これバズ1位のバンド
バズリズムという番組がある。毎年その番組では「これがバズるランキング」という企画を年始に行っている。なにがバズるのかさっぱりわからないことはさておき、とりあえずここで上位に挙がることは事務所が本気である事のしるしとなる。
年々その企画の権威が増していき、注目度は上がっている。
そんな”これバズ”で2020年1位だったのがNovelbrightという4人組ロックバンドだ。もちろん存じ上げている。知ったのは半年くらい前。各所の人気ぶりはかねがね聞いている。たしかに「2020年ファンを拡大しそうなバンド」の一組であることには間違いない。
ただそれが純粋な音楽評価につながるわけではない。これバズ1位だから手放しでほめるわけでもないし、売れてるから優れたバンドとなるわけでもない。こと日本においてはむしろ優れた音楽は売れない。基準はいつも顔面と歌のうまさと歌詞のシンプルさにかかっているのだ。
「好きな人が聴けばいい。嫌なら聴かなければいい」という指摘が通用しないのがこのブログの意地わるいところで、もちろん遠慮なく聴くつもりはないが書きたいことはあるのだから書いてみる(半年ほど渋っていたが)。
音色がずっと2000年代
まずは久々に聴いたなって思わせてくれる「Revive」。まさか2019年にあのギターの音色が流れるとは。そして単音の軽い音色のピアノが流れる。「あぁ、これWeaverで聴いたなあ」と2010年前後を思い出す。
終わり方もDJ始めました的なしぼりかたで、懐かしい。あの手法もまた2000年代のJPOPにあったやつだ。
歌はうまい。ただ歌い方もまた古い。今もいなくはないけど、UVERworldが売れた時期って2007年くらいなので、その時代性を感じる。
2曲目にくるのは「the Eternal oath」。ピアノから始まるのは悪くない(相変わらず音色はアレだが)。そして再び同じギターの入り。もうデジャヴか、とその技のレパートリーの少なさに驚く。
バンドサウンドに限らず、エフェクトもかけているが、そのかけかたも00年代後半。そうだ、FlumpoolミーツAquatimez feat.UVERworldみたいな、そんな軽薄さをさらに上っ面なぞったような音が鳴る。でもユニゾンとか夜ダンはすきなんだろうな、というのは伝わる。
中盤で入るギターソロ。彼らに限らず今時ギターソロをやるかね、と思うバンドは多い。しかもその音で、と思わず感心する。
3曲目くらいから、あれ、自分は何で音楽を聴いているのだろう、とわからなくなる。こんな音がこもってグシャってなってる音楽久々に聴いた。ハイファイが正義とは思わないが、これはローファイとはまた別次元のような、デモ音源を聴いている気分になる。
今鳴らすべき音
残念ながら一秒たりとも今の音楽が鳴っていなかった。革新性もなければ斬新さもない。00年代の古い手法を使いまわしているだけ。
確かに新しい音楽が全てではない。あえてオールドファッションなスタイルで挑むバンドもいる。THE BAWDIESとか。でもそれは信念があり、あえてそれをしようと決意しているからかっこいいのだ。今からバンド組んでさあオリジナル曲をやろうって時に、なんの知識もなく「とりあえずかっこいい曲やろう!」と意気込んで出来たのがこれだからやばいのだ。彼らが2000年代の曲をリバイバルさせようと思ってやっていないのだ。ナチュラルにオシャレだと思ってアムラーの恰好をしている女性はオシャレなんかじゃない。
結論何がよくないかというと、ピアノがいらない。非常に陳腐。でもヒゲダンが陳腐にならないのは音色とその使い方だ。
次にギター。古い。音が圧倒的に古い。確かにどのロックバンドも非常にダサい音使いしているが、群を抜いている。これで知った、オーラルやsumikaの音使いのまともさを。ロードオブメジャーリスペクトなのか。なにせギターの刻み方が単調。スキルの問題なら申し訳ないが、あんなガッガッガッガジャーンジャーンジャーンを繰り返されたらモーツァルトより眠い。
もう一つは無駄に壮大にしすぎた。ボーカルのダイナミックさを演出するためにオーケストラチックにしているのはわかるのだが、なにせ引き出しがないせいでただのワンオクの二番煎じになっている。理想通りの二番煎じ。いいコピーではなく悪いコピー。あと音圧が一定なのか、耳への負担が凄い。曲止めたときにふっと耳が軽くなる。あー押されてたなーと感じる。こんな感覚はハードコアか彼らだけだ。
歌詞は知らない。どうでもいい。
散々書いたが、UVERworldやflumpoolやAquatimezは素晴らしいアーティストである。彼らが受け入れられたのは2000年代後半だからだ。あの音楽が流行った時代だから当然あの音楽性はかっこいいのだ。そして今でも彼らがカッコいいのは、その音楽が時代のものではなく彼らのものになったからだ。だから2019年もUVERworldはかっこいい。そこは違うので理解してほしい。
洋楽大好きなメンバーたち
と、言いたい放題でもうファンに見つかったら最後なので半分諦めているが、自分には書く理由があるし、それは当ブログで散々語っているのでもう改めて言うのもめんどうだから、好きにしてください。
とはいえそれだけだとちょっとつまらないので、もう少し彼らについて探ってみる。このブログのお馴染みの手法である、インタビュー読み込みスタイルを駆使して、彼らの音楽ルーツや信念に触れてみる。
バカでかい夢を持ってるので、将来はアリーナツアーもドームツアーもしたいし、『紅白歌合戦』にも出たいと思ってるんですよ。日本を代表するアーティストになって、ゆくゆくは海外にも進出したいです。
と語るNovelbright。世界への夢は今はそう遠くない。むしろその気になれば日本よりも先に世界で火をつけることだってできる。彼らの目論見はあくまで、日本でしっかり売れてから行きたい、というものだ。それはONE OK ROCKやPerfumeのようなスタイルをさすのだろう。国民的な支持を得たいという気持ちが溢れている。
彼ら自身のルーツについてはこう語っている。
聡次郎 スティーヴ・ヴァイです! 画期的な奏法とか編み出した、既存のものじゃなく楽器の新しい可能性を見つけていく方です! まだまだ未開発の音楽があるんじゃないか、というスタンスが好きですね。
勇太郎 僕はバンドだったらONE OK ROCKが凄く好きなんですけど、音楽全体ではHoneyWorksが凄い好きで、楽曲制作に影響を受けています。。
雄大 僕はゆずが一番好きで、海外ではParamoreが好きです。ONE OK ROCKは僕も好きなんですけど、日本で一番好きなのはゆずで、中学生の時は追っかけをしてて中学・高校の時ライブにめっちゃ行ってました。
〈中略〉
ねぎ 初めて好きになったバンドはUVERworldです。引用元: Novelbright「老若男女、幅広い人たちに届けたい」個性豊かな5人が奏でる音楽:「SKYWALK」インタビュー
なるほど理解できた。スティーヴヴァイの音だったのか。そりゃあんな出しゃばりな音になるはずだ。自己主張強め。自分が世界の中心かのような振る舞い。まさにスティーヴヴァイ。
HoneyWorksとかONE OK ROCKは、あーはいはい、てなるし、ゆずも歌詞をみたら理解できる。個人的に「栄光の架橋」は世紀に残る駄曲で押しつけがましい宗教団体のテーマソングのようだと評しているが、そのエッセンスをNovelbrightから感じるので、納得する。
Paramoreはおもしろい。ていうか握手したい。いいよね!パラモア!私も大好きだ。高校生の時めちゃめちゃ聴いたし、2018年に10年越しの生パラモアを体験した時は泣いた。かっこよすぎて聞き惚れた。
ただ、Paramore自身も苦しんだ。試行錯誤の時期があった。バンドサウンドがウケなくなりつつある2010年代前半、スタイルチェンジを試しながら、そして2017年の「After Laughter」までたどり着いた。彼らだって、misery businessを10余年やってきたわけじゃない。その時代にあった音楽をトライしているのだ。
そう考えると、彼の言うParamoreって07年のMisery businessの事ではないだろうか。
内省的な歌からラブソングまで、14曲ごとにまったく異なる世界観の曲たち。それを、表情豊かに歌いこなす雄大と、その歌にしっかりと寄り添うバンドサウンド。それは決して一朝一夕で身に着けたものではないと思う。注目のされ方こそ、「SNSで急激にバズッたバンド」として見られるかもしれないが、そのステージを見れば、彼らが、これまでもライブを主戦場に泥臭い活動を重ねてきたことで、ライブバンドとしての確かな実力を培ってきたことがよくわかる。
ライブレポは基本的に褒めてくれる。ライブはみたことないので何とも言えないし、批判も賞賛もしないが、ドラムとベースがまだ歴が浅いことを考えると、それほど卓越したスキルや熟練のサウンドメイキングができているとも思えないので、これは話半分に聞いておく。
路上ライブの場所は大阪の難波。「1回目は事前告知もせず、直前にインスタで“路上ライブやります”と発信しただけ」で、集まったファンは5~6人。しかし、ライブ動画をTwitterに上げたことで、状況は大きく変わり始める。アップしたのはメンバーの圭吾(B)。自身でアパレルブランドを運営し、SNSを使った情報発信に長けたメンバーだ。
「圭吾が一般人のふりをして“あいみょんの『マリーゴールド』、男の人が歌ってる。上手すぎん?”みたいなツイートをしたら、4万くらい“いいね”がついて。圭吾はメンバーのなかでTwitterのフォロワー数がいちばん多かったし、SNSの発信が得意なんですよ。女性アーティストやキーが高い曲など、歌の凄さが伝わる曲を選んだのもよかったのかなと」
基本的に彼らの音楽の話がしたいので、彼らがどう売れたかとか、いかに賢いかとかはどうでもよいが一応触れておくと、彼らはこうしたSNSの駆使やTikTokでのバズなど、時代にフィットしたプロモーション展開をしているバンドと言える。
歌がうまくてイケメンに見えるので、それなりに支持はあつめられるだろうから、この手法はやはり正しいと思う。メディアが紹介するのではなく、人から人に紹介してもらう。まずはそこをとっかかりにするのだ。
まとめ
ここまで読んで「不愉快だなあ」と思うのは自由だけど、せっかくなので、2019年の世界のロックをいくつか紹介して終わることにする。そしたら何か見えるかもしれない。
Panic! At The Disco – High Hopes
https://youtu.be/IPXIgEAGe4U
2019年世界で最も聴かれたロックミュージックがこれ。ロックじゃない?まあそういわれるとそうかもしれない。
でもこれが事実だ。これが今一番”イケてる”音楽だ。
Vampire Weekend – Harmony Hall
https://youtu.be/IlkTVMMkCP4
こちらもグラミーノミネートされるほどに高い評価を受けたアルバムの一曲。
ライトな音作りだけど壮大さは失われていない見事な楽曲だ。
Bring Me The Horizon – Ludens
https://youtu.be/B9wvTuDC-H0
彼ら自身もまた大きな変化を何度も遂げてきたバンドだ。
The 1975 – Frail State Of Mind
https://youtu.be/VOkUE0OB7V0
UKの一番ホットなバンド。こんなMVが作れるもんなら作ってみろと言いたくなる(それほど突飛なものではないが)。
この先どうバンドが変化していくか注目していきたい。
音楽やったことないでしょ?なんて薄っぺらい評論・・・
コメントありがとうございます。
音楽やったことないですね。
薄っぺらいですか?私はそうは思いません。よくできた記事だと思います。
的確な分析だと思います。
なぜか好きになれないなあと思っていた理由が、このサイトで綺麗にまとめて書かれていました。趣味趣向は個人差があって然るべきなので、novelさんはそれを承知の上で書いている文章と思います。私も主観で書きますが、ここに書かれている事は間違っていないと思いますし、novelさんはこの後も、このような分析を続けて行ってほしいですね。
コメントありがとうございます。
そしてスタイルをも肯定していただきありがとうございます。ぜひ今後とも弊ブログをよろしくお願いいたします。
こんなに偏った音楽の聴き方しか出来ない人は音楽の評論をするべきでは無いです。
独りで思う分にはいいと思いますけどね、発信する側には向いてないと思いますよ。
コメントありがとうございます。
こんなに偏った記事の読み方しか出来ない人は上から目線で説教垂れるべきではないです。
独りで思う分にはいいと思いますけどね、まずは人を説得できるものを開示してからにしてください。
どっかで誰か言ってたような言葉で申し訳ないですが
自分はやってるやってないのか云々は詭弁なのであまり使わない方がいいと思います。
効いてて草
理屈や言葉で音楽を捉えてる時点で一番ダサいんだがww
最近の男子ボーカルはノーベルブライトしか聴けない
何故なら声が悪いからw
みんな掠れ声ばっかじゃんw
その前はアレキやサカナクションは声は良いね
洋楽も掠れ声ばっかで駄目だね
二十世紀後半の白人系は至高
最近の女子ボーカルも良い
でも男子は駄目w
音として響きが良くないからノーベルブライト以外の最近の男子ボーカルは聴けない
それ以上言うべき事は無いねww
多少の音程のズレとかより、声の響きが固かったり掠れが強かったり、潤いやしなやかさに欠ける方が遥かにダサい
生まれ持った声やセンスの良さは、生まれ持ったセンスが有る人間にしか分からない
技術や言葉や雰囲気で生まれ持ったセンスの無さを誤魔化す音楽こそが一番ダサいんだよ 笑
コメントありがとうございます。
人への説得力というのはもちろん理屈の正当性や言語化の具体性もとても大切ですが、なにより「人に理解してもらおう」というときの姿勢です。トーンポリシングにするつもりはありませんが、そんな稚拙で子供じみたwwなんかばっかり使ってる人の発言なんて私のブログ以下ですよ。クリーンボイスが好きなのはわかります。私も好きです。川上洋平さんもすごくいい声ですよね。でもまずあなたの話し方ですよ。とても損してると思うのでこれが何かの気づきになってくれることを祈ります。頑張ってください。
別に君に理解してもらうためにコメントしてるんじゃないから、話し方とか変えないっすよw
俺は感覚でしか音楽は聴かないし、感覚的な事以外の事をグダグダ気にしたり言う人間はダサいとしか思わないw
その事実をコメントしてるだけ
それをどう捉えるかは、俺の知ったこっちゃないよ、赤の他人に興味無いからw
理解してもらおうと思っていないのにコメントしていただけるのは大変ありがたいです。
ガンバッテクダサイ
理屈や言葉で音楽を捉えてる時点で一番ダサいんだがww
最近の男子ボーカルはノーベルブライトしか聴けない
何故なら声が悪いからw
みんな掠れ声ばっかじゃんw
その前はアレキやサカナクションは声は良いね
洋楽も掠れ声ばっかで駄目だね
二十世紀後半の白人系は至高
最近の女子ボーカルも良い
でも男子は駄目w
音として響きが良くないからノーベルブライト以外の最近の男子ボーカルは聴けない
それ以上言うべき事は無いねww
多少の音程のズレとかより、声の響きが固かったり掠れが強かったり、潤いやしなやかさに欠ける方が遥かにダサい
生まれ持った声やセンスの良さは、生まれ持ったセンスが有る人間にしか分からない
技術や言葉や雰囲気で生まれ持 ったセンスの無さを誤魔化す音楽こそが一番ダサいんだよ 笑
↑このコメント書いたやつ虫唾が走るわ笑
まず理屈や言葉で音楽を語る時点でってなぜダサいかを言語化しただけなんだから的外れすぎだろ。俺は音楽は感覚で聴くてww皆そーだわw
生まれ持った声やセンスw?それがNOVELBRIGHTには無いって話だろwちゃんと記事読めよ笑
ボーカルの良し悪しも語ってるけど完全にこいつの好みと主観やんけ。むしろスティーブン・タイラー、アクセル・ローズ、モリッシー、カート・コバーン、チェスター・ベニントン、アレックスターナー、ロバート・プラント、フレディ・マーキュリー、etc時代を代表するボーカリストはゴリゴリ癖ある声で唯一無二だろ。ノーべブライトみたいななんの個性もない綺麗なだけの履いて捨てるほどいるボーカリストこそ一番しょうもないと思う。
イラッとしたので何年も前のコメントなのに書いてしまいました笑
すいません。
コメントありがとうございます。
狙っているのか本気なのか判断がつかないですが、久々にそのコメント思い出しました。
Novelbrightへの捉え方は好みですが、そのために否定したり批判する内容が基本的に変だなと思っています。
ちょっと海外の流行と音楽的プロを気取りすぎてませんか?
少なくとも国民的に評価を得たゆずの栄光の架け橋に宗教ソングとか、どうかと思います
コメントありがとうございます。
ご指摘されたことは一理あると思います。真摯に受け止め次回からの反省点として活かしてまいります。
ありがとうございました。
信者がコメ欄で必死で笑ってしまいました。メンバーかな?
さっきNHKで見ましたが、中高生が趣味でやっているバンドのようでした。いや、中高生バンドでも実力ある子達はいますからその表現は失礼かな。
私もNovelさんとほぼ同意見です。全く新しさが無い、シンプルにセンスが無い。
コメントありがとうございます。
概ね同意見の方にコメントいただきホッとしています。
Novelbrightの曲が好きじゃないのは同意だけど、あなたがバンドを組んだとしてもNovelbrightほど演奏や歌が上手くなったり、知名度を上げることはできないのだから、そこは認めるべきだと思う。
自分ができないことを生業としてるプロに対して、敬意を持たずにただ否定するのは発信する側としては適していない。
コメントありがとうございます。
そこは認めてますがそんなこといちいち書いてたらリズムもへったくれもなくなるし、予防線ばかりでつまらないし簡潔じゃないしブレるし適してないんですよ。
別に炎上記事が書きたいわけじゃないしバズりたくてこんなのを書いてるわけではないですが、文章を書くというのは何かをあえて削ることも必要だと思います。もちろんそれによるななしさんのような感想や意見や批判は甘んじて受け入れる必要もあると思います。それが書いた人間の責任ですし。
あ、あと自分にできない云々は詭弁なのであまり使わない方がいいと思います。
ご指摘ありがとうございます。
ななしさんのコメントは、以前むらたかもめさんがブログで書いていたnovelbrightの記事のまんまですね。
コメントありがとうございます。
批判には自分なりの理由を書いてるつもりですし(それが浅いとかはまた別の話ですが)、個人の誹謗中傷はしてません。敬意があるかないかは主観なのでわたしにはコントロールできませんね。あの記事はいいも悪いも両論書くのが正しいと思います。
ゆずに対してを除いては、novelさんの意見にはすごく同意です。ですが、わざとファンを刺激するような言葉遣いを使うのは如何なものかと思います。オブラートに包みすぎるのもくどいですが、発信する側としてもう少し言葉遣いに配慮が必要だと思います。
コメントありがとうございます。
言葉遣いへの指摘は一理あります。ただひとつ念押ししておきたいのは、別にファンを刺激するようわざと過激にしたわけではありません。私は思ったことをなるべく素直にいうことに”今回は”徹しただけです。そこに打算性や炎上狙いは断じてありません。書いてから「怒られるかもな」くらいの予想はありましたが。
普段はもう少し配慮しているつもりではあるのですが、だからこそこの記事だけコメントがポツポツとつくんだと思います。以後気をつけます。ご忠告ありがとうございます!
どんなバンドが売れようが、もちろん大いに結構ですし、自分がダサいと思う音楽が、世の中に評価されることは、自分が死ぬまであり続けることだということは理解していますが、私もダサいとしか思えないNovelbrightのダサさを、論理的に表現してくださっている記事を、興味深く拝読しました。この記事に対して自分が音楽やって売れる力がないのだからそこは認めろというのは、本当に違うと思う。音楽を作ったりしなくても、ダサいかどうかはわかる。その音楽をダサいと思っていなくて、本気でやっているNovelbrightに対しては、もちろんなんの文句もない。彼らにはそれをやる権利があるし、売れているならそれは勝ちだ。ただ、これをダサいと感じる私にもダサいと思い、ダサいと言う自由を許してほしいし、ダサいと思っている人がやっぱりいるんだと思って嬉しかった次第です。
コメントありがとうございます。
そして読んでいただきありがとうございます。
賛否両論があるのは当然覚悟はしていましたが、こうやって同じ気持ちですと言ってくださる人がいるたび、書いてよかったなと思うことができます。
歌上手いけどなんかダサいな、、なんで売れてるんだろうな、、、と思って検索してみたところこのブログに辿り着きました。私はnovelさんのご意見確かになぁと思いましたよ!歌詞もなかなかなのでぜひ見てみてください…!
コメントありがとうございます。
歌詞もアレですよね。なかなか。
海外のバンド知ってんだぜ感漂ってきて読むのがしんどかった。
コメントありがとうございます。
私もELLEGARDEN大好きです。まだ生で見たことがないのでライブには一度でいいから行ってみたいです。
初めまして。
私も彼らが嫌いというか、見ていられない聴いていられないと思ったので、この記事を読んで心がスッとしました。笑
最近注目のバンドだと聞き、この前テレビ番組で始めて見ました。この人たちは音楽を本当に好きなのかな?「音楽」というコンテンツを使って「自分たちが」有名になりたいだけでは?というのがその時の感想です。
本気で音楽が大好きでいいものを作りたいと思っているなら
この曲この音作りにはならないよなぁ…と素人の私でも思います。
アムラーのくだりは笑ってしまいました!確かに!笑
好きという信念をもとにあえてやっているのと、意識していないけどなんとなくそうなってしまっているのでは全然違いますもんね。
コメントありがとうございます。音楽で有名になりたいだけ、というのは理解できる気がします。真実はどうであれ、なんとなくそう思わせてしまう浮ついた感が伝わっているのは彼らとしてももったいないなぁとは思います。
知らないバンドだったんですけど、「バズってる」ってことは多分ティーンエイジャーが聞いてるんでしょうか?
そもそも日本は音楽好きな人も少ない中で、若年層は文脈を踏まえて音楽を聞いたりしてない人も多いと思うので、サウンドの新鮮味とかあんまり気にしないんでしょうね。シンプルにバンドとしてはクオリティ高いし頑張って欲しいですね。MAC MILLERみたいに異形の進化を遂げる可能性もありますし笑。音楽も産業であり需要と供給が原則ですからね。別にごく少数派の音楽好きに評価される必要もないわけです。
それより気になったのはこの記事の書き方がなんとなくBASEMENT TIMESを思い出させることです(比喩のエッジの立たせ方とか)。
こういう毒舌系の記事は面白いんですけど、愛嬌と毒舌の加減とか結構難しいんじゃないかな〜と思いますね。今回の記事はスノビズム的なノリが過剰で読者の不快指数が上がってしまった
感じがコメ欄からしますね(特に最後の洋楽紹介とか)。あのサイトと同じ道を辿る結果にはなってほしくないので、うまいこと頑張ってくださいね。
コメントありがとうございます。
もちろんそのサイトは存じてますが、一緒か…なんとなく辛いですね。もっと精進していきます。
出た、海外もだいたい同じなのに日本は劣ってるとか思ってるやつ(笑)。それに加えておっさんが作ってる若い子のイメージを見ておっさんが若い子のこと分かってる気になってるタイプか(笑)。
コメントありがとうございます。
そのご指摘でだいたいあっていると思います。
すいません、上のやつは7月5日の人に向かって言ってます。novelさんに向かって言ってるわけではないです。別の記事で勘違いされてたのでもしかしたらこっちでも勘違いされてるのかなと思い書きました。
承知しました。
存じ上げないバンドでしたが、確かに聞いていると自分が中高生だったころを思い出すような曲でした。
感想は概ね同意ですが、若い子たちが聞いているのならそれはそれでアリなのかなとも思いました。自分が昔聞いていた曲でも今思うとだせえと感じることもありますし。
コメントありがとうございます。
同じくわたしにも当時聴いていたけど今ではダサいなぁと思う音楽あります。身も蓋もない感想になりますが、音楽は好き好き、に集約されますね。
SNSからこのブログに辿り着きました。
YouTubeでの路上ライブ映像で上手いと思ってオリジナル曲聴いたんですがMVも歌詞もダサくて驚いたのを思い出しました。
新曲が出るたび聞くけれど悪い意味で変わらない…正直曲を作るの諦めて演奏に徹した方が良くなるバンドだと思ってます…
ギターのダサい悪目立ちも減ってくれたら尚良いのですが
コメントありがとうございます。
共感していただき、書いた甲斐があります、ありがとうございます。
他の記事ではオススメのアーティストなど様々なことを書いているので、よければぜひまたお立ち寄りください。
Novelbrightがダサいのは、もちろんなのですが、ゆずの「栄光の架橋」が駄曲というところも、凄く共感しました。
今年のオリンピック関連でも、何度か聞かされることになりましたが、これをいいと思うってどういうことなんだろう?世間はみんなこれいいと思ってるの?と常に疑問だったので、同じ感覚の方がいてくれて嬉しかったです!
コメントありがとうございます。こちらこそ、そこに共感していただける方がいることに安堵を感じます。
ダサイとかの次元より
どの曲もサビにインパクトが無いのが…
ヴォーカルの声は好きなんだがね
コメントありがとうございます。
聞き馴染みの良さを目指しているのかもしれませんね。
【主観的な評論】と題するのなら、このような意見は十分にあってもいいと思います。
コメントありがとうございます。
ご寛大なコメント感謝いたします。
コメント失礼します。
先日JAPAN JAMでNovelbright観ましたが、音作りが凄かったです。
だからずっと気になってて調べたらこの記事にたどり着きました。
ボーカルの声は凄く通ってて綺麗だなって思ったんですけど、ベースはモヤモヤこもってるし、ギターも音域被ってるのか聞き取りづらい。しかもそれで他のバンドの1.5~2倍の体感の爆音で流すので耳が痛くて、失礼かなと思い頑張って一曲は聞きましたが、その後ステージを離れました。それまでのアーティストと比べると明らかに音作りが下手で、一気に萎えました。
でも他の観客は盛り上がっているように見えたので、凄く違和感がありました。
その正体が晴れたような気分です。
コメントありがとうございます。
私は彼らをライブで観たことがないので、そういった感想は非常に参考になります。ありがとうございます。
コメント失礼いたします。
あなたはこのバンドが嫌いなのでしょうか?
それとも粗削りな現状を正直に評価していて、多少今後に期待しているの部分もあっての記事でしょうか?
記事を読んだだけではただ単にヘイトを向けているのか音楽的評価をしたい方なのかどちらかわからず疑問に思いました。
それと、この記事を上げられてから数年経ちますが2022年現在のNovelbrightについてはどう思いますか?
因みに私はファンとかでも無くただの音楽好きです。
コメントありがとうございます。
期待…はしてなかったです。スタンスや発言から見ても、音楽的なモノよりバズやビジネスに特化した方が優秀だみたいなのが個人的に透けて見えてから、このバンドとは距離を置いてます。もちろん、それは一面的なものであり音楽にも当然真剣であるということは想像できますが。
今年のノーブラ、曲聴いたかな?多分聴いてると思いますが、やはり良くも悪くも変わらないと思います。多少ギターの悪い主張は少なくなってよりボーカルの独壇場になった、というのが感想です。バンドというより、テレビの歌うま王決定戦を聴いてる感覚に近いです。
私が感じていたことをまんま活字にされていて驚きました。
私はファンでもアンチでもないただの音楽好きですが、本当にその通りw
コメントありがとうございます。
同じことを思っていただける人がいて安心しました。
元々ノベブラをメディアのゴリ押しバンドと思ってました。この嫌悪感を上手く言語化していて大変わかりやすく良い記事です。今日初めて当ブログに辿り着いたため既にまとめていたら申し訳ないですがおすすめのガレージロックやインディーロック、オールドスクールなヒップホップを知りたいです。今後も応援しています!
コメントありがとうございます。
なかなかジャンルごとにまとめた記事というのはないのですが、毎年年間ベストというものを個人的に行っておりまして、そこで邦楽と洋楽に分けて好きだった楽曲をまとめています。
よかったら覗いてみてください。
インディーロックは私も大好きなのでお気に入りがみつかると幸いです。ありがとうございました。
声やサウンドの響きそのものの良さが分かってないw
技術とか作り込みとかの言わば小細工に惑わされ過ぎw
余計な情報や小細工に惑わされて音楽聴いてる時点で、君達の感覚は劣悪なのが丸出し
バンプやラッドみたいな辛気臭い声のバンドを好んで聴いてるんだねw
やっぱり感覚が劣悪だった(爆笑)
再帰的な自覚に基づかない「古さ」なんだよな。敢えて残した訳でも構築し直した訳でもない単純でナイーブなダサさ。
コメントありがとうございます。そこは大きく違うと思います。自覚的か否かで大きく。
ノベルさんはその「意図的なダサさ」と「ナイーブなダサさ」を一聴してどう識別するのですか?
私には音楽を聴く才能がないので参考にしたく質問させていただきました。
コメントありがとうございます。
聴くだけではなく、その人たちのコメントや活動スタイルからも判断しますね。
もちろん楽曲だけで理解できるものもあります。
例えばザリーサルウェポンズは聴いただけでそれが狙ったものであることは一目瞭然です。
ユニークさがあるかないか、が判断基準ですかね。
はじめまして。
ここまで的確な批評を拝読できると思わなかったです。
あまりに的確ですらすら読めてしまいました。
私の中では2000年代前半のバンド(UVER、ワンオク等)が持っていた音楽的なルーツすら持っていない、そしてUVERやワンオクらの上澄みの上澄みの搾りかすみたいなものでできたバンドがNovelbrightというイメージでした。
そこを超的確に言語化して頂いていて感謝すら覚えました。
素晴らしい記事ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
共感いただいてうれしく思います。
ルーツを持っていそうにないところが、音楽のみならず言動やバンドの出自などからもすごくにじみ出ていて、時代を象徴するバンドだなと感じます。
ここまですっと入ってくる批評も珍しい。
このバンドに対して感じていたダサさの全てが文章化されていて感動すら覚えました。
なんというかワンオクだのUVERだのが好きとメンバー言ってるようですが、彼らには確かなルーツがあるのに対してこのバンドにはそういうものがない、ワンオクやUVERに憧れてコピバンをしている子たちがオリジナル曲作ってみたみたいなレベル感なのです。
彼らの上澄みをさらに薄めたみたいな音楽ですよね。
コメントありがとうございます。
共感していただきありがとうございました。
創作活動というものが、単に思いついたことをやるだけなのだとしたら、ここまで文化は発展してなかったと思います。
彼らが、文化をやっているつもりではなく、ビジネスのひとつだとするならそれはそれで仕方がないのかなとも感じます。
CDTVから来ました
音楽に興味がない人間にも伝わる例え選びで、非常にわかりやすい
音程が外れてるとかビジュアルだけとか、そんな陳腐なものじゃない
もっとやばい、悪の根源に触れているような感覚にあった私の脳に
この記事は1つの答えを生んでくれました
のーぶら右おっぱいはクソして寝ろ!!
コメントありがとうございます。共感いただきとてもうれしいです。
CDTVは音程が安定してなかったそうですね。珍しいです。
ただ最後の発言は私が言ったことにはならないように予防線をここで張らせていただきます。
またほかの記事も読んでいただけると幸いです。
このバンド全く存じ上げなかったのですが、こちらの記事を読んで逆に聞いてみたくなってしまいました。
それぐらい引きつけられる文章と切り口だと思います。
ゆずの栄光の架橋も、私はなんだか素直に聞くことができずいつも感動ポルノ的な感じで流れてくると心地が悪い感じがしたのですが、なるほどー。そういうニュアンス近いかもって腑に落ちた感じです。
猛抗議されてる方たちは、それだけそのアーティストを愛している証拠だと思います。
末永く応援なさってください。
コメントありがとうございます。
共感、おほめいただきありがとうございます。
他の記事もぜひお暇なときに読んでいただけると嬉しいです。
音が古いとか言いたいことはわかるけど、まぁ音楽やったことがない人がブログ書いてわーわー言うほどのことじゃないよ。おっさんなのか知らんけどそんな熱量あるなら安いアコギでも買って好きな曲の分析でもしてみなよ。
コメントありがとうございます。
そんなまともなこと言わないでください。
彼らとそんなに年齢は変わりませんが、アコギ買って好きな曲の分析するのも一興、わーわーいうのも一興です。
ロック愛を感じる日記だね
ノーブラが目指してる方向性は勘違いしていたようだけど
音楽が本当に好きなんだなと感じた
コメントありがとうございます。
なにかと炎上で話題になってしまいがちな彼らですが、一生懸命なのは伝わります。
他の意見には概ね同意でしたが、スティーヴヴァイについての意見だけは納得できないです
コメントありがとうございます。
今読み返すと確かにちょっと意地悪な書き方だったと思います。良く知りもしないのに。
失礼いたしました。
うーん、なんもわかってない。そもそもアーティストって言っても作詞作曲、楽器の技術、ボーカルの歌が必ずしもマスタークラスってわけじゃないんだよな。そんなの当たり前。当たり前のことに気付けてよかったね。
あと、ミックスはよくはないけどしょうがない。激しい音楽とかだと音にやたらうるさい誰かさんみたいな素人が多いから音をよくするしかないけど、ノベルブライト聞いてる層は多分違うからいいよ。
コメントありがとうございます。
そうですね、あなたも私の文章をあまりわかっていないみたいで、お互い分かり合えず、オッケーってことにしましょう。