なんというタイトルだ。しかしこれが全てだ。「夏の曲」で検索するとたくさん出るし毎回どこかのテレビ局がそんな特集してくれてる。夏に聴きたい曲ベスト30みたいな。でTUBEが話題に上ってサザンとか湘南乃風とか今は亡きリップスライムとか懐かしいのが出てくる。あ、大黒摩季とかケツメイシとかBONNIE PINKとか。キリねえな。
冬の歌もキリがない。広瀬香美とかGLAYとかSPEEDとか山下達郎とかマライアキャリーとか。
ちょっと待てよ。そんな季節ごとに分ける記事は沢山あってテレビの企画は沢山あるのに、一番お得な「全部盛り」は案外語られない。全部盛り、とは、つまり春夏秋冬のこと。春も夏も秋も冬もまとめてしまえの精神は芸術的手法。季節の移ろいもこれで歌えるし時間の経過もあらわせられる。天才か。ということでタイトルが春夏秋冬の曲を紹介する。
STEADY&CO – 春夏秋冬
懐かしい。懐かしすぎる。そしてかっこいい。時代を感じるヒップホップではあるが色あせないかっこよさがいまだにあるのは当時の一番かっこいいを、貫いてたからだろう。
ハジ→ – 春夏秋冬。
。をつけるところがいかにもハジ→らしい。ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとか、過剰に言葉に重みも付け足そうとする輩は句読点を多用する。「、」とか「。」を使いたがる人たちの言説には気をつけた方が良い。、いつの間にか取り込まれてしまうから。一歩引いてその言葉の真偽を確かめよう。
ハジ→くん、きみはどっちだい。
んーめっちゃ深ーい、
スガシカオ – 春夏秋冬
春から順番に語っていくスタイルはまさにいいとこ取りのテンプレ。てか初めて聞いたけどすごくいい曲で感動した。
松山千春 – 春夏秋冬
「はるなつあきふゆ」と読む。松山千春が歌うと深く感じる。サビなんか春と夏と秋と冬しかいってないのに。そしてこの映像の松山千春が怖すぎる。
奥華子 – 春夏秋冬
この曲も春から順番に季節を語っていく。実にシンプルな構成。
POLYSICS – 春夏秋冬
これだけノスタルジーな曲が揃う中で確実に悪目立ちしてるPOLYSICSの春夏秋冬。おそろいのカジュアルのお前らちょっと来い
春先にピッタリの色合いちょっと来い
来い来い来い来い
なんだこいつら。好きだわ。ただし音源はない。
泉谷しげる – 春夏秋冬
やっぱりこれ。圧倒的にこれ。そして数多のカバーを差し置いて原曲のクオリティがやばい。これ以外の正解がない。歌詞が深すぎる。
吉幾三ver
吉幾三のクセがすごい!けど結構アレンジが吉幾三に合っていてうまく馴染んでる。牧歌的な感じは彼の出生地をも想起させる。
松山千春ver
相変わらず凄いなぁこの声。天才を自称したくなるのもわかる。原曲がナンバーワンであることは変わりないけど松山千春が歌えば比較できないほどに彼だけのオリジナルソングになる。ただちょっと綺麗すぎるんだよね。上品な声質なだけにこのアレンジも致し方がないもの。これはこれ、原曲は原曲、ってことで。
福田沙紀ver
そういや福田沙紀も歌手活動していた。忘れていた、でもこれはカバー。そして原曲とはかけ離れている上にこのアレンジで良かったのか本人達に問いただしたい怪作。
go!go!vanillas!ver
まさかのバニラズが一番原曲に近い形で挑んでるという。そして結構善戦している。ライブとかでこっそりやってみてほしいね。凄く好きなカバー。