人気シリーズ第三弾。大泉洋の味のある演技と立っているだけで絵になる男松田龍平のゴールデンコンビは今回北川景子とコラボする。いつもならもう少し色気重視の尾野真千子なんかがキャスティングされるのだが、今回はど真ん中美人を選んできた。なので少し中で撃ち殺したいるするのにイマイチのめりこめなかった。とはいえやっぱりあの軽快なやりとりとテンポの良い展開は観ていて飽きない。

作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を大泉洋と松田龍平の共演で実写映画化した人気シリーズ「探偵はBARにいる」の第3作。札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく。裏社会に影響力を持つ冷酷非道な大物実業家・北城役をリリー・フランキー、マリ役を北川景子、麗子役を前田敦子がそれぞれ演じる。監督は前2作の橋本一から「疾風ロンド」の吉田照幸にバトンタッチ。脚本はシリーズ全作を手がける古沢良太。

引用元: 映画.com

上述の通り、監督は変わったが、作品そのものは大きく変わっていない。いや、ファンからすれば変わった点、それは良くも悪くもだが、はあるのだろうが、前作をそんなに覚えてすらないくらいの感覚の一般人の我々からしたらまったくそのまま探偵はbarにいるそのものだ。松田龍平の飄々とした演技は相変わらず。これが絶対寝返らない味方ってだけで安心する。サイコパスじゃないいい奴ってだけでもうその映画の安定感は抜群だ。それくらい松田龍平は怖い。いつなにするかわからないから怖い。それがないのがうれしい。いい松田龍平が見られるのはこれか「泣き虫しょったんの奇跡」くらいだ。最近見た「羊の木」なんかは怖すぎる。出てきた瞬間からこいつがやばいってすぐに気付く。なんにせよ恐ろしい役者だ。
音楽はジャズを基調にした音楽が多いが、目立った曲はない。
ススキノの寒い冬を見たくなったらこの映画に限る。