2018年にリリースされた邦楽の楽曲でよかったと思うものを100こ考えてみました。対象作品は、2017年12月から2018年11月までにリリースされたシングル、EP、アルバム、ミニアルバムの中から、原則Music Videoが存在する楽曲全て。
ただ、言い訳をするとかなり断片的に選び出したので漏れも多く(完成してから気付きました)、ベストアルバムでは高い順位だったのにその曲が入ってないこともありますがそれは嘘をついているのではなく、単に忘れているか、アルバム全体としての評価が高いかのどちらかです。ご了承ください。では100位から一気にどうぞ。

 

 

100位~21位

100位 吉川友にぱいぱいでか美 – 最高のオンナ
99位 ヤなことそっとミュート – ルーブルの空
98位 東京スカパラダイスオーケストラ – ちえのわ feat.峯田和伸
97位 フレデリック – LIGHT
96位 NakamuraEmi – かかってこいよ
95位 モーモールルギャバン – 7秒
94位 BUMP OF CHICKEN – 望遠のマーチ
93位 あっこゴリラ – 余裕
92位 Yogee New Waves – Bluemin’ Days
91位 WILYWNKA – Take It Easy feat. 唾奇 (Prod. GeG)
90位 フレデリック – 飄々とエモーション
89位 アンジュルム – 46億年LOVE
88位 EXILE SHOKICHI – Futen Boyz
87位 Mrs. GREEN APPLE – Love me, Love you
86位 STUTS – Sticky Step feat. 鎮座DOPENESS & Campanella
85位 BAND-MAID – start over
84位 くるり – その線は水平線
83位 打首獄門同好会 – はたらきたくない
82位 MONDO GROSSO – 偽りのシンパシー
81位 The Songbards – Time or Money?
80位 MONO NO AWARE – 轟々雷音
79位 くるり – ソングライン
78位 米津玄師 – TEENAGE RIOT
77位 宇多田ヒカル – 初恋
76位 乃木坂46 – 帰り道は遠回りしたくなる
75位 奇妙礼太郎 – エロい関係
74位 teto – 拝啓
73位 [ALEXANDROS] – Mosquito Bite
72位 04 Limited Sazabys – My HERO
71位 tofubeats – RUN
70位 チャットモンチー – たったさっきから3000年までの話
69位 Perfume – Future Pop
68位 清水翔太 – Good Life
67位 YMG – Go Crazy feat. WILYWNKA , FARMHOUSE & 唾奇
66位 平井堅 – 知らないんでしょ?
65位 小袋成彬 – Selfish
64位 ヒグチアイ – 永遠
63位 Homecomings – Hull Down
62位 BiSH – Life is beautiful
61位 ZOMBIE-CHANG – モナリザ
60位 Homecomings – Songbirds
59位 羊文学 – ドラマ
58位 きのこ帝国 – 夢みる頃を過ぎても
57位 ONE OK ROCK – Change
56位 FIVE NEW OLD – Sunshine
55位 Perfume – Let Me Know
54位 Bird Bear Hare and Fish – ページ
53位 Sexy Zone – すっぴんKISS
52位 yonige – どうでもよくなる
51位 Official髭男dism – Stand By You
50位 SILENT SIREN – 19 summer note.
49位 ズーカラデル – ダンサーインザルーム
48位 King Gnu – Flash!!!
47位 MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン – ウマーベラス
46位 水曜日のカンパネラ – かぐや姫
45位 折坂悠太 – 平成
44位 RIRI – That’s My Baby
43位 Hey!Say!Jump – マエヲムケ
42位 [ALEXANDROS] – KABUTO
41位 PEDRO – 自律神経出張中
40位 Tempalay – どうしよう
39位 森山直太朗 – 人間の森
38位 羊文学 – 天気予報
37位 女王蜂 – HALF
36位 マキシマム ザ ホルモン – 拝啓VAP殿
35位 大橋トリオ – VENUS
34位 カネコアヤノ – 祝日
33位 chelmico – Player
32位 FLOWER FLOWER – パワフル
31位 あいみょん – 満月の夜なら
30位 乃木坂46 – シンクロニシティ
29位 赤い公園 – 消えない
28位 きのこ帝国 – 金木犀の夜
27位 鈴木愛理×赤い公園 – 光の方へ
26位 米津玄師 – Flamingo
25位 BUMP OF CHICKEN – シリウス
24位 lol-エルオーエル- – trigger
23位 蓮沼執太フィル – Meeting Place
22位 三浦大知 – DIVE!
21位 ヒグチアイ – わたしはわたしのためのわたしでありたい

結構今年は同一アーティストのランクインが多かった印象。きのこ帝国、あいみょん、ヒグチアイ、羊文学、フレデリックなどが複数でランクイン。気になったのはありますか。結構JPOPが多めなのは毎年恒例です。アイドル少なめなのは今年の特徴かも。

 

 

20位~11位

20位 BUMP OF CHICKEN – 話がしたいよ

19位 ミツメ – エスパー

18位 青山テルマ – ONIGIRI

17位 ゲスの極み乙女。 – 戦ってしまうよ

16位 odol – four eyes

15位 あいみょん – 今夜このまま

14位 龍道 × Jinmenusagi – DDD (pro.MUMA)

13位 星野源 – アイデア

12位 ニガミ17才 – ただし、BGM

11位 PassCode – Ray

 

BUMP OFCHICKENの音楽的な引出しの少なさにがっかりしつつも、やっぱり好きなツボは抑えてくるからここまで順位が高くなってしまった。演歌みたいな、そんな立ち位置です。新しいことは期待しない、もうあのコード、あのメロディ、あの展開でお願いします。

ミツメ、ニガミ17才、ゲスの極みの乙女。、とバンドが並ぶ中、それらを抑えて11位になったのがPassCode。彼女たちはサマソニでも見て、こんなにすごいアイドルだってことを初めて知った。正直有象無象の中の一つとしてしかとらえてなかった。いままでわりとキワっぽい感じだったけど、この曲ではある意味でポップスに寄った「売れに来てる」曲。一部からは批判もあるかもしれないが、私は大いに歓迎したい。このとっつきやすさ、メロの良さ、ほどよいシャウト、完璧だ。龍道×Jinmenusagiの「DDD」はMVからもうキマってる。MUMAプロデュースと言うこともあり楽曲の仕上がりも完璧だ。

 

 

10位~4位

 

10位 Sweet William & Jinmenusagi – so goo

今年はSweet Williamにべったりだった。彼の関わる作品は目に付く限りとりあえず聞いたし、そのどれもがよかった。チルだけどそんな単純じゃなくて、飽きさせないフックがある。この辺のジャンルはまだまだ勉強中なので来年も引き続き貪欲に聴いていきたい。

 

 

 

9位 わーすた – 大志を抱け!カルビアンビシャス!

なんだこのバカっぽい音楽は。最高か!!!!クロちゃんが「MONSTER HOUSE」内にてライブにいっていたことでも話題に、なってないか。クロちゃんいくんじゃねえよ。なんかやだよ。

 

8位 SCANDAL – プラットホームシンドローム

性を売り物にさせられて、やりたいことより売れることを優先させられた、なんて被害者っぽく語ってしまうくらい、今の彼女たちの姿こそ一番かっこいいと思う。きっと自由に表現できているんだと思う。ロックバンドであることは決して失わずにでも旧態のフォーマットにとらわれないロックがたまらなく好きだ。フェスで大きなステージに立ってほしい。ありがちな「性を売り物にしただけの商業バンド」に一石投じてやってほしい。

 

 

7位 KID FRESINO – Coincidence

後に出たアルバムももちろんだが、この楽曲はどうにも掴み所がない。ヒップホップでありながら生感の音をたくさん盛り込んでクールでソリッドな印象を与える。彼のリズム感は本当に海外の人とそん色ない。どこでリズムを取っているのかもわからないくらいに繰り出されるライムが心地よい。アンダーソンパークとかを想起させた。でもちゃんとキャッチーになっているから曲として楽しめる。技術だけじゃなくてちゃんと日本のエッセンスがある。そのバランスにうっとりするだけだ。

 

 

6位 西野カナ – Bedtime Story

一時期西野カナ持ち上げましょうみたいな空気感が音楽好きの中であって(個人的な感覚)、でももういまではまたあまり取り上げられなくなってきた西野カナ。それでも私は彼女を応援する。可愛い歌詞とトンデモ展開。壮大過ぎだろ、と突っ込みたくなる時もあるけど、2018年にリリースした「アイラブユー」にしろ、徹底的に王道を突いてくる。絶対一ミリたりともずらさないという気概を感じる。なんだこれは、、と唖然としてる間に終わる。彼女のそのセンスに脱帽する。平気でやってのける作曲陣も、あまり一定せずころころと作風によって変えていく身軽さも魅力の一つだ。後シンプルにかわいい。絶対私服そんなんじゃないやろ、って感じの衣装を着てることも好き。西野カナの可愛さが分からないならもういい。

 

5位 LILI LIMIT – get up

シングルではないのだけど、あんまりに好きだったので。これ日本人の音楽なんだって、しかもLILI LIMITなんだって、そこに驚く。ちょっとだけしか音源はないので、ぜひEPを購入するかストリーミングで聴いてください。

 

4位 Mom – タクシードライバー

Momとかいう新人のえげつない作曲力。自分一人で全部やるのはまだわかるけど、iphoneで作ったとかいうからもうわけわらん。なんだ、じゃあ理屈で言えば私もタクシードライバーを作ることができたっていうのか。そんなバカな。なんだこの快作は。。。これから売れないわけがないので、まさかまだ知らない人は早めに聴いておいた方がいい。

 

3位~1位

 

 

3位 RADWIMPS – カタルシスト

ラッドを安易にロキノン系だとか邦ロックバンドのひとつみたいな括りにしてほしくない。こんなに自由で豊かなバンドがどこにいますかって話ですよ。ある意味でSuchmosとはまた違った方向で挑戦的な曲。サッカーテーマソングにロックを外してこの曲調にしたのはすごくバンド自体が信頼されているあかしだし、この曲が収録されているアルバムもやばいくらいなので2019年のアルバムランキングがもうすでに楽しみである。

 

 

2位 羊文学 – マフラー

新人にありがちな、ゾーンに入っちゃってるモード。羊文学にとって2018年はまさにそうだったと言える。出す曲出す曲が完成度高すぎた。高すぎて困る。美しくて儚くて力強い。シンガーソングライターじゃなくて、バンドでよかった。本当にそう思う。さあ世間に知らしめる準備はできたので、12月に配信限定で発表された「1999」も含めて2019年に期待したい。

 

 

1位 BiSH – HiDE the BLUE

可愛い。アユニが。特に。それしかない、のにそれが理由で数ある大好きな楽曲の中で1位にするなんてさすがに音楽ブロガーの風上にも置けない奴だ。というのは、ちょっと待ってほしい。さすがにそれだけで選んだりしない。この強固な楽曲よ。きれいなメロ。それぞれのパートがちゃんと映えているし、意味がある。音楽的な要素は語る知識もないけど、大好きな一曲なのでぜひ皆さんにも聴いていただきたい。

 

 

総評

公言はしてないけど、「日本一ミーハーな音楽ブログ書いてる人」を目指しているので、このベタベタなポップスが上位にたくさん来ているのは誇らしくもなる。やっぱり好きなんだよな、ポップスが。と再認識した。もちろんロックだって忘れていないし、もっともっとかっこいいバンドが出てきてくれることを願うけど、今のポップスって多分日本音楽史の中でも相当面白い時期なんじゃないかと思う。星野源みたいなマニアックでニクい音楽を作っている人が街中で流れて子供たちが米津玄師にお熱ってのがおもしろすぎる。いままではそういったマニアックな人たちは裏方として、活躍していたんだけど、今はそれを自分で作って自分で歌って表に立ってる。凄い時代がきたもんだ。2019年ももっともっとキャッチーで面白い音楽が見つかることを願ってこの記事を締めようと思う。ではまた来年!!!

 

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