この一年間で最もアツい新人に贈る。キャリア等は問わない。
新人の判断基準は筆者の知識次第。
優秀賞
4s4ki
安部勇磨
Cwondo
シュウ・ミウラ
鈴木真海子
TOMOO
なみだ藍
BE:FIRST
大賞
Kroi
今年最も飛躍したバンド、kroi。ブラックミュージックを前面に出しながら日本的なポップスをしっかり盛り込み、ツボをきちんと抑えている。ぐにゃりと捻じ曲げて歌う日本語はもはや英語なのか日本語なのかの判別も難しいが、それだけ音楽への馴染み方が完璧だという事。全員が何をしでかすか分からない不気味さもありながら、活動そのものはとても順調。各ラジオ局からのプッシュも後押しとなり全国へ彼らの名を知らしめることとなった。
総評
2020年よりさらにコロナの状況は悪化し、ほとんどの音楽活動はストップ。デビューしても順風満帆にいったというアーティストはそう多くないはずだ。それでもSKY-HIが企画したTHE FIRSTは大きな話題を集め、BE:FIRSTの鮮烈なデビューへとつながった。一方でchelmicoの鈴木真海子、never young beachの安部勇磨、No BusesのCwondoと、すでにデビューしているグループ・バンドのソロデビューも目立った年だった。4s4kiは魅力的な個性で強烈な印象をシーンに残し、TOMOOは動画の再生回数が軒並み伸びるなど飛躍の年となった。なみだ藍、シュウ・ミウラは将来が期待できる作品をリリースした。来年以降再開されるだろうライブやフェスなどでどう結果を残していくか楽しみな面々である。
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