ここでは最も素晴らしいコラボをしたアーティストに贈る。
優秀賞
小袋成彬,Tohji
Sen Morimoto feat. AAAMYYY
Chara+YUKI
平賀さち枝とホームカミングス
平井堅とあいみょん
KID FRESINO feat.カネコアヤノ
BIM feat. kZm,SIRUP
米津玄師 feat.野田洋次郎
大賞
DEAN FUJIOKA & 福克斯
DEAN FUJIOKAは常々酷評してきた人間だが(「ディーンフジオカに早く慣れたいのに」)、そうか、アジアのアーティストとして活動するとこんなにかっこいいのかと新たな発見を得ることができた。JPOPまがいみないなことをすると、途端にうすら寒くなる過剰なパフォーマンスも、中国のラッパーとコラボすればたちまちグローバルなアーティストへと変貌を遂げる。そもそもアジアでDJプレイなどをして活躍の幅を広げてきた彼にとって、ワールドワイドな活動はなんてことないはず。それを証明した一曲だ。
総評
コラボといえばラッパーが特徴的であるが、kZmの小袋成彬や野田洋次郎とのコラボに代表されるような、新たなミックスも多数散見されたのが今年の振り返り。ステイホームとなりそれぞれが分断されてしまったからこそ、リモートでも繋がろうとした時代。そこにコラボの本当の価値が見いだされた。当たり障りのない、人気者同士をくっつけたものではなく、お互いの個性を伸ばしあえるような、シナジーを生むコラボこそが真のコラボである。そうおもうと、平井堅とあいみょん、CharaとYUKI、米津玄師と野田洋次郎といったコラボは本当に見事だったと、手放しで称賛したい。
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