ギリギリchop選手権開催

B’zがコロナによる外出自粛を受け、家でも楽しんでもらえるようにとライブ映像作品23作をyoutubeで期間限定で公開した。これは2020年5月31日までの限定で、現在5月10日なので、この記事を書いてものの数週間で映像はなくなってしまうのだが、それでも書きたくなったので今回こんな企画を立てた。

B’zは子供のころから慣れ親しんできたとはいえ、ファンと呼べるものではない。
そんなごくごく一般のリスナーである私が、今回「ギリギリchop」だけを作品から抜き出し、どの「ギリギリchop」が一番よかったか勝手に発表する。「ギリギリchop」の理由は単純に私が好きだからだ。私が知っているB’z作品の中でもハードで疾走感があり、ソロパートが楽しいのだ。他にもチョー燃える楽曲があればぜひツイッターで教えてほしい。

エントリー

まずはエントリーを発表する

①1999年Brotherhoodツアー@横浜国際総合競技場(現・日産スタジアム)
B’z公式ライブ映像では最古。

②2001年ELEVENツアー@西武ドーム

③2002年GREEN~GO★FIGHT★WIN~ツアー
ビリーシーンがサポートベースに

④2006年MONSTER’S GARAGEツアー
ベースソロがスラップありで少し特徴的

⑤2006年招待制ライブ@なんばHatch
規模が小さななんばHatchでのライブのため臨場感がエグい

⑥2008年Pleasure 2008 -GLORY DAYS-@日産スタジアム
サポートベースが2018年まで長年を共にしたバリー・スパークスに

⑦2013年Pleasure 2013 ENDLESS SUMMERツアー
とりあえず映像がカッコいい

⑧2018年 Pleasure 2018-HINOTORI-ツアー
入りのセッションが長くなってかっこいい。ステージ上にやたら客がいる。

以上である。では第三位から発表する。


第三位:2001年ELEVENツアー@西武ドーム

他より重めな稲葉の歌声。力強さが強調されていてかっこいい。松本の白タンクトップもイメージになくて新鮮。ギターソロがいつもの旋律と違い高揚感を煽る。鉄人魔人の稲葉とはいえ、さすがに若さ溢れるパフォーマンスで全盛期なのが伺える(ファンには失礼かもしれないが)。


第二位:2002年GREEN~GO★FIGHT★WIN~ツアー

この年のツアーのサポートベースにはビリーシーンが担当している、なんとも贅沢な、というか恐ろしい組み合わせである。それが拝めるという点でも十分神映像だし、さすがのベースソロと、今までより、さらに際立った圧巻のパフォーマンスは、他の追随を許さない、パーフェクトな「ギリギリchop」である。稲葉はうってかわって走り回るというよりは大人な雰囲気でかっこよくキメている。ラスサビ前の腰に手を当てて歌うシーンはかっこよすぎる。直前のビリーシーンのキモいベースソロから合わせてじっくり堪能していただきたい。


第一位:2008年Pleasure 2008 -GLORY DAYS-@日産スタジアム

この年からサポートベースがバリー・スパークスに変更。彼とはその後2018年までの10年間共にする盟友となる。
この20周年ライブのアクトがエグイのなんのって。大雨の中開催されたこのライブ、「ギリギリchop」の時のいかつさ。イントロと共にホットパンツになった稲葉はそのまま全力疾走。松本も走り始め、ギリギリchop史上でも珍しいパターンに。
タオルの稼働率も半端ないし、ドラムのツーバスも増えて、バリーと松本のソロ対決は見もの。20周年ツアーライブのラストという事もあってか、心にぶっ刺さるこれぞB’zのパフォーマンスだったし、その後の観客の抑えきれない興奮と熱気が伝わってくる映像。日本一のライブバンドというのは正直疑いようのない事実だなと。
結局このギリギリchopが良すぎたので、このツアー映像は最初から通して全部見た。B’zをアルバム通して聴いたこともないし、ライブ映像なんかもみたことなかったけど、ちょっとだけそのすごさを理解することができたし、正直これ観た後だと、去年サマソニで彼らを最初の数曲しか見なかったことを後悔してしまう。


番外編:ROCK IN JAPAN 2017

彼らの単独ライブではないが、トリとして出演したROCK IN JAPAN FESTIVAL2017のギリギリchopは個人的に好きで、やはりフェスの景色は独特で好きだ。
単独と違いB’zファンばかりではないフェスの空気感で、あんなに全員一人残らず取り込み魅了し単独さながらの一体感とぶっちぎり方をできるのは本当に彼らを含め一握りだと思う。公式の映像はないので、各々で探していただくしかないが、あれは間違いなくロッキンの歴史の一ページに残るライブだっただろうと思う。だろうって、そりゃ行ってないので何とも言えないけど、フェスにしかない高揚感ってあるよなーとつくづく思う。

まとめ

以上、B’zのギリギリchop選手権をお届けした。B’zファンに何て言われるかは知らないが、当然B’zは日本最高峰のロックバンドであり、計り知れないスケール感を持っていることが分かった。自分の稚拙な言葉では語りつくせないが、とりあえずアルバムは借りに行こうと思うのでさっさとコロナは絶滅してもらいたい。

あと花火の量が狂ってるのでB’zは花火バンドだと思う。