ここでは今年最も活躍した作曲者に贈る。

優秀賞

栗原暁(EXID、King&Prince、私立恵比寿中学)

ヨルシカ(上白石萌音、井上陽水トリビュート)

野村陽一郎(日向坂46、Cinema Staff)

藤原聡(Official髭男dism、映画「コンフィデンスマンJP」主題歌)

坂本龍一(サウンドトラック)

常田大希(King gnu)

野田洋次郎(RADWIMPS、映画「天気の子」サントラ、映画「気まぐれ雲」劇中歌、adieu)

佐藤直紀(映画「マスカレードホテル」)




大賞

Kenmochi Hidefumi
(水曜日のカンパネラ、ソロアルバム、xiangyu)

水曜日のカンパネラのブレーンでありながら、今年は初のソロアルバム「沸騰 沸く ~FOOTWORK~」をリリースし、さらにxiangyuの作曲も担当するなどニュープロジェクトに熱心だったケンモチヒデフミが今年の作曲者賞を受賞。巧みな展開とクセの強いサウンドにのっかるクセの強い歌詞は一度聞いたら忘れられない中毒性を持っている。両アルバムは今年のベスト50にも選出しているくらいに好きだった。



総評

作曲者はバンド活動だけにフォーカスされるものではない。普段何気なく聴いているJPOPには名前が出ることはなくても実はすごい作曲者だったりする。Official髭男dismの藤原聡やKing gnuの常田大希のようなバンド自体の楽曲が注目されるパターンと、RADWIMPSの野田洋次郎のような、タイアップ先の楽曲として大きな話題を獲得するパターンが存在する。そのなかでも「マスカレードホテル」の佐藤直紀や、上白石萌音や井上陽水のトリビュートアルバムの参加など自身の楽曲以外での目立ち方をしたヨルシカのような人も見逃せない。どのアーティストも大変素晴らしく、また、ここに載せられていない人もたくさんいるので、そういった目線から音楽を探してみるのもおもしろいのではないだろうか。

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