知り合いと映画の話をしていた時「ウィル・スミスと言えばバッドボーイズだよな」と言われ、は?なにそれ?と返事したのがきっかけ。その後はお前はそんなものも知らないのかと罵倒され、映画好きを名乗ることをこの映画を見るまで剥奪された(別に映画好きだと他の人に言いふらしたことなどないのだが)。

麻薬盗難事件を追う2人の黒人刑事の活躍を描いたポリス・アクション。主演コンビのノリのよさ、ど派手なアクション演出、テンポのよい展開が小気味よい。監督はCM界の鬼才で、これが初の映画となるマイケル・ベイ。ジョージ・ギャロの原案を、「オスカー(1991)」のジム・マルホランドとマイケル・バリーのコンビと、「ダイ・ハード2」のダグ・リチャードソンが脚色。製作は「48時間」「クリムゾン・タイド」のコンビ、ドン・シンプソンとジェリー・ブラックハイマー、撮影は「危険な情事」「幸福の条件」のハワード・アサートン。音楽は「スピード」のマーク・マンチーナがスコアを書き、ダイアナ・キング、キース・マーティン、2Pacなどのヒット曲が全編に散りばめられている。また、「スピード」のスタント・コーディネーター、ケン・ベイツと同じく爆破コーディネーターのマイク・マイナーダスが参加。主演は「ドゥ・ザ・ライト・シング」「ブーメラン」などにも出演した全米で人気のコメディアン、マーティン・ローレンスと、ラッパーで「私に近い6人の他人」のウィル・スミス。共演は「プリティ・リーグ」「ワイアット・アープ」のテア・レオーニ、「カンヌ映画祭殺人事件」のチェッキー・カリョ、「赤ちゃんのおでかけ」のジョー・パントリアーノ、「シュガー・ヒル」のテレサ・ランドルほか。

映画.comより

アメリカ映画お得意の警察バディコメディ。なにがそんんあにハマっているのかわからないけれど、にかくアメリカはこの手の類の映画が大好きだ。ウィル・スミスはこの映画を皮切りにスターダムを駆け上がっていったそうだが、それにしても男前である。知ってたけど。いやあかっこいい。

そして基本的にこのジャンルの映画はうるさい。ずっとケンカしている。おしゃべりが度を越している。もう言い合いが止まらない。だから絶対吹き替えで見る。字幕を追うのも疲れるからだ。あと無茶苦茶する。無茶苦茶するのを見るための映画なんだから当然っちゃあ当然なのだが、わかっていても「おいおいおいおい」と突っ込みたくなる。ツッコミありきで楽しむのがコツだ。

マイケル・ベイはいたって真剣だとは思うが、こっちが真剣に考えれば考えるほど細かいところを気にするのがばからしくなるくらいに力技とケンカっぱやさで切り抜けていく。

でもとにかく見たので映画好きと再び名乗らせてもらう上で、まだショーシャンクの空には見たことがないことはひた隠しにしておかないとなと誓った。