どうみても漫画が原作だろうなという想像がつく詞、そうなるとあたりか外れ華は結構大きくて、あまり無難な作品をみないのだけれど、この作品はどっちに転ぶのだろう、なんて思いながら鑑賞。

古泉智浩の同名コミックを実写映画化し、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の林遣都、「東京喰種 トーキョーグール」の栁俊太郎、「桐島、部活やめるってよ」の前野朋哉が25歳の童貞3人組を演じた青春コメディ。とある地方都市で暮らす国森信一、吉村達也、高杉誠のボンクラ3人組。それぞれ仕事も恋愛も思うようにいかないまま25歳になり、すっかり童貞をこじらせていた。そんな彼らがついに一念発起し、情けない自分を変えるべく脱童貞作戦に乗り出すが……。「アズミ・ハルコは行方不明」などの監督を務めた松居大悟が脚本を手がけ、黒沢清、滝田洋二郎、篠原哲雄ら名監督のもとで助監督を担当してきた西海謙一郎が長編初メガホンをとった。

映画.comより

ところが、無難という言葉がぴったり当てはまるような作品だった。どびきり面白いわけでもないけれど、童貞三人がちゃんと演じ切っているので成立している。いや、柳俊太郎に関しては、どれだけぼさっとさせてもあふれ出るモテオーラが隠しきれていない。前野朋哉とはわけが違うのだ。まあ一番キモかったのはぶっちぎりで林遣都であり、彼の作り込みは本当にすごい。おっさんずラブではとても愛くるしい後輩でイケメンだったし、パレードでは見事な豹変ぶりだったのに、この捻くれた童貞ぶりは見ているこっちが引く。

童貞を卒業するには強姦しかない、と強く思い込む主人公クンニたちだが、全くもって当然許される行為でもなく。ただ、破たんした完全な間違いを主人公たちの正義とするところは決して悪い話ではない。悪人には悪人なりの正義があるため、それを描くことには何の問題もない。ただ、それを諫める人間があまりにちょっと…だったことが残念だった。あのターミネーターもどき、ありとあらゆる犯罪を犯したという割には怖さが不思議とない。それはあの棒演技だからか。

というか池田エライザってほんと体当たりすぎるんだよな。。アメリカの女優並みの体の張り方。。

主題歌はMANNISH BOYS。斉藤和義と中村達也のユニットで2014年にリリースしていた楽曲を本映画に提供。タイトルはそのまま「GO! GO! GO! Cherry Boy!」。映画のためではなく、前々から自分たちで作っていたというんだからさすが斉藤和義。下品である。