今月もアルバムをまとめました。アーティスト名 – アルバム名 の表記で左から 曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 の各10点、計80点満点で暫定的に採点しています。あくまで一聴した時の自分の好みを分かりやすくしたものであって、客観的な評価の点数ではありません。

ではどうぞ

変態紳士クラブ – ZURUMUKE (3 5 6 4 3 5 3 3=32)

自動式 – MALUS (4 5 6 4 6 5 5 3=38)

有華 – Cherish it (5 4 6 6 5 6 5 4=41)

Nulbarich – NEW GRAVITY (5 6 7 5 7 7 7 4=48)

Aimer – Walpurgis (7 6 6 6 8 8 8 5=54)

諭吉佳作/men – からだポータブル (6 6 6 7 8 8 7 6=54)

向井太一 – COLORLESS (8 6 8 7 6 6 7 6=54)

ネクライトーキー – FREAK (7 7 7 8 6 7 6 7=55)

PICNIC YOU – HYPERNOUGHIMPOTENTZ (7 7 7 6 7 7 7 7=55)

TENDOUJI – MONSTER (8 6 8 6 7 6 7 7=55)

BREIMEN – Play time isn’t over (7 8 7 6 6 8 7 7=56)

YUKI – Terminal (7 6 8 8 6 7 7 7=56)

さかいゆう – 愛の出番 (7 8 6 8 7 7 9 7=59)

松島諒 – おっさん恐怖症 (8 8 7 7 8 7 8 7=60)

コンパクトなサイズではあるが、カチッときめられたリズミカルなラップに言葉がきちんと入ってくるワードセンス。アイロニカルな部分もおもしろい。

くるり – 天才の愛 (8 8 7 7 7 8 7 8=60)

収録曲「野球」が大きな反響を呼んだ今作。実にくるりらしい丁寧な作り込みで、こんなに心穏やかに聴けるアーティストってそんなに多くないよなと感じる。ただもう少し聞き込みが必要かなとも。現時点ではこれくらいの評価しかできないが、年間ベストには確実に食い込んでくる良作。

オカモトショウ – CULTICA (8 8 9 7 7 7 7 8=61)

カオティックな世界観と彼らしいロックへのアプローチなどユニークで彼のやりたいことが詰まったソロ作品。こういった方向へも意欲的なのは本当に日本の音楽シーンにおいて貴重な存在だし、OKAMOTO’Sは特殊なバンドだなとつくづく思う。

CHAI – WINK (9 8 8 9 9 9 9 9=70)

圧倒的クオリティ。ロックやエレクトロニカを柔軟に吸収し、極上の音楽に仕上がっている。前作よりさらに音の機微が素晴らしく、より洗練された複合的なアルバムだ。いやあ期待以上だった。先行配信曲から期待はしていたが、それを上回る捨て曲のなさ。ヘビロテです。


続いて海外作品です。同じように 曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き で点数つけています。

Dinosaur Jr. – Sweep It Into Space (3 5 6 4 4 4 4 4=34)

The Black Keys – Delta Kream (3 5 6 4 5 5 5 4=37)

DJ Khaled – KHALED KHALED (6 3 7 6 7 5 5 4=43)

Gary Numan – Intruder (6 4 4 5 6 6 7 5=43)

Real Estate – Half a Human (5 5 5 6 5 5 7 6=44)

doodie – Build A Problem (5 7 5 4 6 7 7 5=45)

Lunation Fall – near (6 5 5 7 7 7 6 6=49)

Crumb – Ice Melt (6 7 7 6 7 6 6 6=51)

Erika de Casier – Sensational (6 6 6 7 7 7 7 6=52)

St. Vincent – Daddy’s Home (6 7 6 7 7 7 7 5=52)

ITZY – GUESS WHO -EP (6 5 7 8 6 6 7 7=52)

MONSTA X – Flavors of love (7 6 8 7 5 6 6 6=52)

GOGO PENGUIN –  GGP/RMX (7 6 7 6 6 6 8 7=53)

twenty one pilots – Scaled And Icy (7 6 7 8 6 6 7 6=53)

J.Cole – The Off-Season (6 6 7 6 7 8 7 7=54)

Bernice – Eau De Bonjourno (7 7 6 6 8 6 7 7=54)

Flying Lotus – Yasuke (7 8 6 5 8 8 7 5=54)

Hospital Bracelet – South Loop Summer (7 6 8 7 7 6 7 7=55)

Weezer – Van Weezer (7 7 9 7 7 6 6 7=56)

girl in red – if i could make it go quiet (8 7 7 8 7 6 6 7=56)

Royal Blood – Typhoons (7 8 8 7 6 6 8 8=58)

Genesis Owusu – Smiling With No Teeth (8 7 7 7 8 6 7 8=58)

Chicane – Everything We Had to Leave Behind (7 7 8 8 7 7 7 7=58)

BROCKHAMPTON – ROADRUNNER: NEW LIGHT, NEW MACHINE (8 7 7 8 9 7 7 7=60)


名盤だった前作を超えられるかが肝だった今作。現時点では素晴らしいとは思いつつも前作を上回っている印象はなく。前作でいう「SUGAR」のようなキラーチューンがこのアルバムで見つけられるとまた違うんだろうなあと思いつつ繰り返し聴いている。

Andy Stott – Never the Right Time (8 7 7 7 9 8 8 8=62)

久々にピタッときたなと感じるANDY STOTT。「FAITH IN STRANGERS」を度々マイベストアルバムの一つとして挙げているくらいだが、それ以来のツボ。何度も聴けるエレクトロニカの至高。

 

Olivia Rodrigo – SOUR (9 8 8 8 8 9 9 9=68)

言わずもがな、2021年の目玉オリヴィアロドリゴのデビューアルバム。driver’s licenseはもちろんのこと、good 4 youのような我々世代をくすぐるparamore的ロックを鳴らしてくれているのもうれしい。歌詞は基本的に失恋が多いのか、皮肉たっぷりで今どきのティーンの感性がよくわかる。これは確実に2021年のマスターピースになるはずだが、評論家筋の評価も気になるところ。