今月もアルバムをまとめました。
アーティスト名 – アルバム名
の表記です。括弧内は
曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き=総合点
の80点満点で採点。ただし暫定的なものかつ主観的なもので作品の良し悪しを定めるものではないのであしからず。あと、何回も聴いているうちに好きになっていくアルバムとかもあるので、年間ベスト発表の頃はごろっと変わっているかもしれません。

さとうもか – Lukewarm (5 4 5 4 3 3 4 3=31)
RAMMELLS – take the sensor (6 6 5 6 6 7 5 5 =46)
SHISHAMO – SHISHAMO5 (6 6 6 7 6 5 6 5=47)
jan and naomi – Fracture (6 6 7 6 5 6 7 6=47)
Negicco – MY COLOR (7 5 6 7 6 5 6 6=48)
BIM – The Beam (7 5 7 6 5 6 6 6=48)
KIKUMARU – 711 (7 7 6 6 6 6 7 6=51)
tipToe. – magic hour (6 6 6 9 7 5 6 7=52)
D.A.N. – Sonatine (8 8 6 6 6 5 7 6=52)
uri gagarm – For (7 7 6 6 7 7 7 6=53)
w-inds. – 100 (6 7 6 7 6 8 8 6=54)

佐藤千亜妃 – SickSickSickSick (8 6 6 8 7 6 6 7=54)
SickSickSickSick

amiinA – Jubilee (8 6 6 7 7 6 7 8=55)
Jubilee (通常盤)

チャットモンチー – 誕生 (7 7 6 7 6 8 8 6=55)
butaji – 告白 (8 8 7 7 6 7 7 7=57)
ゆるふわギャング – Mars Ice House Ⅱ (8 6 7 7 8 7 7 7=57)
BRADIO – YES (8 7 9 7 7 7 6 7=58)

青山テルマ – HIGHSCHOOL GAL (8 5 8 8 7 7 7 8=58)ナイスジャケ
HIGHSCHOOL GAL
昔とは違った形で再注目されるパターンは、去年の荻野目洋子にしろ、今年のDA PUMPにしろ、その系譜は脈々と受け継がれている。青山テルマも、「そばにいいるね」時代とはうってかわって、バラエティでぶっちゃけトークを披露して再ブレイクを果たしている。実は猫被ってました。タイマンしてました。と本音を打ち明ける彼女の意欲作は、90年代のユーロビートをモチーフにしたリバイバルソング。キャッチーで話題性も抜群なので、一回聴いてみてほしい。その一方ですごく海外のトレンドも抑え込んだ「ONIGIRI」とかもあるので今までの青山テルマ像をいい意味で壊してくれると思う。

LEO今井 – VLP (8 7 8 9 7 8 7 8=62)

VLP

多彩な楽曲と惜しみのない洋楽のエッセンスが存分に出た一枚。個人的に好きだと感じるセンスの楽曲ではなかったけどその圧倒的な楽曲群にそれすら黙りこくってしまった。


ヒグチアイ – 日々凛々 (7 9 7 7 8 7 9 9=63)
日々凛々

単独も見たけど、言葉がひとつひとつはっきりと心に届いて、突き刺さるというよりはじっくりしみこむような。卑屈とまではいかないけど、こんなに聴いている人、一人一人をすくい取ってくれるアーティストっていたかなあ。ものすごくミクロな世界観。マイノリティを歌にしているし、なんか自分のためだけに歌われているような感覚になる。姿を見るだけで涙が出そうだし、元気づけられたリそっと寄り添ってくれたり、自分の中でもすごく特別なアーティストになった。この年齢でそういう人を見つけれらたのはすごく貴重だし嬉しい。



羊文学 – 若者たちへ (9 7 7 9 8 9 9 8=66) 
若者たちへ

待ちに待った羊文学のフルアルバム。想像通りだし想像以上に素敵だった。まずジャケが素晴らしい。こんなドアップでしっかり画になるってすごい。別に顔ファンでも何でもなかったけど、ちょっと意識してみてしまいそう。シューゲイズってほどでもないけど、こういうジャンルのいいとこどりって嫌いじゃない。まあもう少しアルバムの中で攻めた曲もあってもよかったのかなとは思うけど。



三浦大知 – 球体 ( 10 10 8 8 9 10 10 8=73)
球体
ネットの音楽通もこぞって絶賛しているのを「んなアホな」という目線で見ていた私。しかし蓋を開けて見たらビックリ、こんなことができるのか三浦!と思わず叫ぶ。決して毎日楽しく聴けるような曲ではないけど、じっくり聴き込む価値のある、久々に簡単に消費できないヘビーな楽曲たちだったと思う。



次は洋楽。

曲 構成 ノリ メロディ 中毒性 後味 表現力 好き=総合点

Kink Gong – Music Is Not a Copy (????????=)
Music Is Not a Copy

判断ができない。さっぱりわからない。良し悪しもつけられない。



No Tongues – Les voies du monde (5 3 4 4 5 5 5 4=35)

Dirty Projectors – Lamp Lit Prose (5 6 4 4 5 5 5 4=38)
LAMP LIT PROSE
Dirty Projectorsだけは何年聴いてもわからないし、いつのアルバムの楽曲かがさっぱりわからない。難しいことしてそうだなぁというのは伝わるが、その良さを感じ取ることはできない。これがおもしろく聴けたらまた楽しいんだろうなあ。



Tee Grizzley – Activated (6 5 5 6 4 5 6 5=42)
Evergreen – Overseas (5 6 6 5 6 4 5 5=42)
The Messthetics – The Messthetics (6 6 6 5 5 6 5 5=44)
Jessie Villa – Slow Motion (6 7 6 6 5 5 6 5=46)
Leon Vynehall – Nothing Is Still (7 5 5 6 5 6 6 6=46)
Tobi Lou – tobi lou and the Loop (7 6 5 6 5 6 6 6=47)
Gorillaz – The Now Now (6 6 6 7 6 5 6 5=47)
Tove Styrke – Sway (7 6 6 6 7 5 6 5=48)
iSubelo, Cuba! – Havana Cultura (7 5 6 6 6 7 6 5=48)
Wallgrin – Bird/Alien (6 8 5 6 7 5 7 5=49)
Andy Jenkins – Sweet Bunch (8 8 5 7 5 5 6 5=49)
Red Velvet – #Cookie Jar (8 7 6 6 6 6 7 6=52)

Kamasi Washington – Heaven and Earth (6 6 7 8 6 7 8 6=54)
HEAVEN & EARTH
カマシワシントンがいかに素晴らしいかはテキストから充分伝わってくるのだが、いかんせん自分がまだまだ未熟なため、彼のよさを全て汲み取ることができない。そのためにこの順位。



iZNiik – Ep 3 (7 8 7 7 6 6 7 6=54)
EP 3 [Explicit]



XXXTENTACION – ? (6 8 7 8 8 6 7 5=55)
?
ラッパーとは結局そういうものなのか、とうっかりまとめて語ってしまいがちになる。いけない、でも事実としてトラブルは多い。ベクトルは違えど、強盗ともみ合いになり殺されたカザフスタンのスター、デニス=デンにも重なるような、まだまだ世の中は平気でこういうことが起きるんだと知らしめられた。


KIDS SEE GHOSTS – KIDS SEE GHOSTS (8 6 6 7 7 7 8 7=56)
Years&Years – Palo Santo (7 8 7 8 7 7 7 7=58)

HYUKOH – 24:How to find true love and happiness (9 9 8 8 8 8 9 8=67)
HYUKOH (ヒョゴ) EP - 24 : How to find true love and happiness
やっぱりHYUKOHは裏切らない。相変わらずバリエーション豊かで緩急のついた飽きのこないアルバム。曲数自体は多くないけれど、十分聞き応えのある、ボリューミーな一作。個人的に、すごく韓国のカルチャーが感じられて、それも好きな理由の一つ。

以上が7月のアルバムでした。