お待たせしました。年間ベストトラック100の発表です。以下がルールです。

1. 2022年11月~2023年10月までに配信、発売、公開されたシングル、アルバム、EP全ての楽曲が対象
2. リマスタリング等は含まないが、セルフカバーは対象とする

100位~51位

100位 田我流 – Old Rookie
99位 TOMOO – 夢はさめても
98位 星熊南巫 – TOKYO 神 VIRTUAL
97位 Ayumu Imazu – HONEYCOMB
96位 GENERATIONS from EXILE TRIBE – My Turn feat. JP THE WAVY
95位 くるり – 愛の太陽
94位 PAS TASTA – finger frame (feat. 鈴木真海子)
93位 ずっと真夜中でいいのに。 – 綺羅キラー (feat. Mori Calliope)
92位 Travis Japan – Candy Kiss
91位 Mirage Collective, STUTS, butaji & YONCE – Mirage Op.2 (feat. 長澤まさみ)
90位 SUSHIBOYS – 白米
89位 kurayamisaka – cinema paradiso
88位 MONONOKE – room
87位 八木海莉 – 健やかDE居たい
86位 ジェニーハイ – TAXI
85位 A.Y.A & KRICK – TYO
84位 kZm – DOSHABURI (feat. JUMADIBA)
83位 AI – WORLD DANCE (feat. ちゃんみな)
82位 ジェニーハイ – クラシックハイ
81位 Awich – Pussy (feat. MaRI)
80位 加藤 ミリヤ – One Night Party
79位 スピッツ – 未来未来
78位 chelmico – JUNEJULY♡2023
77位 SHE’S – Raided
76位 安田 レイ – Circle (with Yaffle)
75位 挾間美帆 – Abeam
74位 加藤 ミリヤ – ROCK YOUR BODY
73位 三浦透子 – blur and flower
72位 礼賛 – TRUMAN
71位 LAGHEADS – Drivin’ (feat. kiki vivi lily)
70位 ちゃんみな – I’m Not OK
69位 Kan Sano – Pマママ
68位 Skaai – F.N.A.P.
67位 蓮沼執太, Komi & 音無史哉 – Sando
66位 BUMP OF CHICKEN – 窓の中から
65位 武田舞彩 – MOON
64位 砂の壁 – 楽園
63位 蓮沼執太 – Emergence
62位 Shin Sakiura – n.o.y.b (feat. Furui Riho)
61位 Chilli Beans. – daylight
60位 PAS TASTA – blanc benzo (feat. Peterparker69)
59位 星野源 – Orange (feat. MC. waka)
58位 DEAN FUJIOKA – Teleportation
57位 UA – 会いにいこう
56位 安田 レイ – HOME THERAPY (feat. 熊木幸丸)
55位 Helsinki Lambda Club – Chandler Bing
54位 tricot – 不出来
53位 くるり – California coconuts
52位 Official髭男dism – TATTOO
51位 ELLEGARDEN – 瓶に入れた手紙

50位~21位

50位 BE:FIRST – Boom Boom Back
49位 chilldspot – ひるねの国
48位 十明 – 灰かぶり
47位 ヒグチアイ – この退屈な日々を
46位 君島大空 – 世界はここで回るよ
45位 Original Love – 侵略
44位 君島大空 – 装置
43位 緑黄色社会 – ピンクブルー
42位 KID FRESINO – rose
41位 ROTH BART BARON & Safeplanet – BLOW
40位 Shin Sakiura – Amber
39位 YOASOBI – アイドル
38位 Skaai – PRO
37位 新東京 – #Vaporwave
36位 テークエム – Okay (feat. R-指定)
35位 Galileo Galilei – 死んでくれ
34位 宇多田ヒカル – Gold ~また逢う日まで~
33位 カネコアヤノ – タオルケットは穏やかな
32位 The BONEZ – Love song
31位 JJJ – July (feat. SOGUMM)
30位 voquote, reina & さらさ – WISE
29位 Homecomings – 光の庭と魚の夢
28位 君島大空 – ˖嵐₊˚ˑ༄
27位 Shin Sakiura – からっぽ (feat. さらさ)
26位 YUKI – My Vision
25位 蓮沼執太フィル – 呼応 (feat. xiangyu)
24位 柴田聡子 – Synergy
23位 ROTH BART BARON – MOON JUMPER
22位 由薫 – 星月夜
21位 iri – Season

20位~11位

20位 蓮沼執太フィル – HOLIDAY (feat. 塩塚モエカ)
19位 三浦大知 – 能動
18位 indigo la End – 名前は片想い
17位 tricot – #アチョイ
16位 テークエム – たまに思い馳せるよ尼崎
15位 indigo la End – 暗愚
14位 RADWIMPS – KANASHIBARI (feat. ao)
13位 Official髭男dism – 日常
12位 iri – moon
11位 RADWIMPS – 大団円 (feat. ZORN)

10位~4位

10位 Official髭男dism – ホワイトノイズ

“日常”と迷ったけれどこっちで。メタルのギターサウンドさながらで当人たちの趣味がにじみ出ているのに日本随一のポップスになっているの、多分多くのポップスとメタルのはざまで悩んでるアーティストが泣きながら悔しがっているのでは?と思うほど。ギターソロなんかもう完全に”ソレ”で、これにはたまげました。たまげたっておじさんが使いそうな言葉だね、びっくりしましたに訂正しておきます。

9位 君島大空 – c r a z y

多分ドラムとベースだけでも十分撃ち抜かれてたと思う。それくらいにド頭からかっこいい。

8位 Galileo Galilei – 色彩

一音目から羊文学とわかるオリジナリティはもはや説明不要だが、今まで以上にダイナミズムが増幅され、静と動、「鎮魂」をテーマとした歌詞の世界観は十二分にその音楽性を担保している。

7位 三浦透子 – 風になれ

映画「そばかす」が本当に文句なしの最高作品だったこと、その三浦透子が歌っていること、楽曲提供者が羊文学ということ。もうこの組み合わせで完全にやられてしまった。映画、ぜひ見てほしい。こんな映画がもっともっと注目されてたくさん見られてほしい。

6位 さらさ – 火をつけて

多分個人的にカラッとした曲より哀愁ある曲の方が好みで、その点でさらさは嫌いなはずがなくて、その中でも伸びやかな歌声が特徴的な「火をつけて」はすごい曲だと思う。

5位 星野源 – 生命体

毎年毎年新しい星野源が登場し、そして「みんな違ってみんないい」状態を作り上げてしまう星野源。よりサウンド・バンドアンサブル感が強く、セッション的な要素がある。まるでかつて彼が在籍していたSAKEROCKを思い起こさせるようなこだわりが見える。躍動感、生命、エネルギー、そういった表現を安易なBPMによるスピード感でごまかすのではなく、楽器の妙で表そうとしているのが星野源らしい。「命はあがく 行け走れ」と力強く歌うのも印象的。

4位 Laura day romance – sweet vertigo

前年1位に輝いたLaura day romanceが今年も4位にランクイン。複数枚EPをリリースしたがその中でも「Works」に収録されているsweet vertigoを選出。ポップだし比較的アップな曲調なんだけどやっぱりどこか夜感が強くて、それがもうさいっこうによい。いい曲って語彙力なくなってしまうよね、とヘタな言い訳ならいくらでもおもいつくのだが、本当に言葉を駆使して褒めようとするとサビ前のBメロがたまらないんです!としか言いようがなくなる。

3位~1位

3位 Homecomings – euphoria / ユーフォリア

本人たちもこの楽曲には手ごたえを感じており、「こんな音楽できるんだ」「こういうのがやりたかったんだ」という満足感があるそう。きのこ帝国を彷彿とさせる重厚なサウンドに長いアウトロのギターフレーズは何度聴いても飽きない。

2位 さらさ – Virgo

アルバムの一番最後に収録され、冒頭から曇ったようなエフェクトがかけられている本楽曲はチルで終始リラックスしたような耽美さに包まれている。サブベースが効果的に使われ、もういうことがなにもない。2023年を象徴する一曲。

1位 Homecomings – US / アス

本年のベスト企画に度々登場し、もう書くことが正直ないHomecomings。本楽曲についてもベストアルバム企画の方で語っているのでそちらもご覧ください。さて、なにより暖かな歌詞、裏うちのドラムの跳ね方、サウンド面でも歌詞としても本当に非の打ちどころがなく、「私たちのうた」と何度も言い、アライでいつづけることを宣言する。いろんな本やいろんな作品を通して学んだというギターの福富の言葉に深く共感する。日本ではまだまだ少ないアライの人たちのLGBTQ+の歌。もっとこういう自覚的な楽曲がたくさんのアーティストから生まれたらいいな、現に生まれているバンドがあるんだな、というのが、本当に、本当に、心から嬉しいし希望しか感じない。

以上です。

そして、今年もapple musicでプレイリストを作成しました。

ぜひ参考にしてみてください。

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