2017年月間ランキング
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2016年12月から2017年11月までのシングル、アルバムのリードトラックが対象。およそ700曲。基準はYOUTUBEにMVがあがっていればOK。
その中で最も素晴らしい100曲をランキングで発表。もちろん、100位と言っても700曲中の100位なのでいい曲だなあという評価です。ぜひ2017年の日本の音楽の総括としてご活用ください。情報量はこのサイトが抜群です。

100位 swimy – 絶絶
99位 高橋優 – ルポルタージュ
98位 サイダーガール – メランコリー
97位 ふくろうず – びゅーてぃふる
96位 テスラは泣かない。 – アテネ
95位 OKAMOTO’S – NO MORE MUSIC
94位 ウカスカジー – Anniversary
93位 SKY-HI – アドベンチャー
92位 SAKANAMON – CATCHY
91位 MONDO GROSSO – TURN IT UP

ぎりぎり100位に滑り込んだのはNARUTOの主題歌に抜擢されたswimy。じわじわと個人的に話題に。ちなみにNARUTOは見てません。高橋優はドキッとする冒頭の歌詞が印象的。94位のウカスカジーは彼ららしいさわやかな楽曲。

90位 ヤなことそっとミュート – Lily
89位 [Alexandros] – 明日、また
88位 ゲスの極み乙女。 – 影ソング
87位 フレデリック – たりないeye
86位 サンボマスター – オレたちのすすむ道を悲しみで閉ざさないで
85位 BRADIO-LA PA PARADISE
84位 Aimer – ONE
83位 Juice=Juice – 地団駄ダンス
82位 lol-エルオーエル- – hanauta
81位 ポルカドットスティングレイ – レム

 

海外でレコーディングをしたというアレクサンドロス。たしかにサウンドは海外のトレンドが入っているような。でもメロがダメだ。だから89位。フレデリックはこの方向なら応援したい。lolのhanautaはMVも含めていいクオリティだったと思う。

 

80位 宇多田ヒカル – Forevermore
79位 yonige – ワンルーム
78位 Cornelius – いつか / どこか
77位 ねごと – ETERNALBEAT
76位 Negicco – 愛は光
75位 ASIAN KUNG-FU GENERATION – 荒野を歩け
74位 星野 源 – Family Song
73位 私立恵比寿中学  – なないろ
72位 04 Limited Sazabys – Squall
71位 DAOKO × 岡村靖幸 – ステップアップLOVE

yonigeのワンルームは79位だけど聴き直すとやっぱりもっと上でもよかったかなと後悔。Negiccoはもうしっかり聴き取る系のアーティストになった。星野源はこの順位だけど、ポップスの完成形みたいなとこではあると思っている。フォーリミはやっぱりフォーリミだった。いい意味でね。

70位 Cornelius – あなたがいるなら
69位 つばきファクトリー – 笑って
68位 寺尾紗穂 – ​幼い二人
67位 E-girls – All Day Long Lady
66位 illion – BANKA
65位 SCANDAL – 恋するユニバース
64位 LUCKY TAPES – Gravity
63位 SOIL&”PIMP”SESSIONS feat.Yojiro Noda – ユメマカセ
62位 BUMP OF CHICKEN – 記念撮影
61位 RADWIMPS – サイハテアイニ

つばきファクトリーが素晴らしい。ハロプロお得意のファンクベースなんだけどダサすぎず適度にクールなちょうどいい塩梅。E-girlsのAll Day Long Ladyはもっと評価されるべき。絶対ちゃんと聴いたらみんな好きになると思う!!!SCANDALの恋するユニバースはAメロまではベストテンに入るレベル。ただサビが盛り上がりに欠けてここまで低迷。それでも65位は立派だけど。バンプはようやくやってくれたかという感想。そうそうこのorbital periodの雰囲気がある楽曲よ。そして私のソウルバンド、ラッドはここでランクイン。去年とはうってかわってひいき目にみてもここどまり。やはり名曲はそう簡単にできない。

60位 RHYMEBERRY – ちょっとやってみただけ
59位 欅坂46 – 風に吹かれて
58位 PELICAN FANCLUB – Night Diver
57位 日食なつこ – レーテンシー
56位 clammbon – タイムライン
55位 スカート – 視界良好
54位 DATS – Mobile
53位 Brian the Sun – パトスとエートス
52位 クリープハイプ – イト
51位 SALU – 夜に失くす feat. ゆるふわギャング

PELICAN FANCLUBが久々にバコーンとやってくれた。ペリカン節が効いていてかっこいい。必聴。DATSはまた面白バンドがでてきたなあと。Brian the Sunは特に引っ掛かりのないバンドなんだけど奇跡的にこの曲にはくらいついてしまった。生理的に苦手なバンド、クリープハイプ。が、イトには悔しいけどやられた。不覚なんだけどね笑。多分それほど高音を多用してないからだと思うけど。クリープハイプってなんか似た人二人いるじゃん。どっちも学天即の四条みたいな顔してる。あれなんなん?ツッコミ待ち?なんにしろいい曲。くそ。

 

50位 東京カランコロン – どういたしまして
49位 KICK THE CAN CREW – 千%
48位 女王蜂 – 失楽園
47位 RADWIMPS – 洗脳
46位 江本祐介 – ライトブルー
45位 ℃-ute – ファイナルスコール
44位 ポルカドットスティングレイ – シンクロニシカ
43位 Homecomings – PLAY YARD SYMPHONY
42位 NONA REEVES – 記憶の破片 feat. 原田郁子 (clammbon)
41位 ヤバイTシャツ屋さん – ハッピーウェディング前ソング

ここから上位50曲。東京カランコロンの復帰作は上々。女王蜂は完全に殻を破った。江本祐介のライトブルーはMVも素敵なのでぜひ。ヤバT、やっぱり中毒性が高いアホっぽさがクセになる。

 

 

 

40位 ドミコ – こんなのおかしくない?
39位 yahyel – Rude
38位 Awesome City Club – 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
37位 AAA – MAGIC
36位 RHYMESTER – Future Is Born feat. mabanu
35位 Suchmos – A.G.I.T.
34位 チャットモンチー – Magical Fiction
33位 bonobos – Gospel In Terminal
32位 レキシ – KATOKU
31位 赤い公園 – 闇夜に提灯

ドミコは数年前に「おっ」と思って以来すっかり忘れていたが、今作でまた戻って来た。おもしろいバンド。AAAやSuschmos、レキシと様々なアーティストがここでランクイン。

 

 

30位 寺尾紗穂 – たよりないもののために
29位 黒木渚 – 解放区への旅
28位 MIYAVI vs 三浦大知 – Dancing With My Fingers
27位 乃木坂46 – 逃げ水
26位 中田ヤスタカ – Crazy Crazy (feat. Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)
25位 WANIMA – やってみよう
24位 西野カナ – パッ
23位 亀と山P – 背中越しのチャンス
22位 ONE OK ROCK – American Girls
21位 関ジャニ∞ – 今

中田ヤスタカのCharli XCXとのコラボは個人的にアツかったんだけど意外と世間の反応は薄い。星野源作曲の関ジャニ∞「今」はさすがの一言。亀と山Pは我々平成初期の世代にとっては生唾物のはず。そして大人になった二人のすこし大人な曲は最高にかっこよくてかわいい。最高の二人だ。

 

20位 Nabowa – Seven Seasons
19位 ヤなことそっとミュート – Any
18位 NakamuraEmi – 大人の言うことを聞け
17位 環ROY – ことの次第
16位 W-inds. – We Don’t Need to Talk Anymore
15位 女王蜂 – DANCE DANCE DANCE
14位 小沢健二 – 流動体について
13位 ONIGAWARA – ヒットチャートをねらえ!
12位 清水翔太 – Tokyo
11位 フィロソフィーのダンス – ダンス・ファウンダー

ヤなミューは今だれもやってくれないシンプルなパワーコードかき鳴らしロックを代わりにやってくれている。もうロックすらもアイドルが背負ってしまうのかとちょっと悲しくもなる。そういや、女性のアイドルグループのサウンドって恐ろしい勢いで進化と多様化を進めているのに、男性アイドルの音楽の幅の広がり方は遅いのはどうしてだろうと考えたとき、聴いている側の需要の問題なんだとすぐに腑に落ちた。やはり求める側の熱量で文化や社会ってのは成長するんだと改めて感じた。だから人類はもっともっと快適で便利な世界にしたいと強く願うからこれほどまでに急速な進化を遂げたのだ。つまり我々はもっともっと音楽に対して強い欲求を持たねばならない。何の話だ。ということで次はベスト10!!!!!!!
10位 BiSH – GiANT KiLLERS



すっかり”アイドルの域を超えた”アーティストへと成長したBiSH。本格路線への変更はもちろん否定的な声もあったが、結果としてMステにまで出られたのなら正解だったに違いない。メンバーそれぞれに個性があり必要不可欠であることを十分に示したアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」の中でも特に異彩を放ったハードロックナンバー。おどろおどろしさと感情の爆発。自己の葛藤など、彼女たちらしいアイデンティティの模索はあの最後のシャウトと拳を高く上げてファンと共に叫ぶサビに表れている。次々と良曲を更新していく彼女たちに来年も要注目。

 

9位 OKAMOTO’S – 90’S TOKYO BOYS

OKAMOTO’Sってなんかダサいなあ。って思う日々。楽曲はかっこいいんだけど、でもイマイチ跳ね切らないし、若者にもウケがそこそこどまりなのは、少しオールドファッションに寄り過ぎているのではと感じていた。業界人には愛されるだろうけど一般ピーポーにはよくわかりづらいのかもしれない。しかしこの 90’S TOKYO BOYSをはじめとするアルバムは、その古くささから脱却した感がある。今流行のグルーヴを効かせてラップを入れる「NEKO」など、時代のアンテナをキッチリと張って合わせに来た。そしてこの曲。妙なサビの無理やりな盛り上げ方もなく自然に曲が終わる。この感覚は彼らの楽曲では久々だった。キーも歌いやすそうだし歌唱方法もよくなった。

 

8位 アイドルネッサンス – 交感ノート


念願のアイドルルネッサンスにとってのオリジナルソングはBaseBall Bearの小出がプロデュース。清純さを保ったままさらっとしててすこし切なさもあるこの楽曲に完敗。いや、別になにとも勝負はしていないけど。ただひたすら「くううやられたああ」って叫んでた。

7位 あいみょん – 愛を伝えたいだとか


歌詞部門でも一位を獲得したあいみょんのこの楽曲。ロックよりもポップスに近いが、あいみょんの熱量は変わらずバンバン伝わってくる。彼女の才能が溢れている一曲。

6位 BRADIO- -Freedom-


去年からぐんぐんと力を伸ばしているBRADIO。俄然面白くなってきた。アルバムも最高だったし言うことない。この時代にマッチした素晴らしいバンド。タイミングも完璧なのであとはもうすこし露出を増やすだけ。

5位 三浦大知 – Darkest Before Dawn


これが本物なんだろうなあ。いままで歌唱力もダンス力もピカイチだったのにいまいち世間に浸透しなかった三浦大知。だからこそこの一年の飛躍は喜ばしいものだった。仮面ライダー主題歌の「excite」が取りざたされているが、私は断然こちらを推す。控えめに言って最高です。ダンスもMVも含めて最高です。

4位 平井 堅 – ノンフィクション


歌い手が本気で誰かを想った曲を書いたとき。あまりに個人的で特殊な歌を歌ったとき、決してその背景を知らないのになぜか世間はそこにピントが合ってしまう。あれよあれよとこの楽曲は話題を呼び、すっかり今年の一曲の一つに。彼の心震わせる歌声は私にもしっかり響いた。文句なし。

 

3位 CHAI – ほれちゃった


さて彼女たちのポテンシャルを少々見くびっていたようだ。「ボーイズ・セコ・メン」では、ふーんそんなもんか、とタカをくくっていた(もちろんいい曲だと思った)がとんでもなかった。なんだこの好きな音鳴らして結果的に一番日本でアンテナの張った最先端の流行の音楽を鳴らしているとは。全くもって計算外。クールでキレッキレでブリブリ。

 

2位 欅坂46 – W-KEYAKIZAKAの詩


きっと欅坂、けやき坂ファンなら涙なしには聴けないだろう。この曲は彼女たちの結成までの流れを追った振り返りのような構成になっている。歌詞も力強くこれからは仲間がいるんだとややもすれば平凡で陳腐になりかねない内容なのだがさすがは秋元康。「やってみよう 生まれて初めて堅く決心をした。願いや、祈りに支えられるのも悪くはない」と彼女たちらしい言葉でまとめている。一筋縄にはいかない複雑な心境、でも前を向きたがっている。その心は皆共通して繋がっていて、だから「いつか君と抱きあって涙流して喜びたい」と願うのだ。ファン以外の人も絶対に好きになれるはず。MVもとても綺麗で深い意味を知らなくても単純に楽しめるだろう。

 

1位 CHAI – N.E.O.


結局彼女たちにもどるのだ。まさかのベスト3に二曲も彼女たちの名前が入るとは予想だにしない事態だ。しかしせざるをえないぐらいにこんどはバッキバキにかっこいい。こんなことできるのか。洋楽を下敷きにしたたしかな音楽性はキャッチーさとディープさを見事なバランスさで両立させている。「ほれちゃった」が緩い曲だったのに対しこの「N.E.O.」はヒリヒリさえする。歌う内容はいかにも彼女たちらしく明るくコンプレックスを吐き出しているのだが、曲は敵意むき出し化のようなソリッドな作り。こんなにかっこいいロックバンドがこうやって出てくることは本当にうれしいし応援したい。

というわけでなんとなんと3位と1位にCHAIがランクインという波乱の事態。それでいてアルバムランキングでは1位じゃないんだから音楽って難しい。
また来年。おもしろい音楽ドンドン見つけて楽しい記事をたくさん書いて誰ともケンカしない幸せなブログにしたいです。そして対立するときはお互いにリスペクトをもって。ね。ケンカ腰にならないで。頭悪すぎてついていけない、なんて意地の悪い言い方をしないで、ちゃんとモノを言いましょう。人間なんでしょ?