりとNetflixユーザーとしてはわくわくするキャスティング。(ノットオーケーが打ち切りになったのは残念極まりない…)

後編となる次回作も早いうちに見ておきたい。

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