ここでは最も素晴らしいコラボをしたアーティストに贈る。

優秀賞

KICK THE CAN CREW – 住所 feat. 岡村靖幸

SALU x 古舘伊知郎

唾奇 × Sweet William

東京スカパラダイスオーケストラ – ちえのわ feat.峯田和伸

MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン




大賞

鈴木愛理×赤い公園

2017年にボーカル佐藤が抜け、3人体制となっていた赤い公園。同じく2017年で解散したハロプロのアイドル、℃-uteのメンバーである鈴木愛理がコラボしたこの組み合わせが大賞に。鈴木の力強い伸びやかな歌声と赤い公園の尖りつつもキャッチーなサウンドが見事にマッチしていて、「愛理!!!いますぐにでもメンバー入りしてくれ!」と私が願ったほど。これは正式メンバーでいいだろうと本当に思った。結果的に、赤い公園の新しいボーカルには元アイドルネッサンスの石野理子が加入したが、これはこれで抜群のチョイスだと思うのでいいとする。いやそれにしても鈴木愛理はいい線いってたと思ったのだが。





総評

海外では当たり前になったフィーチャリング文化もようやく日本でも活発になってきた。特に、宇多田ヒカルなどが小袋成彬などを見出したように、コラボすることで新人をフックアップする役目をはたしていることは目を引く。つい先日も宇多田ヒカルが急きょアジアの新進気鋭のラッパーとコラボした楽曲を配信した。内心「ずっと日本の音楽シーンから離れてた人になんでもかんでも先導されるなよ…」と他の人たちに情けなさすら感じてしまうのだが、もうそれは仕方がない。ちなみにRADWIMPSも12月に発売するアルバムでNY在住の日本人ラッパーMiyachiとコラボしていることが分かっており、そういった活動も非常に積極的なのもラッドの他のバンドとは一線を画すバンド(illionもしかり)だなとファン贔屓かもしれないが思う。2108年にもなって「日本のマーケットは大きいから世界を相手する必要はない」みたいな妄言を繰り返すバンドは一刻も早く消えていってほしいなあなんて考えている。まさかいないと思うけど。

2018年間音楽賞一覧に戻る