ここでは最も素晴らしいカバーに贈られる。セルフカバーは含まれない。

優秀賞

阿部真央 – Alive

iri – Valarie

宇野実彩子 (AAA) – 恋の罠しかけましょ ～FUNK THE PEANUTSのテーマ～

上白石萌音 – 君は薔薇より美しい

斉藤和義 – 上を向いて歩こう

JUJU – じれったい

土岐麻子 – アイ

藤原さくら – 君は天然色

butaji – トーチ

Yogee New Waves – 月の裏で会いましょう

LiSA – Wake Me Up!

大賞

adieu – やさしい気持ち

Charaの名曲をadieuがカバー。アレンジはadieuにフィットするように絶妙に心地よくダンサブルに作られていて、開放感ある伸びやかな歌に。彼女の透き通る真っすぐな声量感ある歌声はCharaとは大きく一線を画すが、このパターンは「これはこれでありだな」と思わせるほどのポテンシャルがある。これこそカバーソングの真骨頂、と絶賛したくなる。

総評

年々カバーソングの面白みに気付いてくる。実は毎年いろんな人がカバーにチャレンジしている。城田優などの俳優陣から、大瀧詠一やORIGINAL LOVEのトリビュートアルバムまで、幅広いカバーアルバムがリリースされた。中でも上白石兄弟のカバーシリーズは圧倒的な存在感で、アレンジが光る上白石萌音と、総合プロデュースが圧巻のadieu。どちらも甲乙つけがたい、全く別アプローチのカバーだった。阿部真央やiriは海外のアーティストの楽曲をカバーして優秀賞を獲得。見事な表現力で原曲の魅力を損なわない素晴らしいカバーだった。

→2021年間音楽賞一覧へ戻る