ライアンゴズリングがひたすら寡黙でハードボイルドな映画。
「きみに読む物語」「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング主演で、昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる姿を描いたクライムサスペンス。デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督が手がけ、2011年・第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。
引用元: 映画.com
実はこの映画、先月、会社の人に「人生ベストムービーだ」と強くお勧めされて、その数日後に、初めてであった同年代の男性にも「人生ベストムービー」と紹介されたのがこの映画。1週間に2人からも「人生ベストムービー」といわれたら見ないわけにはいかない。そしてその二人とも「音楽が最高」という始末。期待値爆上がり。ということでみることにした。
終始無口で、しかも夜には逃がし屋としての顔も持つ主人公(名前すら出てこない)なので、かなりやばめか孤独なのかと思いきや、ちゃんと昼には好青年ぽいふるまいもある。そしてお隣さん、アイリーンと恋にも落ちる。サイコパスで冷徹でぶっ壊れてる感じでもないのですごく安心して見られるのが好印象。
映画のタイトルから、かなりカーチェイスが多く男っぽい車好きのための映画にも思えるが、意外とそうでもないところも素敵だった。
で、肝心の音楽は、必要な時に必要な分だけ流れるのですごく映像も締まって見えるし、スピード感と緊張感を保ったまま進行していた。楽曲は4曲ほどあったが、どれも聴いたこともないアーティストで、新たな発見にもつながる。
音楽
Kavinsky – Nightcall
KAVINSKYというキャラクターは「1986年、フェラーリ・テスタロッサを運転中に事故死し、復讐に燃えているゾンビで、彼の作るレコードはゾンビの世界の物語」というコンセプトが設定されている。
(https://www.otaiweb.com/shop-item-fid19993.htmlより)
フランスのエレクトロハウスのDJ、カヴィンスキー。2010年リリースのこの曲はCSSとLovefoxxxをフィーチャリングし、ダウトパンクのギ=マニュエル・ド・オメン=クリストをプロデューサーに迎えた作品。80年代のシンセポップな曲調がこの映画の幕開けとして使われている。
College Feat.Electric Youth – A Real Hero
こちらも80年代のシンセポップが特徴的なElectric Youthの一曲。カナダのトロントから出てきたバンドだが、懐かしさが特徴的で、とても心地よい。
Desire – Under Your Spell
Riz Ortolani Feat.Katyna Ranieri – Oh My Love