サメ映画は好きってほどでもないが嫌いでもない。
「あのB級感がたまらない」という気持ちも理解できるが、まぁだからといってのめり込めるわけでもない。

未知の深海で生き延びていた太古の巨大ザメ「メガロドン」に襲われる人々のサバイバルを描いた海洋パニックアクション。「エクスペンダブルズ」「ワイルド・スピード」シリーズなどでおなじみの人気アクション俳優ジェイソン・ステイサムが主演し、「ナショナル・トレジャー」シリーズのジョン・タートルトーブ監督がメガホンをとった。人類未踏とされるマリアナ海溝をさらに超える深海が発見され、沖合に海洋研究所を構えた探査チームが最新の潜水艇で調査に乗り出す。幻想的な未知の生物が生きる深海の世界を発見し、心躍らせる一同だったが、その時、巨大な「何か」が襲いかかってくる。レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、深海で身動きがとれなくなった探査チームの救助に向かうが、そこで200万年前に絶滅したとされる、体長23メートル、体重20トンにも及ぶ巨大ザメのメガロドンに遭遇する。

ジェイソンステイサムの作品は初めてである。アクションをそんなに多く見ないのもあるけれど、初めてなのは意外だなと自分で感じている。
結果的に何が心に残ったわけでもないし、整合性があるわけでもない。こういったパニックアクションムービーにありがちな世界トップの有能な学者たちが好き好んで最前線に行きたがる光景はいつみても笑いをこらえざるを得ない。
そして大体マッチョと心配症はすぐ死ぬ。美人は主人公が助ける。ここまでお決まりが続くと、よっぽどの様式美ファンでもないかぎり、やはり飽きる。
レイン・ウィルソンがいかにも胡散臭い金持ちで、欲深い人間なのでとことん食われてほしいと開始5分からずっと願っていたが、それが叶うまではずいぶんとイライラしたものだ。

とりあえずこの映画にそれほどの価値を見出せるわけでもなく、適当にポテチかじっていたら終わってしまったという印象である。