自由意志と決定論 「みんなでアルバムのテーマを決める会議を開いた時に、僕から『エブエブ』で描いていた『いろんな人生の方向性がありえたよね』という話をやりたいと。それは(その時点ですでに発表していた)『アングル』や『風の向・・・
「アーティスト論」の記事一覧
SHISHAMO吉川のパートナーシップ宣誓とフェミニズム的な文脈について
パートナーシップ宣誓 2024年7月14日、3人組バンドSHISHAMOのドラムを務める吉川美冴貴さんがお付き合いしている女性の方とのパートナーシップの宣誓を報告した。 ご報告です🌻(吉川) pic.twitter.・・・
Adoはパラレルワールドから来た荒牧陽子
以前からAdoの楽曲を聴くたびにその変幻自在さに驚嘆していた。まるで別人かのようにもわもわと楽曲の色に合わせてキャラクターを変えていく様は誰もがその才能を認めざるを得ない瞬間だっだろう。 そのAdoが出したカバーアルバム・・・
星野源はいつでも心の味方
Official髭男dismのMV Official髭男dismのChessboardという曲がある。第90回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲に指定されており、合唱用という枠にとらわれないヒゲダンらしいメロデ・・・
ヤングスキニーから考える”女性のおかげ”とすることとオードリー若林の多様性について
昨日の洗濯物もまだ湿っていて ヤングスキニーの楽曲に「愛の乾燥機」という曲がある。 安定した生活一つ二つ数えてる 「おかえり」手料理積まれた洗濯物 ゆらゆらゆらゆらゆらゆら揺れている 私の気持ちも昨日の洗濯物もまだ湿って・・・
緑黄色社会のピンクブルーは他者ばかり気にして自分に向き合えない若者の写し鏡なのか
こじらせた人間の歌 緑黄色社会のニューアルバム「pink blue」のリードトラック「ピンクブルー」という楽曲がある。この曲は、全編通して非常にネットカルチャーに親近感のあるマインドですごく陰湿にも映る歌で、それを緑黄色・・・
優里の「ビリミリオン」のピンボケがすごい
優里に「ビリミリオン」という楽曲がある。MVを鉄拳に手掛けてもらった、気合の入った作品だ。 「ビリミリオン」は優里の「無限大の可能性のある、何にでもなれる自分の人生を、自分で考えて選んで後悔しない生き方をしていこう」とい・・・
島谷ひとみは沁みないことに向き合う
沁みない島谷 千鳥の鬼レンチャン(フジテレビ)という番組は、様々な歌手やタレントがカラオケで音程を外すことなく10曲歌い上げることを目指す番組で、その内容もさることながら、それを見守る千鳥とかまいたちのヤジも魅力の一つの・・・
ロックを自ら手放すRhapsodyとロッキング・オン
音楽雑誌や音楽フェスなども手掛ける国内最大手の一つであるロッキング・オンが音楽アニメをプロデュースした。その名も「Rhapsody」。 「ラプソディ」は、ロッキング・オンが音楽とアニメと物語でロックを鳴らす新プロジェクト・・・
yamaは”それでも”歌う
“歌”が救いだった 多くの”歌い手”は作曲や作詞をしないため、作家性が見えづらい部分もある。作曲は影響を受けた音楽を可視化させ、作詞は哲学を知るきっかけになる。 今回のテー・・・