これで2019年の集計も終了です。また来月からは2020年の音楽として聴いていきます。

では、2019年ラストの楽曲をどうぞ。
曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き、の80点満点で評価してます。

KEYTALK – DON’T STOP THE MUSIC (6 5 9 6 5 4 5 5=45)
AKLO – Regular (6 6 7 5 5 5 6 6=46)
Chay – Lavender (7 5 6 6 5 5 6 6=46)
山崎まさよし – Quarter Note (6 7 6 5 6 8 6 6=50)
TENDOUJI – breakfast (6 6 8 6 7 5 6 6=50)
DedachiKenta – Rocket Science (6 6 7 8 6 8 6=51)
私立恵比寿中学 – MUSiC (7 5 9 6 6 6 6 6=51)
Ms.OOJA – SHINE (5 6 5 6 6 8 9 6=51)
tofubeats – 寝ても覚めても オリジナルサウンドトラック (5 9 5 7 6 8 6 6=52)
向井太一 – SAVAGE (6 7 6 7 6 6 7 7=52)
POPS研究会 – Am I Weak Enough to be Strong? “The Idea of Desirable Difficulty” (7 7 6 6 6 7 7 7=53)
KANDYTOWN – ADVISORY (7 7 6 6 8 6 6 7=53)
Nulbarich – 2ND GALAXY (7 6 8 6 6 8 7 6=54)
BBHF – Family (6 7 7 6 6 7 7 8=54)
Jurassic Boys – Jurassic Boys (6 7 8 6 8 6 7 7=55)
ヤなことそっとミュート – ユモレスキ (7 6 8 8 6 7 7 6=55)
ヒグチアイ – 一声讃歌 (7 5 7 9 7 7 8 6=56)
パソコン音楽クラブ – Night Flow (7 7 7 7 7 7 7 7=56)
小沢健二 – So kakkoii 宇宙 (7 8 6 6 7 7 8 7=56)
BABYMETAL – METAL GALAXY (8 8 8 6 6 7 7 7=57)



長谷川白紙 – エアにに (7 6 9 6 8 7 7 7=57)

天才によるカオスなフルアルバム。スクエアプッシャーのような鋭利なサウンドと心地よいボーカルの見事なマッチに酔いしれる。間違いなく新しい才能なので来年はもっと売れているだろう。



Various Artists – SHIBUYAMELTDOWN (7 9 7 7 6 7 7 7=57)

人気アカウント、SHIBUYAMELTDOWNがまさかのコンピを作成。収録アーティストも豪華で、これ聴けば日本のヒップホップの若手が網羅できるんじゃないってくらいの布陣。ヒップホップ入門としてまずこれから聞くべし。

BAD HOP – Lift Off -EP (8 5 7 7 8 8 7 7=57)



島津亜矢 – SINGER6 (7 6 6 6 7 9 10 7=58)

単純に好きだ。うますぎる。こんなにバリエーション豊かに歌い分けるなんて。「リンダリンダ」ですらちゃんと歌えてる。「時代」は別格だし、とにかく歌が上手い。そしてそれが伝わる。どれほどの人が彼女のような歌の力を持っているだろうか、と考える。



The Songbards – CHOOSE LIFE (9 7 7 7 7 7 6 8=58)



THE RAMPAGE from EXILE TRIBE – THE RIOT (8 7 8 7 7 7 8 8=60)

圧巻。素晴らしいの一言に尽きる。今までのLDHにありがちなナルシシズム前回な歌い方と古風なエレクトロダンスチューンではなく、しっかりと今鳴らすべき音楽を作っている。そして彼らならではのマイクバトンが多様性も見せている。バラードはさすがにくどいなとも思うが、前半の楽曲は、はっきりいって今一番かっこいい音を鳴らしているのでは、とすら思う。

No Buses – Boys Loved Her (8 7 8 8 8 7 7 7=60)

シンプルなギターロックやっているのに目新しさがちゃんとあって彼らを聴く理由が見つかるって、この2019年にすげえことやってるなって個人的に思ってる。オールディーズな香りはあるけど今っぽさもある。個性的なMVもそうだけど、こういうバンドがもっともっと大きくなってロックフェスでメイン張れるようになるシーンであってほしいなと思う。



佐藤千亜妃 – PLANET (7 8 7 8 7 8 8 8=61)

きのこ帝国を終わらせてから初のソロアルバム。全体的にバランスがよくハイクオリティ。上質な楽曲が揃っているイメージ。繰り返して聴きたいとかカラオケで歌いたいような曲はないけど、アルバム全体を通して聴いて浸りたい、そんなアルバム。
きのこ帝国好きの人もそうでない人も一回聴いてみても価値があると思う。

続いて洋楽


Beck – Hyperspace (6 6 6 7 7 6 7 7=52)
Coldplay – Everyday Life (8 9 6 8 7 8 8 8=65)
Tessa Violet – Bad Ideas (7 7 7 8 7 6 7 7=56)
Foals – Pt.2 Everything Not Saved Will Be Lost ()
Apollo Brown – Sincerely,Detroit (5 5 5 4 4 4 6 4=37)
Alessandro Cortini – Volume Massimo (6 5 5 4 5 6 5 5=41)
Wilderun – Veil of Imagination (4 6 6 6 4 5 7 4=42)
YUNGBLUD – the underrated youth -EP (7 7 6 7 6 6 7 7=43)
Reese LAFLARE – Final Fantasy (6 6 5 6 5 5 7 5=45)
Night Flowers – Fortune Teller (6 6 6 5 5 6 6 6=46)
Anna Meredith – Fibs (6 6 5 6 6 6 5 6=46)
Tro y Moi – Soul Trash (6 6 5 6 5 6 6 6=46)
Corridor – Junior (5 6 6 7 5 6 5 6=46)
FEET – What’s Inside is More Than Just Ham (6 5 8 6 6 5 6 6=48)
Great Grandpa – Four of Arrows (7 7 5 6 6 6 6 7=49)
88rising – Head in the Clouds II (6 6 8 6 7 6 6 7=52)
Jay Som – Anak Ko (6 6 7 7 6 7 6 7=52)
lilbootycall – Jesus Said Run It Back (7 6 6 7 7 7 7 7=54)
Anna Meredith – FIBS (8 7 6 6 8 7 8 6=56)



Madeon – Good Faith (7 8 9 8 6 6 6 6=56)



Andy Stott – It Should Be Us (6 8 6 6 8 8 9 6=57)


FKA twigs – MAGDALENE (8 9 6 6 8 8 8 8=59)


待ちに待った新作。荘厳さとかゴージャスさとか耽美さとかいろんな言葉やフレーズが頭の中をよぎるんだけど、それ以上にまず受け止めようとシンプルな作業にいそしむことに集中したい。

Kanye West – JESUS IS KING (7 7 7 8 8 8 7 7=59)
サンデーサービスをはじめ、いよいよ宗教色が濃くなってきたカニエの新作。散々出る出る詐欺をしてきてようやくドロップされた作品はとても彼のいまが色濃く反映された、神聖なものになった。カニエ自身が一切ボーカルを取らない楽曲もあったりして、もはや彼自身のアルバムというよりは「カニエウェスト達」による意思表明にすらみえる。


88rising – Head in the Clouds Ⅱ (8 7 8 7 7 8 7 8=60)

より歌モノに注力し、そこを伸ばしてきた印象を持つ作品。彼ららしいは失われないままで、またあたらしい可能性を手に入れたのでは。



Rex Orange County – Pony (8 8 7 8 7 8 9 8=63)

これこそが我々の望む姿だ。脱力感のあるサウンド、隙の多いボーカル。でもそれがいい。ゆったりと時が流れていく。前作ほどのキラーチューンはなかなか難しくても、長く愛せる作品だと思う。