3歳で120センチあり、16歳で187センチもある女の子の話。靴のサイズはメンズの13。そんな女の子の話。
身長がコンプレックスなのは自分も同じで(チビの方だけど)、毎日クッソつまんないイジリに耐えてきたのも理解する(劇中で彼女は何度も「天気はどう?」と聞かれる)。
187センチの高身長に悩み、目立たないようにいつも背筋を丸めているジョディ。交換留学生に恋したことをきっかけにコンプレックスを克服する決意をしたけど…。
引用元: Netflix公式より
普通だと強調すればするほど自分が変だと自覚してしまう、という彼女のセリフはまさに共感しかない。
全体通してそこはかとないディズニーチャンネルっぽさはぬぐえない。展開の仕方とか切り替えの仕方とか両親のいい意味でも悪い意味でも軽薄なところが。だから全体的にすごくライトで深く考えないで済む。テーマはいいんだけど。
最後の演説シーンはなんだかよくわからなかったしみんながさも今まで味方だったかのように振る舞うご都合主義感がすごく苦手だった。でもそこで流れたマギーロジャースは素敵だったし、ダンクルマンのクールガイなところで救われる映画だった。おっしゃれーーー!!!!笑
いやーマギーロジャース。名曲過ぎる。すべての映画を彩り豊かにしてくれるんじゃない?
という事でこの映画の寸評は
マギーロジャースのエンディングのために観ろ!!!!
です。
音楽
多くのダンスミュージックとポップソングが使われていた典型的なアメリカンな映画だったので可能な限りリストアップしてみた。
冒頭
Janelle Monáe – MAke Me Feel
交換留学生スティグと彼が学校に行くとき
Foxxi Feat.Natalie Major – Born For This
食堂で争奪戦が始まるとき
The Kills – Future Stars Slow
二人が密着して陶芸してる時
Righteous Brothers – Unchained Melody
姉が野外で取り乱してる時
Joi – Teenage Slim Is The Bomb
二人で自転車乗っているとき
Mac Miller – Party On Fifth Ave.
ピアノデュエット
Luke Eisner& Ava Michelle – I’ve Never Been In Love Before
ダンクルマンとジョディが自転車乗り場で話し合う時
Tank And The Bangas – Speceships
三組合同で参加したパーティで
KID SOMETHING – R U Ready For It
コンテストで
Foxxi Feat.Natalie Major – Get What I Want
ダンカースのパーティでDJが流してた曲
The Kemist & DJ BrainDeaD Feat.Nyanda
ダンクルマンの怒りのシーン
Stand Tall – VOILÀ ft. Ava Michelle
ラストのホームカミングパーティシーン
Leftrightcenter – As Good As It Gets
キングクイーン決定後のダンスシーン
Lilbootycall – Mariah
ラスト
Maggie Rogers – Light On
エンドロール
Rob Base & DJ EZ Rock – It Takes two
また、姉役でサブリナカーペンターも出演している。彼女もまた人気シンガー。なのに彼女の曲は一切使われていないっていうのが最高。日本の映画業界にはできない。忖度と癒着ビジネスしかしない国には到底無理。
単語
知らない、よくわからなかった単語、あんまりみんなピンとこなさそうな単語をまとめたのでぜひ。
ホームカミング・・・”アメリカのほとんどの高校や大学の一番大きなイベントはなんといっても、秋学期のホームカミングでしょう。ホームカミングとは卒業生たちを年に一回、母校にお迎えして、ダンスや同窓会など各種イベントを楽しむという、伝統的イベントのことです。”(http://crosscurrents.hawaii.edu/content.aspx?lang=jap&site=us&theme=school&subtheme=EDUYEAR&unit=USSCHOOL014より引用)
レンブラント・・・中世の画家。「夜警」が有名。松岡茉優がレンブラントのファン。
マティス・・・19世紀から20世紀にかけて活躍した画家。色彩豊かな絵画が特徴。
アシナガグモ・・・蜘蛛の一種。蜘蛛は嫌いなので検索はしないが多分足が長い。だからジュディへの悪口に使われた。
バルジの戦い・・・第二次世界大戦でのナチスと連合軍の戦いの事。