権力者や富豪から華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団「バッドガイズ」の活躍を描く、ドリームワークス・アニメーションによる長編アニメ映画。アーロン・ブレイビーの同名児童文学シリーズを原作に、短編アニメ「ビルビー」のピエール・ペリフェルが監督を務めた。天才的スリのウルフ、金庫破りのスネーク、変装の達人シャーク、肉体派のピラニア、天才ハッカーのタランチュラの5人による怪盗集団・バッドガイズ。これまで派手な盗みを次々と成功させてきた彼らは、伝説のお宝「黄金のイルカ」を狙うが、あと一歩のところで失敗してしまう。逮捕された5人は街の名士マーマレード教授の指導のもと、彼らを「グッドガイズ」に変える実験に参加させられることに。協力すると見せかけて裏をかき、史上最大の犯罪を企むバッドガイズだったが……。英語オリジナル版では俳優のサム・ロックウェル、オークワフィナ、日本語吹き替え版では歌舞伎役者の尾上松也らが声の出演。
映画.comより
日本にはルパン三世という大傑作作品があるが、このバッドガイズは強盗集団だ。動物を擬人化して描かれるアニメーションムービーにありがちなのは、人間からみて恐れられたり嫌われている動物はそれゆえに孤独だったり卑屈になっていたりする、、という展開だが、このバッドガイズたちもヘビやキツネやタランチュラなど、まあ嫌われている。それと同時に、人間にかわいがられている猫や犬などの動物は腹黒で何かをたくらみハメようとしている悪者として描かれがちだ。とかいっちゃうともうこの映画の根幹にふれちゃっている気もするのだが、ようするにそういう映画だ。
家族で見るにはちょうどいいし話もしっかりしているので大人が見ても楽しい。そして古い価値観や誤った認識を押し付けてくるような作品でもない。きっといろんな動物を優しい目で見てくれるようになるんじゃないかな、なんて期待もしたり。
Can’t Stop Won’t Stop – Stop, Drop, Roll
ケミカル・ブラザーズ – GO
Elle King – Feelin’ Alright
裏切り、友情、信念。どれにでもつまづき、ひとつずつ修繕していく。フッドの関係性はそうやって紡がれていく。