エマワトソンがハリーポッターシリーズ以外で演じている作品を見るのは初めてだ。
今回は下着姿ありハードなキスシーンありと、大人な一面を演じている。役柄的にはイケイケの10代なんだけれど。

要するに頭良くてインキャで、心優しくて穏やかな主人公チャーリーがひょんなことからゲイとその仲間たちと仲良くなってダンスパーティにでたりハイになったりとちょっとほほえましい程度にイケイケになってエマワトソンに恋しちゃう話。

めっちゃ甘酸っぱくて、不器用な生き方とそれぞれの抱えた秘密やトラウマが重なって、ちょっと変わった青春ムービーになっている。10代ならではの悩みもあって、でもなんかバカにできないような深刻さと彼らの純真さがこの映画の陳腐さを消していた。
主人公が小説家(?)になりたいという設定なので語りの部分かめちゃくちゃ文学的。だからしっかり聞いておかないと微妙な心情の読み取りがちょっと難しいかもしれない。普段そんな哲学っぽい映画ばかり見ている人ならともかく。私は前半はなめてかかってたので、スマホいじりながら観ていた(なんて奴だ)ので「え?」「え?」ってなった。まあでもストーリー自体は特に突飛な方向に行くわけでもないので、そこまで構える必要もないが。

音楽もDavid Bowieの「HEROES」がキーになるシーンで使われていてピッタリなので馴染んで聴くことができた。基本粗があんまりない映画なので、ソツのない印象を受ける。
We Can Be Heroes
Just For One Day
はまさにその通り。もう亡くなってしまったが、デヴィッドボウイだからこそこの言葉はなんか響くなあと痛感する。

The Samples – Could It Be Another Change

Cracker – Low

The Beatles – Something

dexys midnight runners – come on eileen

Galaxie 500 – Tugboat

New Order – Temptation

The Smiths – Asleep

Sonic Youth – Teenage Riot

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