たまにはこう、映画らしい映画というか、メッセージとか関係なく楽しめるような映画もみたくなった。

ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウッディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンら豪華キャスト共演で、大金を盗み出した4人のマジシャンとFBI捜査官らの攻防を描くクライムエンタテインメント。カリスママジシャンのアトラスをリーダーとする4人組スーパーイリュージョニストグループ「フォー・ホースメン」が、ラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪うというマジックを披露し、観客を驚かせる。FBI捜査官のディランとインターポールのアルマは、彼らがさらなる強盗を働く前に阻止しようとするが、フォー・ホースメンのイリュージョンを見抜くことができない。捜査陣はマジックの種を暴くことで有名なサディウスという人物に協力を依頼するが……。監督は「トランスポーター」「タイタンの戦い」のルイ・レテリエ。DVD&ブルーレイ化に際しては、シーンの追加や変更が施されたエクステンデッド・エディション(本編125分)も発表された。

映画.comより

だましあいの映画は、いかに視聴者が一番だまされるかが肝なので、その点に関しては私は全く問題ない。すぐに騙されるからだ。深読み一切なし。監督が想定する模範的な視聴者としていられる。バカとは紙一重だが、私はそうとは思っていない。

冒頭から仕切りたがる白人のイケメンお兄ちゃんは洋画あるあるの早口おしゃべりマンだが(よくみたらかの有名な「ソーシャルネットワーク」のマークザッカーバーグを演じたジェシーアイゼンバーグだった。そりゃはええわ)、意外と存在感は薄い。むしろ後半は警察側がメインで、だまされ続けながらも色恋沙汰への発展を見守りつつ、モーガンフリーマンの真の目的について追うことになる。

あと、わりかし体力勝負なのは笑った。格闘技心得てるし、結局全員ダッシュだし。

でも楽しかった。楽しいで終われる映画は貴重だ。金もかかってるし、トリックも丁寧なネタバレ解説を添えてくれる。

サスペンス、トリック系は全くもって深読みも推理もできない人間なので、こういう親切丁寧な設計はありがたい。