対象作品・・・筆者が2020年に観た作品すべて(発表年は問わない)

全47作から各賞を選考する。

第百三十三回映画と音楽のレビュー~パラサイト 半地下の家族~
第百三十四回映画と音楽のレビュー〜ウィンド・リバー〜
第百三十五回映画と音楽のレビュー~ジョジョ・ラビット~
第百三十六回映画と音楽のレビュー~アド・アストラ~
第百三十七回映画と音楽のレビュー~アルキメデスの大戦~
第百三十八回映画と音楽のレビュー~ジョン・F・ドノヴァンの死と生~
第百三十九回映画と音楽のレビュー~シャイニング~
第百四十回映画と音楽のレビュー~翔んで埼玉~
第百四十一回映画と音楽のレビュー~このサイテーな世界の終わり~
第百四十二回映画と音楽のレビュー~アトランタ~
第百四十三回映画と音楽のレビュー~君の名前で僕を呼んで~
第百四十四回映画と音楽のレビュー~デッドプール~
第百四十五回映画と音楽のレビュー~最強のふたり~
第百四十六回映画と音楽のレビュー~アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル~
第百四十七回映画と音楽のレビュー~二人のローマ教皇~
第百四十八回映画と音楽のレビュー~ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから~
第百四十九回映画と音楽のレビュー〜37セカンズ〜
第百五十回映画と音楽のレビュー~奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール~
第百五十一回映画と音楽のレビュー~星の王子ニューヨークへ行く~
第百五十二回映画と音楽のレビュー~アリー/スター誕生~
第百五十三回映画と音楽のレビュー~失明に関する所感~
第百五十四回映画と音楽のレビュー~世界にひとつのプレイブック~
第百五十五回映画と音楽のレビュー~マイ・プライベート・アイダホ ~
第百五十六回映画と音楽のレビュー~きみの鳥はうたえる~
第百五十七回映画と音楽のレビュー~ネイキッド~
第百五十八回映画と音楽のレビュー~グッドタイム~
第百五十九回映画と音楽のレビュー~ワールド・ウォー Z~
第百六十回映画と音楽のレビュー〜しあわせの隠れ場所〜
第百六十一回映画と音楽のレビュー〜フランシス・ハ〜
第百六十二回映画と音楽のレビュー~アンカット・ダイヤモンド~
第百六十三回映画と音楽のレビュー~オクジャ~
第百六十四回映画と音楽のレビュー~サイケな世界-スターが語る幻覚体験-~
第百六十五回映画と音楽のレビュー~パーティで女の子に話しかけるには~
第百六十六回映画と音楽のレビュー~マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)~
第百六十七回映画と音楽のレビュー~フォードvsフェラーリ~
第百六十八回映画と音楽のレビュー~エノーラ・ホームズの事件簿~
第百六十九回映画と音楽のレビュー~ピーターラビット~
第百七十回映画と音楽のレビュー~ドライヴ~
第百七十一回映画と音楽のレビュー~TENET~
第百七十二回映画と音楽のレビュー~彼らが本気で編むときは~
第百七十三回映画と音楽のレビュー~ナイヴズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密~
第百七十四回映画と音楽のレビュー~WAVES~
第百七十五回映画と音楽のレビュー〜もう終わりにしよう〜
第百七十六回映画と音楽のレビュー〜スケートキッチン〜
第百七十七回映画と音楽のレビュー〜フェアウェル〜
第百七十八回映画と音楽のレビュー〜ヴェノム〜
第百七十九回映画と音楽のレビュー~The Witch/魔女~

エキサイティング賞

TENET


シナリオ賞

パラサイト 半地下の家族


音楽賞

WAVES


美術賞

君の名前で僕を呼んで


撮影賞

アド・アストラ


主演男優賞

ローマン・グリフィン・デイビス

(ジョジョ・ラビット)


主演女優賞

オークワフィナ

(フェアウェル)


助演男優賞

ロバート・パティンソン

(TENET)

助演女優賞

スカーレット・ヨハンセン

(ジョジョ・ラビット)


ノンフィクション賞

サイケな世界~スターが語る幻覚体験~

サイケな世界 ~スターが語る幻覚体験~


監督賞

チャーリー・カウフマン

(もう終わりにしよう)もう終わりにしよう


最優秀作品

パラサイト 半地下の家族


総括

Netflixを初めて年間通して視聴し、それだけ多くのタイムリーな作品に触れることができた。と同時に、パンデミック下で数多くの作品が延期になり、劇場へ通うことを困難にさせたのも事実。結局私は年始のパラサイト、ジョジョラビット、ジョンFドノヴァンの死と生の3作品、緊急事態宣言後はwavesとテネットのみと、大きく数を減らしてしまった。ストーリーオブマイライフやライドライクアガール、82年生まれ、キムジヨンといった話題作も取りこぼしてしまい、決して充実した映画ライフを送ったとは言い難い。それでもハーフオブイットやもう終わりにしようといったネットフリックスオリジナル作品をいち早く視聴できたのも大きな収穫の一つである。
なかなか一番好きな映画を決めるのは難しく、それだけ自分の中で好みの基準や評価軸が言語化できていない証左にもなるのだが、今年はやはりパラサイトがふさわしいだろう。アカデミー賞での受賞は私も思わず涙を流してしまうほどに感動し、歓びを分かち合った。パラサイトは地上波でも放送され、ネットフリックスでも配信されているので気軽にみられるはず、ぜひ見逃さずに観てほしい。