ケイシー・マクイストンの同名ベストセラー小説を映画化し、アメリカ大統領の息子とイギリスの王子の恋の行方を描いたロマンティックコメディ。アメリカ初の女性大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子は、ともに端正なルックスとカリスマ性を兼ね備え国際的な人気を集めていたが、互いのことを軽蔑しあっていた。ある日、王室行事での2人の口論がタブロイド紙で大きく報じられ、米英関係に亀裂が入りそうになってしまう。事態の修復を図る関係者たちは2人を強制的に仲直りさせ、やがて両者の間には思わぬ友情が芽生えはじめる。「シンデレラ」のニコラス・ガリツィンがヘンリー王子、「キスから始まるものがたり」シリーズのテイラー・ザハール・ペレスがアレックスを演じた。劇作家マシュー・ロペスが長編映画初監督・脚本を手がけた。Amazon Prime Videoで2023年8月11日から配信。

映画.comより

アメリカとイギリス、という対比をコミカルに描きながらブロマンスコメディに仕上げた作品が、この「赤と白とロイヤルブルー」だ。基本的にコメディなので、アメリカ大統領の息子とイギリス王室の王子との恋という表題が先走って細かいところはまあ置いといてよ、というスタンス。なんかすげえ二人とも身軽だし全然誰にも途中までバレないしまあそういった細かい部分(選挙活動とか)の演出や映し方は一つのギミックとして捉える程度がいいかもしれない。あまり大統領自身も頭がいいようにも見えないしきれいごとでケンカするし、日本人からしたら「アメリカ大統領がこんな理解あってきれいごと言って信念に基づいて政治するわけないじゃん。アメリカンプライドに縛られてしか決断できないじゃん」と皮肉一つもいいたくなるが、イギリス王室はめちゃくちゃ保守で理解も示さずやなやつらに描いてアメリカはリベラルな感じ、めちゃくちゃアメリカびいきだなあ、さすがアメリカ!!って感じ。

劇中歌で印象的だったのは二人でダンスするシーンで流れるPerfume Geniusの「Can’t Help Falling In Love」。ここでPerfume Geniusなんだと思った。すごくよかった。

ジョーン・ジェット – Bad Reputation

ĠENN – Duda Dance

デヴィッド・ボウイ – Up the Hill Backwards

Ellem – That Thing You Do (Lhotse Remix)

Sofía Reyes, Darell & Lalo Ebratt – Échalo Pa’ Ca

メジャー・レイザー – Que Calor (feat. J Balvin & El Alfa)

David From Barberton – Magic

Rigoberta Bandini – Canciones de Amor a Ti

Vagabon – If I Loved You

Perfume Genius – Can’t Help Falling In Love

Oliver Sim – Fruit

Chicano Batman – Color My life