いよいよ邦楽も洋楽も120枚を超えてきた。今年もたくさん聴いてきたけど佳境です。

曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き=総合

Callme – One time 6 5 6 6 4 3 4 3=37

向井太一 – PLAY 6 4 4 5 5 4 5 5=38

住岡梨奈 – colors 5 6 5 5 4 6 7 5=43

吉田凜音 – STAY FOOL!! 7 5 7 5 5 4 6 5=44

からっぽペペロンチーノ 6 6 7 5 4 5 5 6=44

ベイビーレイズJAPAN – THE BRJ 6 5 8 6 6 5 5 5=46

GLIM SPANKY – BIZARRE CARNIVAL 7 6 8 6 7 7 9 7=57

ちょっと全速力でJPOPに振り過ぎた前作とは違い、よりルーツを明確にしたサイケな印象を残したアルバム。後期ビートルズにも似た(ビートルズを知らない俺が言うんだ間違いない)彼らの独自サウンドは日本音楽業界にとって必要不可欠な存在になった。

 

サイプレス上野とロベルト吉野 – 大海賊 8 7 8 8 6 7 7 8=59

よくみたらメジャーファーストアルバムなんだね。おめでとう。サ上の中学生からのバカにされっぷりはなんだかこちらが申し訳なくなるほどだが、この初心者にも易しそうに聞こえるラップスタイルはメロディックなヒップホップに相性抜群なので、このアルバムは期待していい。し、事実よかった。ただ、一曲目のSKY-HIの曲がピーク過ぎてもうちょいなんとかならんかったんかと贅沢な文句だけ。

 

 

ふくろうず – びゅーてぃふる 8 6 7 8 8 7 8 8=60

ふくろうずはすっかり売れ残ってしまった。あれだけ期待されていたのにイマイチ10代の心を惹きつけられなかった。まあ時代はサブカル色前面に出たバンドにとって追い風ではないし仕方のない部分もある。不運。

でもやっぱりこのジャンルのある意味テレビで流れるJPOPより濃いJPOPを体現している彼女たちの楽曲はしっかりしてるしボーカル内田の声は天性のもの。「びゅーてぃふる」と平仮名にするところも自分自身をよくわかってるし、男女のコーラスは相変わらず気持ちがいい。ふくろうずがもうすこしロッキン界隈で暴れてくれればなあと思ったが、Shiggy Jr.があそこで打ち止めなのも考慮すると中々しんどいのかなとも。

 

lol-エルオーエル- – lol 8 6 9 9 7 7 6 8=60

 

藤巻亮太 – 北極星 8 8 7 9 7 8 8 8=63

レミオロメンが帰って来た!!!

と言っても過言ではない。それくらい当時のエネルギーがここに詰め込まれている。佳作ぞろいの楽曲は聴いている時間を忘れあっという間に一周してしまう。事実楽器隊に元レミオロメンのメンバーも参加しているという。これは復活の兆しありか。おもしろくなってきた。

 

赤い公園 – 熱唱サマー 6 8 7 9 8 8 9 8=63

突然のボーカル佐藤の脱退により、現体制での最後の作品。確かに初期はコンポーサーの津野の才能にボーカルの力量が追いついていないという印象はぬぐい切れなかったが、いまはもう十分ありあまるほどに実力をつけてきたと感じていた矢先での脱退なので残念だ。

最近の赤い公園は分かりやすさが先行してイマイチ聴き込みきれないところがあったが、今作はそのバランスが非常によくとれている。上質なロックここにあり。

 

KICK THE CAN CREW – KICK! 8 8 9 9 7 7 7 8=63

キックのアルバムはなぜか家にあった。中学時代まではいたって普通のポップスしか聴いていなかった私だが、キックだけは謎に熱心に聴いていた。「復帰作!」と聴いてテンションのあがらない奴はいないだろう。だがそのテンションに見合うだけのクオリティを持ってきてくれたかというと、、、、よくもわるくも期待通りだった。もちろん63点という非常に高い点数が示す通り、満足のいく楽しいアルバムだったが、満足以上が欲しかった。きっと去年の宇多田ヒカルになにか重ねてしまったようにも思う。

 

あいみょん – 青春のエキサイトメント 8 8 7 9 8 8 9 7=64

ビジネスメンヘラと常々あいみょうをそう評価してきた。あるいは語彙力のあるメンヘラ。か。

何がロックかと問われれば議論は尽きないのだが、少なくともあいみょんの精神性はロックだと思う。

完璧な一枚。手に取って聴くべき。

 

Nabowa – DRAWINGS 10 8 8 9 8 9 7 9=68

あ、ごめんなさい

ってつい謝ってしまった。無敵のアルバム現れやがった。年間ベストにも間違いなく食い込んでくるだろう、そんな一枚。

続いて洋楽

曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き=総合点

Jake Bugg – Hearts That Strain 4 4 3 6 3 5 5 3=33

Fifth Harmony – Fifth Harmony 6 4 7 6 4 3 4 3=37

Daniel Caesar – Freudian 6 5 6 4 5 4 4 4=38

Rostam – Half-Light 6 5 4 5 5 6 4 5=40

Warm Digits – Wireless World 6 6 5 4 5 6 5 5=42

The Districts – Popular Manipulation 5 6 6 6 5 5 6 4=43

Phoebe Bridgers – Strangers in the Alps 7 5 6 6 4 4 7 5=44

Zola Jesus – Okovi 5 5 4 6 7 6 8 4=45

Najee – Poetry in Motion 5 6 6 7 4 7 6 6=47

21 Savage – Issa Album 7 5 6 6 5 7 6 6=48
ただいま大人気21 Savage。個人的にはそこまで響かなかったかな。でも声は好き。

The National – Sleep Well Beast 6 6 7 6 5 7 7 6=50

The Horrors – V 8 6 6 5 7 6 7 6=51

Aminé – Good For You 6 7 6 8 7 6 6 6=52

A House In The Trees – What Am I Supposed to Do? 8 5 7 7 8 5 6 7=53

Moses Sumney – Aromanticism 7 7 6 8 7 6 6 6=53

Tro Y Moi – Boo Boo 7 7 6 8 6 6 7 7=54

The Killers – Wonderful Wonderful 8 6 8 7 7 6 7 6=55

Nick Hakim – Green Twins 6 6 7 8 6 7 9 6 =55

LANY – LANY 7 5 8 8 6 7 8 8=57
サマソニで観て以来、「あ、やっべええわ」と心酔しているLANY。なぜそんなにcoolなんだい。

Vic Mensa – The Autobiography 8 6 7 7 8 7 7 8=58

Brian McKnight – Genesis 8 8 7 7 6 7 7 8=58

Lil Yatchty – Teenage Emotions 7 9 6 8 7 8 9 8=62

世界で最も稼いでるラッパーランキングにも名を連ねたリルヨッティー。まずジャケットが最高。それだけで買う動機になる。そして中身も最高。まだ聴き足りない。もっと聴き込んでからレビューしたい。

 

MACKLEMORE – GEMINI 9 7 9 8 7 7 8 8=63

色んな人を巻き込んで作り上げた一大作。そして大問題作。おいおいありかよってくらい貪欲にいい曲を作ってる。マックルモア、やっぱりただもんじゃない。

 

Mount Kimbie – Love What Survives 8 8 7 8 9 8 8 9=65

久々の新作。ポストダブステップのその向こうを見渡したようなクリーンでかつドープな仕上がり。決して楽な道ではないけど、それでも試行錯誤してたどり着いた、そんな音の重ね方を感じた。やっぱりここから21世紀は始まったんだって勝手に思ってる。もうすぐ発売されるfour tetとともに、最重要人物のひとりだろう。