キャリア問わず、今年話題をふりまき活躍したアイドルに贈る。アイドルの定義は筆者の独断による。

優秀賞

私立恵比寿中学

Sexy Zone

Juice=Juice

ヤなことそっとミュート

RYUTist




大賞

DISH//

メインボーカルの北村拓海の「猫」によるブレイクも大きなトピックではあるが、バンドとしてのEP「CIRCLE」の成長も著しかったDISH//。柔軟に様々なミュージシャンからの楽曲を乗りこなし、ラップもエレクトロニカもしっかり自分たちのものにできていた。DISH//については記事も書いてます→DISH//がシンプルに素敵すぎる話
大きく揺れた一年だったが、グループの成長を止めなかったDISH//が今年の最優秀賞!!!

総評
身体的な接触がアイドル業界にとって当たり前の時代になった今、まさかこんな事態で全てが書き換わってしまうとは誰も想像していなかったはずだ。オンラインとしての新しいファンとのやり取りは、一方で新たな一面を獲得したものの、依然として厳しい状態が続く。特にアイドル自身のモチベーションの維持は事務所や運営側にとっての課題にもなっている。その中でひと際輝いていたのはJO1やNiziUといったオーディション番組を経てデビューしたグループだ。裏側まですべて見せ、ファン自身にもチーム編成を関わらせることで当事者意識を創り上げ、大きなムーブメントへとつながった。特段目新しい企画でもないが、コロナ禍が逆に人気に拍車をかけたことはまちがいないだろう(今回は彼らをアイドルとしてくくらなかったが)。
個人的にはSexy Zoneの新譜が素晴らしかったこと(それについては記事も書いてます→「POP × STEP!?」から見るSexy Zoneの開かれたポップスと新しい価値観について)、松島聡が復活したことなど嬉しいニュースが続いたのが印象的だった。

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