アメリカ人俳優の見分けのつかなささは昔からで、だれがだれだかわからない。髭を生やしたオールバックの男性って海外に多すぎる。よく考えたら前髪をあそこまでしっかり額を隠すオシャレが存在するのってアジアだけだよなと(初期ジャスティンビーバーみたいな麦わら帽子ヘアーは00年代後半に大流行したけどね)。BUMP OF CHICKENの藤原みたいな外国人あまりみないし。バシッと分けるか後ろに流すかがダンディーな社会。ブラッドリー・クーパーなのかロバートダウニーJrなのかヒュージャックマンなのかベンアフレックなのかよくわからないが、とりあえずブラッドリークーパーが好みであることは間違いない。ハングオーバー(彼の出世作)の時もやっぱり好きだったし。
それぞれに最愛の人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、笑いや涙を交えて描いたヒューマンコメディ。監督は「ザ・ファイター」のデビッド・O・ラッセル。主演は「ハングオーバー!」のブラッドリー・クーパーと「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンス。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが……。パットの両親役でロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーバーが共演。第85回アカデミー賞では作品、監督、脚色、主演・助演男女と主要部門すべてでノミネート。ローレンスが主演女優賞を受賞した。
引用元: 映画.com
ジェニファーローレンスのぶっ飛んだメンヘラ具合は真実味を帯びていて、このクレイジーさをだせるのは彼女を強みだなと感じる。
主人公のパットも、その相手のティファニーも、絶望的に生きるのが下手というか、うまく感情をコントロールできないシーンが多々ある。終盤、ロバートデニーロ演じるパットの父親が(彼はノミ屋で賭け事で生計を立てている)自分の全財産をかけた勝負にでる。詳しい内容は省略するが、条件の一つに息子のパットがティファニーと出場予定のダンス大会で10点中5点を取るというもの。ダンス初心者の二人にとって、5点すら厳しいハードルで大会本番を迎える、というのがラスト。パットと距離を近づけたいティファニーと、元嫁ともう一度会ってヨリを戻したいパットの行き違いもこの映画の魅力。
監督はデヴィッド・O・ラッセル。湾岸戦争を描いた映画「スリーキングス」でも有名な監督。キャストも彩り豊かで、個性派ぞろい。何といっても冒頭から登場するクリスタッカーには驚いた。ラッシュアワー以降、大きな作品には主演せず、表舞台からはほぼ引退していた彼が、本作で映画界復帰。みてすぐ「あっ」と気付けるほどのインパクト。
アメフトチームなど、アメリカならではの単語も多く使われる本作で、3つ、知らなかった単語をリストしておく。
ヴァンピューレン・・・アメリカ合衆国の第8代大統領。オールド・キンダーフックの愛称で呼ばれた。最初の独立宣言署名後に生まれた大統領であり、最初の非アングロ・サクソン系の大統領であり、第一言語が英語ではなかった(オランダ語だった)唯一の大統領。
デショーンジャクソン・・・アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバー。NFLのフィラデルフィア・イーグルスに所属。NFL随一のスピードスター。
モルグ・・・死体安置所。霊安室。