27歳、男性、春。成田凌に恋をしました。
前々から好きだったけどここ半年でその熱は加速してきて、今回はもう単なる成田凌目当てというサブカル女子にも負けないくらいの不純な理由で映画館へ。

直木賞作家・角田光代の同名恋愛小説を、「パンとバスと2度目のハツコイ」「知らない、ふたり」の今泉力哉監督で映画化。「おじいちゃん、死んじゃったって。」の岸井ゆきの、「キセキ あの日のソビト」「ニワトリ★スター」の成田凌の共演でアラサー女性の片思い恋愛ドラマが展開する。28歳のOL山田テルコ。マモルに一目ぼれした5カ月前から、テルコの生活はマモル中心となってしまった。仕事中、真夜中と、どんな状況でもマモルが最優先。仕事を失いかけても、友だちから冷ややかな目で見られても、とにかくマモル一筋の毎日を送っていた。しかし、そんなテルコの熱い思いとは裏腹に、マモルはテルコにまったく恋愛感情がなく、マモルにとってテルコは単なる都合のいい女でしかなかった。テルコがマモルの部屋に泊まったことをきっかけに、2人は急接近したかに思えたが、ある日を境にマモルからの連絡が突然途絶えてしまう。

内容は避けるが、思ったことをいくつか挙げてみる。


江口のりこがパリピになった

私にとって江口のりこって、結構地味なOLの役とか、そういう役が多いイメージだった。でも今回はクラブでパリピと絡んでタバコ吸いまくるちょっと危ないお姉さん。それでもまたこれが似合っている。まあ単なるパリピじゃないところがこの映画のミソでもあり味でもあるのだがこのくらいにしておこう。



やっぱり岸井ゆきのマジック

音楽好きなら(特に邦ロック好きなら)岸井ゆきのを知らないとは言わせないし「昔から知ってるわあ」なんて鼻を高くしている人も多いはず。KANA-BOONのPVで彼らと共に徐々に認知度を上げてきた彼女。やっぱり」彼女の独特な雰囲気はほとんどの男性を魅了する。
「はいはい、こういう系の女優って男に人気あるよね。でも俺はそういう安易な所には乗っからないぞ」と思ってみてたけど見事にハマった。だめだ。愛おしすぎる。



深川麻衣!!!!

この子誰だろう。観たことあるけど。。好きだなあ。めっちゃ好きな顔だあ。って思ってたらエンドロールで「深川麻衣」。元乃木坂46の子だ。そりゃ好きなはずだ。当時から深川麻衣は同じ歳でしかもかわいくて、ずっと応援していた子だからだ。それを忘れるとはまあ薄情な奴なんだけど、今回再会できてよかった。演技もある程度演技っぽさも残っていて、でもそれがなぜかちょっとこの映画の邦画っぽさを演出するのに役立っていて、「あー映画見てるなー」って気分にさせてくれる。要するに、よかったという事だ。これからもっと演技を磨いていろんな作品に出会ってほしい。ちなみに唯一私が泣いたシーンは深川麻衣が「あるに決まってるでしょ!!!!」と怒鳴るシーンだ。必見。



成田凌最低じゃないか

ここまでにしておこう。とりあえず「おい成田凌!!!岸井ゆきの悲しませんじゃねえ!!!」とキレたくなるのだけど、ん~やっぱ男前なんだよなあ。とはいっても全作品をくまなく見たい!とかは思わないが。とりあえず「愛がなんだ」の成田凌は最高である。
本当は自分もこれくらいにミステリアスでいたいんだけど、なかなか現実はあんな風に飄々と生きたりポーカーフェイスでいたりすることはできなくて、むしろ自分の気持ちをいろんな言葉で吐露したくなるタイプ(でなきゃブログなんてやらない)。

成田凌、いやマモちゃんには慣れない現実を慰めてほしい。



ホムカミの良さ再発見

主題歌はHomecomingsの「Cakes」。去年、日本語を解禁したホムカミだが、私の中での評価は芳しくなかった。あの英語に惹かれてぞっこんだっただけに、日本語がまだどうしても受け入れられていなかった。でも今回聴いて、「あーやっぱありかも」と思い始めた。完全に愛がなんだの相乗効果ではあるんだけど、それくらいにマッチしていて、すごく穏やかな気持ちになれる。今なら去年のアルバム好きになれるかも。振り返って聴き直してみる。