戦争映画は日本と海外では描き方が全く違う。それがこの映画の一番の感想である。ダイナミックさ、もっと言えば、資金力の違いからくるリアルな映像や斬新な視点と数の暴力。その力強さがこの映画の魅力だ。

「インデペンデンス・デイ」「ホワイトハウス・ダウン」のローランド・エメリッヒ監督が、第2次世界大戦(太平洋戦争)のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦を描いた戦争ドラマ。1941年12月7日、日本軍は戦争の早期終結を狙う連合艦隊司令官・山本五十六の命により、真珠湾のアメリカ艦隊に攻撃を仕掛ける。大打撃を受けたアメリカ海軍は、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを新たな太平洋艦隊司令長官に任命。日米の攻防が激化する中、本土攻撃の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。真珠湾の反省から情報戦に注力するアメリカ軍は、その目的地をハワイ諸島北西のミッドウェイ島と分析し、全戦力を集中した逆襲に勝負をかける。そしてついに、空中・海上・海中のすべてが戦場となる3日間の壮絶な戦いが幕を開ける。キャストにはエド・スクレイン、ウッディ・ハレルソン、デニス・クエイド、豊川悦司、浅野忠信、國村隼ら実力派が海を越えて集結。

映画.comより

物語自体にそこまでのめりこんだこともなかったが、要所要所がすごくきれいで鮮明なバトルムービーが差し込まれ、目を奪われる。

豊川悦司など日本人俳優もキャスティングされ、日本側の視点もしっかり入れている。やはりいつだって山本五十六は頭脳明晰な人間として描かれている。

ずいぶんアメリカよりな…というのは野暮かもしれないが、その辺はまあエンターテインメントとして見ていただいた方が良いかもしれない。