クリスマスの定番といえばホームアローンかグレムリンである。は、言い過ぎたか。キャラは有名だけど案外内容までは知られていない映画。

クリスマス・プレゼントのペットが異常繁殖して町中が大混乱になるというデザスター・コメディ。製作はマイケル・フィネル。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ。監督は「トワイライトゾーン」第三話のジョー・ダンテ。脚本は「俺達の明日」のクリス・コロンバス、撮影はダンテ作品常連のジョン・ホラ、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当。グレムリン創造はクリス・ウェイラス、特殊効果監修はボブ・マクドナルド・シニア。出演はザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン、フランセス・リー・マッケインなど。

モグワイという奇妙な生き物をクリスマスプレゼントに買って帰ったら増殖して悪戯をし始めて町中パニックになるという結構怖い映画。作りも展開もいかにもB級ぽいし、なにがそんなにウケたのかいまいちわからないけど、でも見てて目が離せないというか、クセになる映画だったのも事実。モグワイ(唯一の両親であり本家本元であるギズモ)はとてもかわいく、キャラとしても抜群に映えている。アナログ感が逆にぎこちなさとあどけなさが強調されているのもこの時代ならではだ。

なかなか退治の方法もジェイソンさながらで、ミキサーにかけるとか電子レンジに入れてしまうとかやりたい放題。子供向けの”てい”をなしたスプラッター映画である。
でも日本ではあまり見かけない「子供向け」と「マニア向け」の融合の成功作なのではないかと思う。他の映画のオマージュだったりニヤリとさせられるシーンを散りばめて大人達でも二度三度楽しめる作品にしたことは、結果的に今に至るヒットの要因の一つになっていると思う。