今週も5本の記事を紹介します。カルチャーを中心にビジネスや政治など、おもしろいなあとおもったものをみんなにもシェア&自分の整理のために書いてます。是非寝る前、車内で読んで、おもしろかったら他の人もシェアしてあげてください。
今さら、いや今だからこそBanksyを本気で解説する①
http://www.sapporo-posse.com/banksy/
2019/5/17
このサイト自体が非常にユーモラスでコンセプチュアルなつくりになっていて見ていて飽きない、とても素晴らしいサイトなんだけど、その中の一つの記事。Banksy(バンクシー)について書いているのだが、あの一時ワイドショーを賑やかしたバンクシーとはいったい何なのか、それが時系列順に丁寧にわかりやすく説明されている。難しい言葉は用いず、でも紐解くのに必要な用語は画像付きでルーツからきちんと書いてくれていてとても親切。イギリスの音楽カルチャーから90年代の政治まで、かいつまみながら重要なところはきちんと示してくれている。多分バンクシーを理解するのに一番適切な記事だと思う。もっと読まれて(十分多くの人に読まれているかもしれないが)もいいとおもう。ちなみに後半がある。
Banksy解説② パレスチナ問題と「サイトスペシフィック」
http://www.sapporo-posse.com/banksy2/
2019/5/25
上の記事の続き。今度はもう少し政治的で歴史も含んでいるので文量がある。ただ、バンクシーを知るついでに日本人の苦手なパレスチナ問題まで理解できるならお得じゃないか。いつも先延ばししていたパレスチナ問題、これを機に理解しておこう。大人として知っておくべき常識だし。そしてそれがわかると宗教の事もわかるようになる。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教。いったい何がなんやら、ってひとも多いと思うが、ここだと非常にわかりやすく書いてくれている。まじで。一瞬でわかる。読めば馬鹿でもわかる。(私自身も人に教えるときはここのサイトを参考にしようと思っているほど)
「言葉」とうまくやっていくために
https://note.mu/tamaokisshukei/n/n7e7034373e40
2019/10/30
タマオキシューケー
MONO NO AWAREのフロントマン、タマオキシューケーのnoteから最近の投稿を。言語感覚が特に優れて言葉遊びも芯のついた発言もできる若手の中でも歌詞能力はずば抜けている彼が言葉について語っている。すごく言葉を大切にしている人なんだなと読めばわかるし、それを伝える表現力も豊か。分かりやすい例も、ぎゃくにあえて抽象的なままに残しておくバランスもとてもよい。
何か日々の生活(特に人間関係において)とかインターネットやSNSに違和感や疲弊感を覚えているひとは一度彼の文章を読むことをお勧めします。いつか消えるかもしれないし、ね。
レペゼン地球・DJ社長に聞いた「あの、でっち上げセクハラ炎上、なんだったんですか?」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/dj-shacho_jp_5dae30e8e4b0422422ca2f4b
2019/10/27
ハフポスト
白河:2017年からの「#MeToo運動」で世の中の潮目が変わったんですよ。
DJ社長:ミーツー? それ、なんですか?
白河:え、#MeToo 知らない?
DJ社長:知らないです。
今年秋ごろに起きたYoutuberであるDJ社長が起こした炎上事件の話。そこで明らかになったのはDJ社長の無知さ。あまりに世間とずれた感覚は多くの人を驚かせ、そしてこんな人間が若者に大きな影響を与えている事実に震撼するのだ。とにかくまずは事件の経緯から確認し、この記事を読んでほしい。
レペゼン地球・DJ社長の「言い訳」を信じさせるハフポストへの違和感
https://wezz-y.com/archives/70199
2019/10/29
Wezzy
その上の記事に対して反論を唱えた記事も紹介しておく。ここではDJ社長の言葉の信ぴょう性を彼が歌っている歌詞から考え直すものだった。彼は、曲内であたかもいろんなセクハラやモラハラに当たることを理解しているような発言をしているのに、上の記事のインタビューではシラを切っていることに違和感を訴えている。なるほど、私もこの記事を読むまでそんなことに気付かなかったが、これが彼のみそぎの済まし方なら非常に質が悪く、やっぱり人前に出る資質のないレベルの低い残念な人なんだなと理解できる。
ということでこの5本はまず読んでおいて損はないかな、と思うのでぜひ。