キャリア問わず、今年話題をふりまき活躍したアイドルに贈る。アイドルの定義は筆者の独断による。
優秀賞
PiXMiX
Sexy Zone
situasion
TEAM SHACHI
さよならステイチューン
東京女子流
浪江女子発組合
大賞
FAKY
ガールズユニオンとして結成されたFAKYは2013年に結成された5人組アイドル。脱退と加入を経て今に至るが、その楽曲は欧米のポップスを強く意識したもので、英語詞も散見され、歌いまわしはよりグルーヴさを意識している。リズムやサウンドプロダクションもアメリカに強く影響を受け、コンセプトもはっきりしている日本にはあまり多く観られないタイプのグループだ。個々の実力も高く、さすがエイベックスと唸るクオリティ。
総評
次点でsituasionが候補に挙がっていたくらいに彼女たちの楽曲に心を奪われ、TEAM SHACHIのさすがの安定感と爆発力に驚かされた一年。グループ全体のまとまりより、より個々のクオリティとキャラクターが重要になってきたように思える2022年、その中でより大きく育っていくのは至難の業と言えるだろう。男性ボーカルグループの台頭、KPOPの圧倒的なパワーに日本の音楽業界もバランスを大きく変えているが、アイドルはそれでも実直にファンと向き合ってよりよい曲を出すこと以外にない。ジャニーズも入れ替わりが多くなっているが、なにわ男子やTravis japanなど楽しみな存在は多く、来年以降の勢力図は大きく変化することが予想される。
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