定期的に音楽関係のタグツイートが流行る。だいたいこういうタグには「ケッ」とか思ってしまうタイプで、どうもTwitterでの突然の自分語りは好きくない。いや、つぶやきなんだし自分語り以外の何物でもないツールなんだけどやっぱり変な感じだ。でも語りたくないわけではない…。
ならこのブログで書いてしまおう。それなら恥ずかしいもクソもない。初めから自分語りしかしない場所なんだから。今回は一切おふざけも皮肉も揶揄もなしでシンプルに。
とは思ったものの、「自分自身を創り上げた日本のバンド」と括られてもどう考えても10個も出ないので、”日本の”は無視することにする。構わない。どちらにせよ同じことだ。

RADWIMPS

今でも大好きなバンド。10年以上たってもまだ好き。ちょっと落ち着いたけどやっぱり外せない。
音楽性もジャンルも、バンド自体にも興味を持たせてくれた人たち。歌詞に憑りつかれた様に聞き入ったのも彼らぐらい。順不同だけどこれは間違いなくナンバーワン。創り上げたってのは人格とか価値観も含むならダントツで彼ら。
語ると止まらないので過去に書いた記事を全部乗っけておくので、よかったら見てください。
RADWIMPSにカバーさせてみた~洋楽編~
RADWIMPSにカバーさせてみた~邦楽編~
RADWIMPS「人間開花」が切り開いた新境地
radwimpsファンならCDJには行くな!
illionの進化と宇多田ヒカルからみるコラボ文化の行方
映画「君の名は。」RADWIMPS「君の名は。」クロスレビュー
RADWIMPSがMステに出る問題について
radwimpsは二度目のピークが来るのか
RADWIMPS 10周年 TOUR FINAL RADWIMPSのはじまりはじまり ライブレポ
RADWIMPS 胎盤ツアー withスピッツ@横浜アリーナ ライブレポ
2011年からのRADWIMPS3作品にみる世界観の構築 その3
2011年からのRADWIMPS3作品にみる世界観の構築 その2
2011年からのRADWIMPS3作品にみる世界観の構築

OASIS

スタイル。ファッション。すべてが単純に憧れる。かっこいい。イギリス英語が言いたくて何度も練習した。
ロックとはと訊かれたら彼らを迷いなく上げる。ビートルズもクラッシュもローリングストーンズもさっぱり意味が分からなくても彼らを好きになれたときは感動した。あ、自分はこんなかっこいい音楽をかっこいいと思えるんだ、と自信がわいた。それくらい偉大なバンド。もう解散して10年たつけど、ノエルもリアムもソロで一度ずつ拝むこともできたし、生涯忘れることはない。プリティグリーンはいまでもちゃんと着る。後ろに手を組んで歌うしマラカスをだらしなく振る。

Radiohead

一切分かった気にさせてくれない。どう形容したらいいのかわからないけど、いつも新鮮さと衝撃と圧倒的な支配感に屈服する。ずっと教えてもらってる。聴ける音楽の幅を広げてもらってる。単純なかっこよさとかはOasisに負けるし楽しさはRADWIMPSの方が上回るけど、こんなに圧倒されるバンドは他にいない。音楽の捉え方、聴き方、解釈の仕方、音の使い方、全てが勉強になる。哲学的な歌詞もいつも考えさせられる(大抵は他のサイトの考察を見て納得するだけだが)。

BUMP OF CHICKEN

だいたい子守歌、兼、慰め歌。おそらくこの世代のマイノリティを過ごしたほとんどの青年がバンプに共鳴し救われていると思う。いつだって自分の近くにいてくれている。そもそもの考え方、根幹にあるものの捉え方がバンプでできている。だから創り上げている。としか言いようがない。10歳くらいの時にラジオから流れた天体観測を一回で気に入って以来、ずっと好きだった。今でこそもう一時の熱はないけれど、感謝は忘れない。それくらいに重要なバンド。多分みんなもそうだと思う。語るまでもないくらいのバンド。

ELLEGARDEN

バンドってもののシンプルなかっこよさはここから始まった気もする。こんな悪そうな音楽を聴いている人たちの集まるライブなんて到底行く勇気もなかったし、いつも遠巻きに見ていたけど、いつも軟派な音楽を好んでいた自分にガツンと正統派を好きにさせてくれた意味でもやっぱり幅を広げてくれている。

The Strokes

洋楽をもっと聴いてみたいなと思わせてくれたバンド。まったく全容がつかめないけどとりあえずかっこいいしTSUTAYAにアルバムはあるしでどんどんのめり込んでいった。シーンとかを意識するようになったのも彼らの存在は大きい。

おわり

よく考えたら10組もバンドがいない。”日本の”を外したのに全然足りない。あとは好きなバンドになる。創り上げているかは定かじゃないけど、少なくとも創り上げてもらった感はない。そこからのリンクはあまり感じない。という事で6組だけ。そりゃチャットモンチーとかマキシマムザホルモンとかArctic MonkeysとかRed Hot Chili PeppersとかLinkin Parkとか各シーンごとに自分にとって象徴的なバンドはいるけど、それを「血肉となって今に活きています!」と他のファンに面と向かって言える自信がないのでやめておく。謙虚に行こう。

そもそも「創り上げた」とか「構成する」みたいな言葉にあまりに重みがなくていつもなんだこれって思ってしまう。深く考える必要はないのだが、性格上ついやってしまう。自分を構成するアルバムなんて3枚くらいしかないし、「自分を創り上げたアーティスト」ならまだしもバンドなんてそんないない。多分アイドルの方がよっぽど性癖を構成している。おおっぴろげに過去のエピソードトークをしたってどうせ音楽好きの学生時代なんて大したことないし(暴言)。それにこのタグだって私もその一人であるようにどうせ音楽好きの身内でしか語られないテーマだし。私は音楽好きが語る好きな音楽よりも、音楽に興味のない人の好きな音楽に興味があるタイプなのであまり興奮しない。
音楽なんてタダで聴けるし、といって違法アプリでたまに音楽を暇なときに部屋で流したりする人にだって好きな音楽は必ず1曲や2曲あって、思い入れのある曲があるはず。私は突然スイッチが入ったように語りだすその瞬間が好きだ(その熱のこもり方がしょぼしょぼだったら萎えるが)。

なんてまたグダグダ言いながら結局6組しか上げず途中で終了するこの記事の投げやり感もなかなかひどいものだが、みなさんにとっての”作り上げた”バンドって誰でしょうか。