こんなにバカで行き当たりばったりなのにドキドキハラハラさせられる映画あは久しぶりだ。いや。、バカで行き当たりばったりだからドキドキするのか。

賄賂はするわ飲酒運転するわもみ消そうとするわ、でもそれ以上に人は轢くわ持ち去るわ母親とおんなじ棺桶に入れるわで無茶苦茶にもほどがある。冒頭30分でおなかいっぱいだ。

ひき逃げ事故の隠蔽工作を図った刑事が窮地に追い込まれていく姿を、「アバンチュールはパリで」のイ・ソンギュン主演で描いたクライムサスペンス。殺人課の刑事ゴンスは母の葬式の日に急な連絡を受け、慌てて警察署へと向かう。その途中、不注意から通行人の男をはねてしまった彼は、男の遺体を隠すため母の棺桶に入れて一緒に埋葬する。ところが、事故の一部始終を目撃したという謎の男チャンミンから脅迫を受けるようになり、次第に追い詰められていく。目撃者チャンミン役に「ファイ 悪魔に育てられた少年」「悪いやつら」のチョ・ジヌン。「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」のキム・ソンフンがメガホンをとり、韓国版アカデミー賞にあたる大鐘賞で監督賞を受賞した。日本では2015年に新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2015/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」で上映。2023年、岡田准一主演のリメイク版が公開されることを記念して、オリジナルの本作もリバイバル公開。

映画.comより

岡田准一で2023年にリメイクされることとなった本作品。日本版も非常に楽しみだが、まずはオリジナル版を。もうずっとはちゃめちゃで追い詰められ続けているからやれること全部やって野郎の精神が本領発揮される。ぼっこぼこにされても返り討ちにしてやるし、追いかけたと思ったら逃げ回ったり。

完全に倫理観がぶっ飛んでいる警察官たちなのでリミッターがなくてよい。とりあえず全員幸せになってはならない人間です。それがおもしろい。