水川あさみがひたすら濱田岳に罵声を浴びせる映画。それが「喜劇 愛妻物語」だ。 この映画、愛妻物語と銘打っているのにもはや妻を愛しているとは形容できない下劣で見え透いた下心のみで関係性は崩壊していると言っても過言ではない。・・・
「映画レビュー」の記事一覧
第二百九十四回映画と音楽のレビュー〜リコリス・ピザ〜
はっきり言うと、こういう映画のよさがいまいちわからない。 「マグノリア」でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したほか、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭の全てで監督賞を受賞しているポール・トーマス・アンダーソン監督・・・
第二百九十三回映画と音楽のレビュー〜アキラとあきら〜
「半沢直樹」シリーズなどで知られる人気作家・池井戸潤の同名小説を、竹内涼真と横浜流星の主演で映画化。父親の経営する町工場が倒産し過酷な幼少時代を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司だが次期社長の座を拒絶し血縁のしがらみに抗う・・・
第二百九十二回映画と音楽のレビュー〜母性〜
戸田恵梨香が母親を、娘を永野芽郁が演じている。湊かなえ原作の「だれか真実を言っているのかわからない」系のヒューマンミステリー。 ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を映画化し、戸田恵梨香と永野芽郁が母娘役を演じたミステリ・・・
第二百九十一回映画と音楽のレビュー~ベイビーわるきゅーれ~
殺し屋と日常系、不似合いの組み合わせを見事の10代の女性二人が世界観を作り上げている。大笑いはしなくても、ずっと満足してみていられる。 社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。高・・・
第二百九十回映画と音楽のレビュー~トップガン マーヴェリック~
トム・クルーズの出世作であり、今の今までリメイクも続編も一切作らせなかった、トップガンがついに続編を出した。 トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエ・・・
第二百八十九回映画と音楽のレビュー~エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス~
様々なギャップ(価値観、ジェンダー、世代、言語)を埋められずに日々に忙殺され「もっといい人生があったかも」と思いつづける一家。物語はその虚無(ベーグル)から娘を救い出すというもの。元に戻るのではなく、マルチバースの自分に・・・
第二百八十八回映画と音楽のレビュー~エノーラ・ホームズの事件簿2~
前作「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編。名前の通り。自ら探偵事務所を設立し、本格的に探偵として動き始めた彼女に舞い込んだ人探しの依頼。そこから始まるいくつもの事件と謎がからみあう…というサスペンスお決まりの・・・
第二百八十七回映画と音楽のレビュー~キャリー~
クロエ・グレース・モレッツは「トムとジェリー」より「モールス」の方が好きだったし、今回の「キャリー」もクロエらしい狂気じみた役柄(母親の方が狂気だしクロエは宗教二世的な被害者役割ではあるんだけど)を演じていてとてもよかっ・・・
第二百八十六回映画と音楽のレビュー~SING シング~
「ミニオンズ」「ペット」などのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオによる長編アニメーション。マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タ・・・