12月に聴いたアルバムをまとめました。今月は邦楽が充実しています。
スカートやストレイテナー、Cody・Lee(李)といったギターが心地よいアーティストが発見のひとつです。もうひとつはkamuiの存在ですね。

「曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き」の各10点計80点で暫時的に点数化。これらは後の整理をしやすくするための簡易的なもので、作品の客観的な出来不出来をあらわすものではありません。

大森精子 – Kintsugi (3 5 6 5 6 3 3 2=33)
HAMIDASYSTEM – down (4 4 6 5 4 4 5 4=36)
悒うつぼ – 嘘八百 (5 5 6 4 4 4 4 4=36)
LIGHTERS – bitter peanut butter-EP (5 4 6 6 6 5 4 3=39)
THE ティバ – THE PLANET TIVA part.1 -EP (6 4 6 5 5 5 5 4=40)
福山雅治 – AKIRA (6 5 5 5 4 6 6 4=41)
kim taehoon – BOY -EP (5 4 6 5 6 5 5 5=41)
瑛人 – すっからかん (5 6 7 6 4 4 4 5=41)
寺尾紗穂 – わたしの好きなわらべうた2 (5 5 6 6 5 5 5 5=42)
JUQI – LuckySeven -EP (6 4 6 6 5 7 6 5=45)
玉置浩二 – Chocolate cosmos (5 5 6 6 6 4 8 5=45)
上野大樹 – 瀬と瀬 (6 6 5 5 5 6 7 6=46)
雨のパレード – Face to Face (5 6 5 5 7 7 6 6=47)
PassCode – STRIVE (6 5 7 5 6 6 7 6=48)
眉村ちあき – 日本元気女歌手 (5 6 7 5 7 6 6 6=48)
城田優 – Mariage (6 5 5 7 5 8 7 5=48)
ポルカドットスティングレイ – 何者 (7 6 8 6 6 6 5 6=48)
NEI – NEYOND (7 6 6 6 6 5 6 6=48)
WILYWNKA – EAZY EAZY (7 5 7 6 6 6 6 6=49)
ヤなことそっとミュート – Beyond The Blue (6 7 8 6 6 5 5 6=49)
BIGYUKI – 2099 -EP (7 5 5 6 7 7 7 6=50)
4s4ki – 超怒猫仔/Hyper Angry Cat (6 7 7 6 6 6 6 6=50)
JUNNA – 20×20 (8 5 8 8 5 6 7 5=52)
空音 – TREASURE BOX (7 6 7 6 7 6 6 7=52)
曽我部恵一 – Loveless Love (6 7 7 7 6 6 7 6=52)
Cody・Lee(李) – 生活のニュース (7 8 6 7 6 7 6 7=54)
パスピエ – synonym (6 7 6 7 8 6 8 7=55)
NORIKIYO – 相模川町 (7 7 6 6 8 6 8 7=55)
Gotch – Lives By The Sea (7 7 7 6 6 7 8 7=55)
スカート – アナザー・ストーリー (8 8 7 6 6 7 7 7=56)

ストレイテナー – Applause (8 8 7 6 7 6 7 7=56)

kamui – YC2 (7 7 8 8 7 7 8 7=59)

凄く哲学的な深い思想を持ちながらもストレートでキャッチーなフレーズを用いてくるラッパー。自分の中ではグッと来ている。

青葉市子 – アダンの風 (7 9 6 7 8 8 8 8=61)

ひとつの世界観にじっくりと飲み込まれていく楽しみも、アルバム単位で聞く醍醐味の一つである。青葉市子の「アダンの風」は頭から最後まで、本当によくできた、美しい作品だと思う。そんなに何度も毎日聞きたいとは思わないけれど、数回聴くだけで「これは満足できるなあ」と心底思う。

羊文学 – POWERS (8 8 7 7 9 7 8 8=62)

これが聴きたかったやつ。待ってたやつ。

続いて洋楽です。

Helios – Domicile (5 4 3 2 4 6 6 4=34)
Poppy – Music To Scream To (3 5 4 2 7 7 6 4=38)
Playboy Carti – Whole Lotta Red (5 5 6 5 6 6 5 5=43)
Lakeyah – Time’s Up (5 5 5 6 6 5 6 6=44)
Paul McCartney – Paul McCartney2 (6 6 6 5 5 6 6 5=45)
The Trp – Soak (5 6 5 6 6 6 7 6=47)
Foster The People – In The Darkest Of Nights, Let The Bird Sing -EP (6 5 7 7 6 6 6 6=49)
James Blake – Covers – EP (6 4 7 6 6 8 8 5=50)
Shawn Mendes – Wonder (6 6 7 8 6 5 7 6=51)
MISO – Metanoia -EP (6 5 6 7 8 7 7 5=51)
YUNGBLUD – weird! (6 5 9 8 6 6 6 6=52)
Ryan Adams – Wednesdays (7 8 5 8 5 7 6 6=52)
Sigur Rós – Odin’s Raven Magic (with Steindór Andersen, Hilmar Örn Hilmarsson and María Huld Markan Sigfúsdóttir) (6 7 4 6 8 8 9 5=53)

BoA – BETTER (7 7 7 7 7 7 7 7=56)

メディアから大絶賛とのうわさを聞き、聴いてみたところ、その通りだった。多くが韓国語で歌われた楽曲はシルキーでBoAの色彩が見事に表現されている。

Jonas Blue – EST. 1989 (8 6 8 7 7 7 7 7=57)

世界で最も稼いでいるDJは誰かは知らないが、彼もその候補の一人ではないだろうか。今一番聞きやすくて聴かれているDJはジョナスブルー。アメリカに住んでいるわけじゃないので事実は知らないが、私は勝手にそう思っている。冒頭のMAXとの「NAKED」から最高に気持ちがよく、「Hearts Ain’t Gonna Lie (with Arlissa)」といった最新シングルまで胃もたれするレベルのヒット曲とダイナミックでキャッチーな楽曲の応酬。ドライブにもってこいだ。

Megan Thee Stallion – Good News (8 6 9 7 8 7 7 8=60)

ノリに乗ってるラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンのデビューアルバム。カーディBとの共作「WAP」は、その過激な内容から全米を巻き込む大論争にもなり、2020年といえば彼女の年だったといってもよいくらいに話題に事欠かさなかったミーガン。昨年には彼氏のトリーレーンズに銃撃を受け大けがを負ったことでも話題に(その後の真相のグダグダも含め)。そのスキャンダラスなプライベートを補完するように、楽曲も過激且つ豪華。ダベイビーにSZA、ヤングサグからビヨンセまでと、この時代を彩るスターたちの共演。ラップスターたちのアルバムにはこうした客演の豪華さは当たり前になりつつあるが、それでもやはり目を張るものがある。リズムやフローはミーガンがこの地位を確立するに足りうる実力で、さすがの一言。

以上です。ご参考にどうぞ!