ベストセラー作家・有川浩の代表作で、コミック化、アニメ化もされた人気シリーズ「図書館戦争」を、岡田准一と榮倉奈々の共演で実写映画化。国家によるメディアの検閲が正当化された日本を舞台に、良書を守るため戦う自衛組織「図書隊」・・・
「映画レビュー」の記事一覧(5 / 30ページ目)
第二百九十九回映画と音楽のレビュー~わたしは最悪。~
最悪なのは選択が悪手だからか、人間として未熟だからか。自認しつつそれにあらがえない、どこかうつろげで思いのままに勉強をやまたり仕事を変えたり。そういう人って端からは「自由人」とかいわれる。「最悪」なんていわれることはない・・・
第二百九十八回映画と音楽のレビュー~ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋~
才色兼備の国務長官とうだつのあがらないジャーナリストとの恋愛をシニカルに描いた、シャーリーズ・セロンとセス・ローゲン主演のラブコメディ。アメリカの国務長官として活躍するシャーロット・フィールドは目前に控えた大統領選の選挙・・・
第二百九十七回映画と音楽のレビュー~ありがとう、トニ・エルドマン~
木津毅氏の「ニュー・ダッド ――あたらしい時代のあたらしいおっさん 」を読むと、どれも映画が見たくなる。魅力的なキャラクター紹介、映画のポイント、それぞれが際立って端的に教えてくれる。「じゃあどんなのだろう」という好奇心・・・
第二百九十六回映画と音楽のレビュー〜私はゴースト〜
成仏できない女性の霊が、声しか聞こえない霊媒師の助けを借りて自らの死の真相を解き明かしていく姿を描いた新感覚の心霊ホラー。人里離れた一軒家に取り憑いている亡霊エミリーは、自分が死んだことに気づかないまま、淡々とした毎日を・・・
第二百九十五回映画と音楽のレビュー~喜劇 愛妻物語~
水川あさみがひたすら濱田岳に罵声を浴びせる映画。それが「喜劇 愛妻物語」だ。 この映画、愛妻物語と銘打っているのにもはや妻を愛しているとは形容できない下劣で見え透いた下心のみで関係性は崩壊していると言っても過言ではない。・・・
第二百九十四回映画と音楽のレビュー〜リコリス・ピザ〜
はっきり言うと、こういう映画のよさがいまいちわからない。 「マグノリア」でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したほか、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭の全てで監督賞を受賞しているポール・トーマス・アンダーソン監督・・・
第二百九十三回映画と音楽のレビュー〜アキラとあきら〜
「半沢直樹」シリーズなどで知られる人気作家・池井戸潤の同名小説を、竹内涼真と横浜流星の主演で映画化。父親の経営する町工場が倒産し過酷な幼少時代を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司だが次期社長の座を拒絶し血縁のしがらみに抗う・・・
第二百九十二回映画と音楽のレビュー〜母性〜
戸田恵梨香が母親を、娘を永野芽郁が演じている。湊かなえ原作の「だれか真実を言っているのかわからない」系のヒューマンミステリー。 ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を映画化し、戸田恵梨香と永野芽郁が母娘役を演じたミステリ・・・
第二百九十一回映画と音楽のレビュー~ベイビーわるきゅーれ~
殺し屋と日常系、不似合いの組み合わせを見事の10代の女性二人が世界観を作り上げている。大笑いはしなくても、ずっと満足してみていられる。 社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。高・・・