ここでは、ファンク、ソウルミュージックやR&Bに含まれる楽曲を制作したミュージシャンに贈られる。
優秀賞
向井太一
Vaundy
ウルフルズ
FNCY
中村佳穂
折坂悠太
大賞
Official髭男dism
彼らの活躍無しに日本の音楽シーンの活気はなかった、と言っていいほど今年の顔だったヒゲダン。正直そんな騒ぐほどの曲でもないなって思うのもあるんだけど、やっぱり「宿命」とか「Pretender」は完璧に近いレベルの出来だったし、才能が溢れてやまないタイプというよりは、着実に力をつけてきたんだなと感じるバンド。自分のセンスをかっこいいと思わせるわけではないが、みんなの好きを具現化できる才能は人より優れているのだろう。
これをただのポップスと捉える人もいるだろうし「どこがファンクだよ!」「どこがソウルだよ!」と怒る人もいるかもしれないが、まあいいじゃない。なにかしら表彰したかったんだよ、察してくれよ。ちょっとブラックミュージックの香りが入ってるからいいんだよこれで。
総評
ソウルってなにかよくわからないしR&Bとか意味不明だけど、まあとりあえずポップスにしては歌が情熱的過ぎたりしとやかだったりするものは大体ソウルってことにしてる。知らんけど。
Vaundyとかいう謎のアーティストはちょっと気になる。秋ごろにyoutubeで「東京フラッシュ」がプチバズを起こして、その時点ではサブスクも解禁してなくて、検索してもあまり彼らについて書いている記事もなく素性が不明、という人だった。来年以降もっと活躍が見込めるので注目していたい。
なんてったって折坂悠太だろう。「朝顔」は去年のアルバムにも勝るにも劣らない作品で、ずっと聴いていた。聴きやすさがある一方で深みは前作以上で、歌うとなんだかプロっぽく聞こえて気持ちがよい。
その他にも中村佳穂やウルフルズなどが受賞している。
→2019年間音楽賞一覧に戻る